Green AI、1億2,000万円の資金調達を実施〜脱炭素計画策定システムの機能強化と事業拡大に向けた体制構築へ〜

株式会社Green AI

脱炭素計画策定システム『Green AI』を提供する、株式会社Green AI(本社:東京都千代田区、代表取締役:鈴木慎太郎、以下「Green AI」)は、J-KISS型新株予約権(2ndクローズ)による資金調達を実施し、株式会社脱炭素化支援機構(JICN)およびスパークス・アセット・マネジメント株式会社が運営する未来創生3号ファンドから総額1億2,000万円を調達したことをお知らせいたします。

Green AIは本年5月のJ-KISS型新株予約権(1stクローズ)による約4,100万円の資金調達以降、順調に国内のユーザー企業・パートナー企業へのサービス導入を進めたことに加え、8月には台湾の政府系シンクタンクである中華經濟研究院とMoUを締結し海外進出への第一歩を踏み出しました。

本資金調達により、Green AIは脱炭素計画策定システムの機能強化と、事業拡大に向けた体制構築への投資を加速いたします。

1. 調達の概要

項目

内容

調達ラウンド

J-KISS 2ndクローズ

調達額

1億2,000万円

出資者

株式会社脱炭素化支援機構、未来創生3号ファンド

目的

プロダクト開発強化、組織体制の拡充、マーケティング・顧客基盤の拡大など

調達日

2025年9月26日

2. 調達資金の主な使途

本調達により得た資金は、以下の用途に重点的に投資いたします:

プロダクト開発・運用体制の強化

● 開発エンジニアの採用、新機能の追加開発、既存機能の改善、海外仕様の開発

事業・顧客対応体制の拡充

● 事業企画・機能企画・営業・パートナーシップなどを担うビジネスメンバーの採用

● ユーザー企業・パートナー企業への導入拡大に向けた、国内外でのプロモーション活動強化・展示会への出展

新規事業への成長投資

● 新規サービスや新機能の検討、および海外市場への展開を含む新規成長投資

3. 今後の展望

国内において、排出量取引制度やSSBJ基準の導入が近づく中で、排出量算定の次のステップとしての脱炭素計画策定・CO2削減のニーズはさらに拡大すると見込まれており、製造業を中心にユーザー企業・パートナー企業へのサービス導入を加速します。

海外への本格展開を見据え、グローバルに通用するサービスとして成長を目指します。

また、今後さらなる事業拡大に向けて、シリーズAラウンドによる追加資金調達も計画しており、プロダクトの市場浸透と事業基盤の強化を一層加速してまいります。


■投資家コメント

株式会社脱炭素化支援機構(JICN)

事業推進第一部 部長(スタートアップ統括)  福井 義高様

内外地域や企業規模を問わず経済性のよい対策を提案する脱炭素計画策定システムを提供される株式会社Green AIへ出資参画できたことを大変喜ばしく思います。今後、株式会社Green AIの事業が拡大してゆくことによって、日本企業の底力が向上し環境価値と経済価値の循環につながっていくことを期待しております。

脱炭素化支援機構は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、脱炭素に資する多様な事業への呼び水となる資金供給を積極的に行ってまいります。

スパークス・アセット・マネジメント株式会社 

取締役 次世代成長投資本部長  出路 貴規様

Green AIは、1,700超の脱炭素施策データベースと特許取得済みの自動策定エンジンを基盤に、経済合理性と排出削減を両立する革新的なソリューションを提供しています。製造業が日本経済を支えてきた歴史の中で、省エネ技術はまさに日本が世界に誇れる強みとして長年培われてきました。Green AIがその技術とノウハウを継承し、独自のアルゴリズムと掛け合わせることで、各企業に合った脱炭素計画の推進を後押ししています。Green AIは企業の脱炭素化を牽引するとともに、日本が誇る省エネ技術を海外へ展開するKey Playerとして今後の更なる成長が期待されます。持続可能な社会の実現に向け、私たちとしてもGreen AIの挑戦を力強く後押ししてまいります。

■代表者コメント

株式会社Green AI

代表取締役 CEO   鈴木 慎太郎


『Green AI』は、すでに多くの企業・組織に導入いただいておりますが、私たちが掲げる「脱炭素と経済性の両立」というビジョンを本格的に実現するために、よりプロダクトを進化させていかなければなりません。


今後は、以下5点について強化してまいります。
①現場での施策実行とコスト削減を実現するための情報・仕組み・サポートの強化
②自動車業界をはじめとする製造業におけるサプライヤーの排出量・コスト削減の推進
③パートナー連携の深化と、パートナーのお客様向け提案のパッケージ化
④台湾をはじめとする海外展開の加速
⑤上記を持続的に推進するための採用・組織体制の強化


資金調達は、ゴールや成果ではなく、これから始まるより大きな挑戦へのスタートであり、より一層気を引き締めて、今回ご出資いただいた株式会社脱炭素化支援機構(JICN)および未来創生3号ファンド(スパークス・アセット・マネジメント株式会社)、ユーザー企業、パートナー企業のご期待にお応えできるよう、チーム一同邁進してまいります。

今後とも変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

■株式会社Green AIについて

株式会社Green AIは、「環境(Green)」と「テクノロジー(AI)」を組み合わせ、企業の脱炭素経営を支援するスタートアップです。
脱炭素ロードマップ策定システム『Green AI』は、専門知識がなくても短時間で計画を立てられるシステムで、AIが1,700件以上の省エネ・脱炭素施策から最適なものを選び、CO2削減量や投資回収年数をすぐに算出することで、脱炭素とコスト削減を同時に実現します。
さらに、計画策定(Plan)だけでなく、実行(Do)、モニタリング(Check)、改善・計画修正(Act)まで支援し、工場や事業所ごとにエネルギー・排出量削減のPDCAを回せる実行型のプラットフォームです。


私たちはまず「電気代・ガス代の削減」につながる省エネと再エネを重視しています。水素・バイオ燃料・CCSなどの大幅にCO2を下げる一方でコスト増になる技術は中長期的に重要ですが、企業が最初に取り組むべきはコスト削減につながる省エネと再エネです。
これは、化石資源依存緩和、電気・ガス料金の価格変動リスクの緩和につながり、仮に「地球温暖化防止」という観点がなかったとしても、必ず取り組むべきことです。
Green AIは、省エネ・脱炭素施策を集約・分析し、最適な打ち手を提示することで、脱炭素の“経済的ハードル”を下げ、より多くの企業が一歩を踏み出せる未来を目指しています。

■会社概要

● 社名:株式会社Green AI

● 代表取締役CEO:鈴木 慎太郎

● 事業内容:脱炭素化計画策定・GHG削減システム『Green AI』の企画・開発・運営・販売

● 創業:2023年3月

● 企業URL:https://green-ai.app/

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Green AI
担当:渡邊・淺野
Email:press@grn-ai.com

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会社概要

株式会社Green AI

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URL
https://greenai.app/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田小川町3-28-5 axle御茶ノ水 C15
電話番号
-
代表者名
鈴木慎太郎
上場
未上場
資本金
4530万円
設立
2023年03月