“居住者ゼロ”からの再出発… 半年で約20人が移住し新たに町民に! 中には元復興副大臣も 【福島・双葉町】
- “全町避難”の一部解除から半年
双葉町復興推進課・守谷信雄係長は「本当に嬉しい。お子さま連れのご家族に移住してきて頂けるのはもっと先になるのではと思っていました。双葉町を居住先に選んでいただいてありがたいです」と喜びを語った。
この他、行政関係者も約20人転入し、町の居住者は現在約60人となった。
このうちの一人、初めて双葉町民となった“移住組”の中に、かつて復興副大臣を務め、去年国会議員を勇退した、66歳の浜田昌良さんがいる。
- 復興副大臣から“まちの住人”に
家族を横浜市に残し、単身での移住。なぜ町民として双葉町で暮らそうと考えたのか。
「当時みんなで考えたことや取り組んだことが、どのように進んでいるか、同じ空気を吸いながら見守りたいと思った」
被災者と共に一歩ずつ進めてきた、まちの再生。時間がかかる上、時には方向性の修正が求められる場面もあるかもしれない。浜田さんはそうしたときにも力になれるようにと、移住を決めたという。
そして、浜田さんの移住への思いを後押ししたものが、もう一つ。
- 「新しいカタチ。自分も身を置きたいと思った」
今、その“力”の一つになりたいと町に移住してくる人が増えているが、その顔ぶれは、起業を目指す若者など多彩だ。
「みなさんそれぞれ思いを持ってこちらに来ていて、面白い方たちばかりです。いろいろな方がまちに集まって再生を目指してくのは、まちづくりの新しいカタチだと思います。この中に自分も身を置いてみたいと考えました」
「周辺の町でも、大きな予算が投じられて、世界に誇る巨大プロジェクトが動き出します。ここは革新的なことに取り組める場所です。白いキャンパスを見たときに魅力を感じる方は、ぜひ町に来てチャレンジしていただけたらと思います」
- 地元の方が「帰ってきたくなる」ように
『復興』とは、元に戻ることではなく、町のみなさんが後ろを振り返らず前を向いて歩き出すことだと思う、と話す浜田さん。今度は町民として、地元の方・移住者たちとともに町を盛り上げていく。
- 本取材について
今後も、12市町村に移住してチャレンジしている方や著名⼈など、幅広いジャンルの人物が登場する予定です。
記事でお話しを伺った方は取材のご紹介が可能ですので、ぜひお問い合わせください。
復興の最前線で挑戦を続ける方や、大自然の中で自分らしく生活する方たちの日常を通して、「福島12市町村で暮らす魅⼒」に触れて頂けると思います。よろしくお願いいたします。
※福島12市町村:⽥村市、南相⾺市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、⼤熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村
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