【ウェディングフォトの調査レポート】フリーランスで活躍するフォトグラファーが本音で回答! 多様化するニーズや困りごとからトレンド予測まで解説
「ITの力で多様性のある働き方に変えていく」をミッションに掲げる、株式会社ウェルビーイングス(本社:東京都港区六本木、代表取締役:大泉 弘晶)は、運用する写真の出張撮影マッチングサービス「ふぉとる」に登録するフォトグラファーを対象に、「ウェディングフォト」に関するアンケート調査を実施いたしました。
■調査の背景
結婚式市場は、少子高齢化や晩婚化・未婚化、経済的な理由や価値観の変化などにより縮小傾向にあります。
一方で、結婚の記念やSNSで共有する美しい写真を撮りたいというウェディングフォトニーズは高まり、市場も拡大傾向です。
そうした背景の中で、これまでウェディングフォトに関する調査は数多く実施されていますが、新郎新婦を対象とした調査が多いことに気づきました。
そこで今回は、フリーランスで活躍するフォトグラファーに注目し、撮影場所やポーズ・構図などのニーズと同時に、困りごとについて聞きました。
■調査結果のまとめ(概要)
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現在のウェディングフォトに関して、明確なひとつのトレンドがあるというよりも、新郎新婦のニーズがより多様化してきていることが分かった。
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今後のウェディングフォト市場においても、さらなる多様化が進み、フォトグラファーは新郎新婦のこだわりやニーズに応えるべく柔軟な対応が求められると考えられる。
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ロケーションフォトの撮影場所は、「海」が圧倒的な人気を誇り全体の44%を占める。公園19%、山・森は8%。
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写真だけでなく動画撮影のニーズを感じてるフォトグラファーが71%もいる。
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ウェディングフォトの課題は「天候」が群を抜いて多く58%、次に「撮影申請などの手続き」が14%。
▼詳細記事
【ウェディングフォトの調査レポート】フリーランスで活躍するフォトグラファーが本音で回答! 多様化するニーズや困りごとからトレンド予測まで解説
■調査概要
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調査期間:2025年5月14日(水)~5月31日(土)
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調査方法:「ふぉとる」会員へのアンケート
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調査対象:全国各地で活動する「ふぉとる」登録フォトグラファー
※ウェディングフォトの撮影経験があるフォトグラファーの回答のみを抜粋
※有効回答者数:78名
■調査結果の詳細
新郎新婦のニーズについて
【①新郎新婦様から要望が多い撮影場所はどこですか?】

【②ロケーションフォトの場合、どのような場所での撮影が人気ですか?】

【③ウェディングフォトの撮影において、新郎新婦から求められていることは何だと思いますか?】

【④写真撮影だけでなく、動画撮影のニーズを感じることはありますか?】

【④新郎新婦から要望が多いポーズや構図はどのようなものですか?】

【⑤近年、人気のある撮影スタイルやトレンドを教えてください。】

その他には「部分取り撮影(手や口元より下の写真で雰囲気重視)」「ペットと一緒」「思い出のグッズと」「依頼者による」など、さまざまな回答がありました。
【⑥以前と比べて、ポーズや構図の傾向に変化はありますか? 】

「ある」のうち、「アイテム持参」「小物を使う」がもっとも多く、7名が回答。
「多様化」「様々なご依頼があるので、特に傾向というものはないと感じる」という回答の通り、コメント内容は多岐にわたり、特定の傾向は見られませんでした。ライティングやレタッチ方法、アルバム構成を考えての撮影など、新郎新婦からフォトグラファーへの具体的なリクエストが寄せられることも分かりました。
<一部の回答を抜粋>
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「遠写が多い」
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「ポートレート」
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「ガチガチなポーズは好まれない傾向がある」
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「基本を押さえたうえで遠景やシルエットをよく希望されます」
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「形に捉われたくない傾向がある」
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「動きのあるシチュエーション」
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「望遠を使い圧縮効果を使います」
【⑦新郎新婦様から、ウェディングフォトに関して特別な要望や依頼を受けることはありますか? 】

「お互いからのサプライズ撮影を要望されることが増えた」という印象的な回答が1件ありました。
ニーズの多様化に対応するスタイルが広がったことで、個々の希望を自然と受け入れるようになり、フォトグラファーが特別な要望・依頼と意識することが少なくなってきているのかもしれません。
フォトグラファーの課題について
【⑧ウェディングフォトの撮影現場で困ることは何ですか?】

その他には、「天候と撮影申請」の2項目を選択したフォトグラファーもいた。他にも「映り込みへの対応」「ヘアーメイク」という回答があった。ウェディングフォトは、撮影カット数・撮影時間・価格があらかじめ決定したプランとして販売されていることが多いため、プランの枠を越える対応が求められた場合に困っていると考えられる。
【⑨新郎新婦とのコミュニケーションで難しいと感じることはありますか? 】

「ある」の回答には、「新郎と新婦のモチベーション格差」「口数が少ない方の希望のくみ取り」「インバウンドが多いので言葉の問題と価値観の違いがある」などがあった。また、「お客様に撮影イメージがない。なんかいい写真」といった、漠然とした要望への対応に難しさを感じているフォトグラファーもいた。
さらに、新郎新婦とフォトグラファーが使用するコミュニケーションツールへの課題も判明した。
今後のトレンドについて
【⑩今後のウェディングフォトのトレンドはどのように変化していくと思いますか?】
※N=77(「分からない」14人、「無効」1人)/自由記述回答
カジュアルさやラフな雰囲気での撮影、動画が増える・縦写真(SNS用)、よりオシャレ・より映える・より個性的、写真だけのウェディングが増えるなど、複数のフォトグラファーが共通するキーワードを含むコメントで回答しているものの、トレンドになるほどの大きなインパクトがあるとは考えにくい。また価格についても「低価格化が進む」という回答がある一方、「二極化が進む」と感じているフォトグラファーもいた。
1つのトレンドが生まれるのではなく、さらなる多様化が進み、フォトグラファーは、新郎新婦のこだわりやニーズに応えるべく柔軟な対応が求められると考えられる。
<一部の回答を抜粋>
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「ウェディングっぽくない撮影が増えていきそうな気はしています」
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「個性を活かしたスタイルでの撮影が増えるのではないかと思っています」
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「カジュアルな雰囲気も増えていく
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「カチッとしたポーズより、より自然な表情」
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「こだわるお客様か、安価を求めるお客様の二極化」
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「サプライズ!プロポーズ!が増える」
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「スタジオでのクロマキー撮影や、8Kプロジェクションをバックにした撮影」
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「ドラマチックアート的な写真」
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「より2人らしさを追求する」
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「体験型やアクティビティ思考」
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「低価格・高クオリティ・撮影枚数増・アルバムは自身で作る」
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「ロケーションでも、スタジオのような飾り付け」
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「ロケーション重視になるかもしれない。特殊な撮影、背後爆発撮影やコスプレで撮影して欲しいなど」
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「映え写真が好きな方とシンプルが好きな方など様々。今後もそんなに変わらないと思う」
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「街撮りやカジュアルや面白い、個性のあるウェディングフォト」
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「他者との差別化がより強調される。反面、親族との関係性がわかるようなプライベートな写真も増えるように感じる」
■出張撮影サービス「ふぉとる」について

「ふぉとる」は、撮影を希望する人とプロのフォトグラファーをオンラインでつなぐサービスです。
ウェディングフォトのほか、ニューボーン、マタニティ、成人式、七五三、お宮参りなど、人生の節目となるイベントを記録に残す撮影から、家族写真、お食い初め、長寿/還暦祝い、スナップ写真など、幅広い撮影ニーズに対応しています。
(公式HP:https://www.photoru.jp/)
■株式会社ウェルビーイングス 会社概要
副業・複業の希望者やフリーランスと企業を結ぶマッチングサービス、知識習得やスキルアップを実現するオンラインスクールなどの事業を通して、多様な働き方を応援し、企業と働き手の成長に貢献します。
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会社名:株式会社ウェルビーイングス
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代表者:代表取締役 大泉 弘晶
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所在地:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー8F
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設立:2022年1月
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事業内容:・キャリア支援事業
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