【世界初・自治体初】ブロックチェーン×防災DXで「誰も取り残さない」社会へ飯塚市DID/VC防災実証実験を開始

〜日本初のブロックチェーン推進宣言都市・飯塚市で、防災教育と避難所認証を一体化した実証実験がスタート〜 2025年12月22日 Turing Japan株式会社

Turing Japan 株式会社

Turing Japan株式会社は、福岡県飯塚市の「令和7年度飯塚市先端情報技術実証実験サポート事業」の採択プロジェクトとして、防災分野において世界初となるDID/VC(分散型ID・検証可能な証明書)を活用した実証実験を2025年12月より開始いたします。

本プロジェクトは、渋谷Web3大学、株式会社かんがえる防災、Turing Japan株式会社の3社連合に加え、渋谷Web3大学Createコースメンバーを含む総勢15名以上のプロジェクトチームが、それぞれの専門性と情熱を持ち寄り、「防災×ブロックチェーン」という前人未踏の領域に挑みます。

【実証実験報告ページ】
https://www.shibuyaweb3univ.com/iizuka-didvc

■ 実証実験の概要

【5年後の"当たり前"を、飯塚市から始める】

インターネットが社会のインフラになるまで30年かかりました。「メールは失礼」「ネットで買い物なんてありえない」そう言われていた時代から、今では誰もが当たり前に使っています。

ブロックチェーンは、そのインターネットの進化形です。「自分の情報を、自分で持つ」—言葉にすれば当たり前のこと。けれど、インターネットの世界では、それが実現できていませんでした。その壁を、ブロックチェーン技術がようやく突破しようとしています。

本実証実験では、防災を学びながら得た証明書が、災害時の避難所認証になる「一つの証明書、二つの価値(One VC, Two Values)」というコンセプトのもと、平時と有事をつなぐ新しい防災の形を検証します。

■ 実証実験の独自性:世界初の3つの実証パターン

DID/VCの発行から認証までの一連の流れを、防災という実際のシミュレーションの中で検証することは、まだ誰もやっていません。本プロジェクトは、防災分野でのDID/VC実証として、日本初、世界初、自治体初の挑戦です。

【パターン1:イベント連動発行型】

・対象:FBA2025(Fukuoka Blockchain Alliance 2025)イベント参加者(約30名)

・技術基盤:IOTA(パブリックチェーン)/ Turing Certsプラットフォーム

・実証日:2025年12月23日 飯塚市役所にて避難所受付シミュレーション

【パターン2:継続学習型】

・対象:8週間・全56問の防災クイズプログラム参加者(約30名)

・技術基盤:IOTA(パブリックチェーン)/ Turing Certsプラットフォーム

・実証日:2026年3月20日 飯塚市制20周年記念式典にて避難所受付シミュレーション

【パターン3:コンソーシアムチェーン型】

・対象:飯塚市制20周年記念式典参加者(約30名)

・技術基盤:東芝(コンソーシアムチェーン)/ Turing Certsプラットフォーム

・実証日:2026年3月20日 飯塚市制20周年記念式典にて避難所受付シミュレーション


■ 「かんがえる防災」クイズプログラム

「避難指示が出たら必ず避難所へ行くべき?」—○も×も、どちらも正しい。状況によって答えは変わるからです。

本プログラムでは、マニュアルを覚えるのではなく、「考える力」を育成します。毎週月曜日にLINEで届く7問のクイズ。8週間・全56問の継続学習が、いざというときの判断力になります。

遠賀川の氾濫リスク、令和5年7月豪雨の経験、地震が少ない地域特性など、飯塚市の現実に基づいて設計されたクイズは、実証実験後も飯塚市の永続的な防災教育資産として公開されます。

クイズ監修を担当する株式会社かんがえる防災の髙木敏行代表は、元消防士として11年9ヶ月の現場経験を持ち、福岡県福智町の防災アドバイザーも務めています。「災害というのは、想定できることは実はそんなに多くなくて、常に想定できないことが起こる」という現場からの知見が、本クイズの根幹にあります。


■ 実施スケジュール

2025年12月23日 FBA2025イベント@飯塚市役所【第1回実証実験】

2026年1月上旬〜3月上旬 8週間・全56問 防災クイズ配信

2026年2月17日 渋谷Web3大学 3周年イベント@渋谷【中間レポート発表】

2026年3月20日 飯塚市制20周年記念式典【第2回実証実験・最終レポート発表】

■ なぜ飯塚市なのか

飯塚市は、令和3年11月に国内初となる「ブロックチェーン推進宣言」を行い、ブロックチェーン技術を核とした新産業の創出を目指す「飯塚市産学官産業共創ビジョン」を策定するなど、日本で最もブロックチェーンに明るい自治体として知られています。

「誰も取り残さない」とは、全員にデジタルを強いることではありません。得意な人が苦手な人を支え、その対話の中で地域のつながりが生まれる。技術は見えなくていい。人と人が関わり合うことこそが、命を守る力になるのです。

ここで見えてくる課題は、飯塚市だけのものではありません。日本が、世界が、これから必ず直面する問いの先取りです。その知見を、政策提言へ、制度設計へ、次の時代の標準へと届けていきます。

■ 最強の3社連合 × 多様な専門家チーム

世界初の挑戦には、どれか一つでも欠ければ成り立たない、3つの専門性が必要でした。そして、その専門性を最大限に発揮するために、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集結しています。

【渋谷Web3大学株式会社】

全体統括・プロジェクト管理・ブランディング・クイズ設計・クイズ作成

Web3技術の社会実装に取り組む実践型コミュニティ。飯塚市との連携窓口として全体調整を担い、複雑な技術を「見えない」形で届けるUI/UX設計を主導。

<プロジェクトコアメンバー>

・学長 hajimex🎸(北村 元)

・アシスタント 激辛ちゃん🌶

<渋谷Web3大学 Createコースメンバー>

本プロジェクトには、渋谷Web3大学のCreateコースで「社会実装」を学ぶメンバーが参画。それぞれの専門領域を活かし、世界初の実証実験を共に創り上げています。

・前山 諭(前山倉庫株式会社 代表取締役社長)

・栗本 豪(JR東海 イノベーション推進室)

・後藤 裕平(JR東海 イノベーション推進室)

・Nguyen Thu Quyn(クイン)(1BITLAB CEO)

・長谷川 賢哉(一般社団法人リスクファイナンス研究所 代表理事、公認会計士・税理士)

・山中 翔太(Delight株式会社 代表取締役)

【株式会社かんがえる防災】

防災実証実験監修・かんがえる防災クイズ監修

地域密着型の防災コンサルティング企業。「正解のない問い」で考える力を育む防災クイズを防災エキスパートとして監修。

Mission「防災・減災を社会のあたり前にすることです」を掲げ、被災後も安定した生活が継続できる社会づくりに取り組んでいます。

・髙木 敏行(代表取締役社長)

元消防士(消防司令補/11年9ヶ月)、防災士、危機管理士

福岡県福智町 防災アドバイザー(2022年度〜)

福岡県久留米市地域防災連携会議(2025年)

福岡県みやま市大規模災害発災時 机上訓練企画運営(2025年)

福岡県直方市11学校区自主防災組織 地域防災研修(2025年)

佐賀県内閣府モデル事業 災害対応と地域との繋がりをBCPで考える(2025年)

【Turing Japan株式会社】

ブロックチェーン証明書技術・DID/VCシステム構築

DID/VC証明書発行プラットフォーム「Turing Certs」を提供。世界13カ国で導入され、600万枚以上の発行実績と550以上の発行組織との連携実績を持つ、グローバルスタンダードの技術基盤。

台湾ではデジタル発展省をはじめ40以上の政府機関で導入。WHO(世界保健機関)のボランティア証明書、台湾経済省の再生可能エネルギー証書、日本のTrusted Webなど、国際機関・政府機関での実運用実績で、本実証実験の技術的信頼性を支えています。

・石川 真理(代表取締役社長)

City-Tech Tokyo 2023 Top7 & 特別賞 東京都賞受賞

Rocket Pitch Night Festival 2023 優勝

Fintech Innovator Summit 2025 SBI賞

FINSUM 2025 Finalist

Startup Japan Expo 2025 Exclusive Pitch Stage for Asia Startups Winner

■ 実証実験で明らかにすること

本プロジェクトでは、防災という命に関わる領域で、DID/VCの発行・受け取り・表示・認証という一連の流れを実際に動かし、何が機能し、何が課題として残るのかを明らかにします。

【検証項目】

・DID/VCサプライチェーン全体の課題抽出

・自治体発行モデルの検証(アウトソーシング可能性、法的位置づけ)

・セキュリティ設計の仮説検証(「改ざんの動機が生じない設計」の妥当性)

・将来のマイナンバーカードとの比較検証への基礎データ

やってみるからこそ見えてくる課題があります。成功も失敗も含めて、その結果を透明に公開し、次の挑戦者への道標とすること。それがこの実証実験の使命です。

■ 今後の展望

本実証実験で得られるデータは、技術改善だけでなく、制度設計や規制改革への提言、さらには将来のマイナンバーカードとの比較検証への橋渡しとなる貴重な知見です。

実証実験レポートは以下の形で活用を予定しています:

・デジタル庁・総務省への政策提言資料

・他自治体への展開モデル

・学会・論文発表による学術的価値創出

3社連合とCreateコースメンバー、そして飯塚市との協働により、本プロジェクトは単なる技術実証にとどまらず、「誰も取り残さないデジタル社会」の実現に向けた政策形成への貢献を目指します。

未来を待つのではなく、未来を創る。その一歩が、ここから始まります。

■ 本件に関するお問い合わせ先

【Turing Japan株式会社】

代表取締役社長:石川 真理

設立:2024年5月16日

親会社:Turing Space Inc.(アメリカ合衆国)

グループ会社:Turing Chain Ltd.(台湾)

URL:https://turingcerts.com/

■ 連携組織

【渋谷Web3大学株式会社】

所在地:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39F(WeWork内)

代表取締役:北村 元

設立:2021年1月4日

事業内容:Web3/生成AI研修、社内報・サステナビリティレポート制作、PoC共創

URL(渋谷Web3大学):https://www.shibuyaweb3univ.com/

【株式会社かんがえる防災】

本社:福岡市博多区博多駅前四丁目27-5-302

営業所:東京都品川区西五反田2丁目19-12

代表取締役社長:髙木 敏行

創業:2019年8月1日(現在6期目)

Mission:防災・減災を社会のあたり前にすること
URL:https://kangaerubousai.co.jp/


【飯塚市】

https://www.city.iizuka.lg.jp/

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会社概要

Turing Japan 株式会社

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URL
https://certs.turingchain.tech/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-10-15
電話番号
-
代表者名
石川 真理
上場
未上場
資本金
500万円
設立
2023年05月