製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」、音声入力機能をリリース
製造現場のハンズフリー化を加速
株式会社Smart Craft(本社:東京都渋谷区、代表取締役:浮部 史也、以下「当社」)は、製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」において、音声入力による操作機能を開始いたしました。本機能により、従来はマウスやタッチで行っていた工程の「開始」「終了」「中断」や「出来高の計上」などの操作を、現場作業者が声だけで完結できるようになります。

■開発の背景
製造現場では、手袋着用や油汚れ、粉塵などにより端末操作が困難な状況が少なくありません。また、端末に触れながらの作業は、ラインの流れを止めたり、手を洗浄したりする手間が発生し、作業効率を下げる要因にもなります。さらに、端末まで手を伸ばして操作する時間さえ惜しいという現場の声も多く、よりスムーズでストレスのない操作環境が求められていました。
当社はこうした課題を解決し、作業効率を低下させることなく安全性と操作性を同時に高めるため、ハンズフリーで直感的に操作できる音声インターフェースを開発しました。
■音声入力機能の特長
音声入力機能は、現場作業者がマイク付きヘッドセットやタブレットに向かって自然に話しかけるだけで、「工程開始」「工程中断」「工程完了」といったコマンドをリアルタイムに実行できます。さらに、生産数量の計上についても同様に即時に登録できるため、帳票記入や後追い入力が不要となり、ヒューマンエラーの抑制とデータ精度の向上に寄与します。
また、音声入力に対しては「開始しました」などの確認音声が自動で返されるため、画面を見ずとも操作が正しく受け付けられたことが音声で即座に確認でき、視線や手を端末に向けることなく作業に集中できます。

■利用者の声
・音声入力により、タブレット操作の回数が大幅に減り、作業に集中できる時間が増えました。
・工程ごとにタブレットまで移動する必要がなくなり、移動のムダや作業中断が少なくなりました。
・「開始」などの音声入力に対し「開始しました」と応答が返るため、画面を見ずに操作完了がわかります。
・タブレット操作のたびに手袋を外す必要がなくなり、作業の流れを止めずに進められます。
■今後の展望
Smart Craftは、AIによる音声認識精度のさらなる向上に加え、ジェスチャー入力やAR連携など、次世代インターフェースの研究開発を進めています。あわせて、他社製デバイスとの連携を強化することで、より柔軟かつ多様な入力方式に対応し、作業環境や運用に最適なユーザーインターフェースを提供します。これにより、製造現場の生産性向上とスマートファクトリー化の加速に貢献してまいります。
■製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」について
Smart Craftは、製造現場の作業指示、進捗管理、実績記録、データ集計・分析といった一連の工程管理業務をタブレットやスマートフォンなどのモバイル端末を用いてデジタル化できるクラウドサービスです。これまで紙やExcelで行われていた作業指示、生産記録、不良実績の管理などアナログ業務のデジタル化により、現場の状況をリアルタイムに見える化し、そのデータを活用することで工場全体のQCD向上に貢献します。
サービスサイト:https://smartcraft.jp/
■株式会社Smart Craft 会社概要
株式会社Smart Craftは「モノづくり産業のニュースタンダードを創る」をミッションに、テクノロジーを駆使したスマートなモノづくり・働き方を推進するソリューションを提供しています。経済産業省「2024年版ものづくり白書」掲載。
会社名:株式会社Smart Craft
所在地:東京都渋谷区初台1-51-1 初台センタービル
代表者:代表取締役 浮部 史也
設 立:2021年6月15日
事業内容: 製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」の開発・提供
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