メタバースでメンタルを整えるMentaRest、経済産業省「先端技術活用メンタルヘルスサービス開発支援事業費補助金」に採択
MentaRestのサービス拡大を目指し、JAST社とコンソーシアムを組成

メタバースでメンタルを整える株式会社MentaRest (本社:東京都 渋谷区、代表取締役:飯野 航平、以下「当社」)は日本システム技術株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:平林 武昭、以下「JAST」)と共同で設立したコンソーシアムが、経済産業省の令和6年度補正予算「先端技術活用メンタルヘルスサービス開発支援事業費補助金(定額補助・上限2,000万円)」に採択されましたことを発表いたします。
◼️補助金事業の背景と内容
職域での「心の健康」投資に関して我が国では、労働安全衛生法により産業医の設置やストレスチェックなどの制度が整備され、企業の取り組みが底上げされてきました。また、健康経営も普及し2024年時点では健康経営優良法人認定制度に申請する法人数は約2万社にのぼります。
一方で、こうした取り組みがコンプライアンス上の取り組みに留まることが指摘されており、職場のメンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合もまだ十分ではありません。また、健康経営施策の課題として「メンタルヘルス不調等の発生予防等」と回答する企業の割合は最も高い状況にあります。
近年では、心の健康と仕事の生産性やワーク・エンゲージメントとの関連が指摘されるようになり、企業の人的資本経営の観点からも、心の健康投資の重要性は今後一層高まっています。
特に、本補助金は、AI・VR・アバターなどの先端技術を活用したデジタルメンタルヘルス(DMH)サービスの社会実装を支援することを目的とし、中小企業等におけるメンタルヘルス対策の高度化・効率化を推進するものです。開発・導入・効果検証といったフェーズを対象とした包括的な支援が行われ、企業の「心の健康」投資を後押しします。
※今回採択された事業者一覧については、事務局(株式会社シード・プランニング)のホームページをご覧ください。
https://www.seedplanning.co.jp/-/2025/dms/serviceprovider.html/
MentaRest採択においては、以下の点が高く評価されたと理解しております。
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先端技術の独自活用:メタバース上でアバターを活用しカジュアルかつ、匿名性の高い対話環境を実現し、従来の対面/オンライン面談では難しかった心理的利用ハードルを軽減。
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中小企業への実装可能性:シンプルなUI設計と柔軟な導入形態により、規模や業種を問わず活用できる支援インフラとしての展開性。
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科学的な効果検証体制:日本システム技術株式会社(JAST)との連携による定量的なサービス評価と、実証に基づくフィードバックループの構築。
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社会的意義と成長性:従業員のメンタル不調予防、エンゲージメント向上、離職防止など、企業の人的資本経営にも貢献しうる仕組みとしての発展可能性。
今後、当社はJAST社と共同で設立したコンソーシアムを活性化し、当社事業に関連する企業やアカデミアを巻き込みながら、メンタルヘルス分野におけるエビデンスベースの支援モデル確立に向けた実証・実装を進めてまいります。
また、当社を含む本補助金事業に採択された企業のサービス導入を検討する企業は、別途サービス導入企業向けに行われる公募に採択されると導入補助(1/2支援、上限あり)が受けられます。
■JAST 担当者コメント
日本システム技術株式会社
未来共創Lab 室長 市原 泰介様(左)、副主任 崔 多蔚(チェ ダウル) 様(右)

「JASTはこれまで、医療・健康分野において豊富なメディカルビッグデータの蓄積と高度な分析技術を活用し、社会課題の解決に取り組んでまいりました。このたび、株式会社MentaRestを中心とするコンソーシアムが、経済産業省「先端技術活用メンタルヘルスサービス開発支援事業費補助金」に採択され、当社がその一員として連携できることを大変意義深く感じております。
近年、従業員のストレスは生産性や離職率など、企業経営に深刻な影響を及ぼしています。当社が保有するメディカルビッグデータの分析結果においても、適応障害やうつなどの気分障害が働き方や組織環境と密接に関係している傾向が見受けられます。
本コンソーシアムでは、当社が蓄積してきたメディカルビッグデータと解析技術を活用し、アカデミアとも積極的に連携しながら、MentaRest社が提供するメタバース型メンタルヘルス支援サービスの有効性を、定量的かつ客観的に検証いたします。取り組みを通じて、企業が安心してデジタルメンタルヘルスサービスを導入・活用できるための科学的基盤の整備に貢献してまいります。
今後もMentaRest社との協働により、両社の強みを掛け合わせた革新的なソリューションを広く提供し、より健康で持続可能な職場環境の実現を目指してまいります。」
◼️当社代表取締役 飯野航平 コメント

当社は私を含め、メンタル不調を経験したメンバーと共に日々事業開発を進めています。
過去の体験から、日常的にメンタルヘルスと向き合う重要性と、現代社会において適切な情報を取得し行動変容する事の難しさを痛感しました。そこで、人々の日常に溶け込み、誰もが親しみを持てるサービスを開発するためにMentaRestを創業しました。
このたび、経済産業省の補助事業において、JAST社と共同で設立したコンソーシアムが採択されたことを大変嬉しく思います。JAST社の有する豊富なメディカルビッグデータと分析ノウハウ、そして当社が培ってきたメタバース空間におけるカウンセリング技術を活用した支援設計を掛け合わせることで、企業のメンタルヘルス課題に対して、より実効性の高い新たな価値提供に取り組むことが可能になります。
本コンソーシアムでは、技術開発だけでなく、エビデンスに基づいた実証と社会実装までを一貫して見据えています。今後もJAST社をはじめとするアカデミア等関係機関と連携を深めながら、私たちが掲げる「誰もが安心して働き、生活し、生き続けられる環境を整える」というビジョンの実現に向けて、より一層精力的に取り組んでまいります。
■ 当社事業について

当社事業では従業員向けのメンタル不調予防を目的とし、メタバース空間におけるアバターカウンセリングサービスを提供しています。健康経営やウェルビーイングの観点から、従業員のメンタル不調予防・休職や離職率低下・パフォーマンスやエンゲージメント向上の施策に注力する企業様から注目を集めています。
一般的なカウンセリングの課題として”心理的利用ハードルの高さ”がありますが、MentaRestはアバターを活用することで利用ハードルを低くしています。東京都市大学の研究によるとアバターを使用する方が自己開示度合いが大幅に上がるという研究結果もあります。
MentaRestは顧問精神科医が監修、在籍カウンセラーは心理資格「臨床心理士」「公認心理師」保有者に限定し、科学的根拠に基づくカウンセリングを提供しています。


今後は従業員個人へのサービス提供に閉じず、企業の組織課題解決への貢献を目指しています。メンタルヘルス、キャリア形成、ビジネススキル向上といった、多角的な企業研修プログラムを展開することで、企業組織の健全な発展に貢献してまいります。

■ 日本システム技術株式会社について
設立:1973年3月26日
コーポレートサイト:https://www.jast.jp
所在地:大阪市北区中之島二丁目3番18号 中之島フェスティバルタワー29階
代表者:平林 武昭
事業内容:DX&SI事業、大学・金融機関向けソフトウェアパッケージの開発、医療ビッグデータを活用したソリューション提供、および海外拠点におけるグローバル事業を展開
■ 株式会社MentaRestについて
設立:2021年9月
URL:https://MentaRest-corp.com/
所在地:東京都渋谷区恵比寿西2丁目20-8代官山パーフェクトルーム606
代表者:飯野 航平
事業内容:メタバースでメンタルを整える「MentaRest」の開発・提供
Emai:info@mentarest.com
■ MentaRestの導入・出資・協業に関するご相談
MentaRestの導入・出資・協業に関するご相談をご希望される方は下記サイトのお問合せフォームよりご連絡ください。
株式会社MentaRest
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