革新的キャリアカー【Zモデル】導入50両を達成──ゼロが描く物流の未来、浜名ワークスとの“共創”が生み出す革新
車両輸送のリーディングカンパニー、株式会社ゼロ(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:高橋俊博、東証スタンダード:9028)は、キャリアカーのトレーラー分野で国内シェア首位を誇る株式会社浜名ワークス(本社:静岡県浜松市、代表取締役:田村元)と共同で開発した次世代キャリアカー「Zモデル」の導入台数が、この度50両に到達いたしました。
ゼロが目指す未来への取り組みと、浜名ワークスの確かな技術が“共創”することで生まれたZモデルは、物流業界が直面する課題解決と、持続可能な未来の実現に向けた当社の挑戦を象徴するものです。

ゼロが描く、未来の物流への取り組み
ゼロでは、深刻化するドライバー不足や働き方改革への対応、EV化の進展といった物流業界の喫緊の課題に対し、単なる新型車両の導入に留まらない、根本的な解決策を追求してまいりました。その中心にあったのが、「ドライバーが誇りを持ち、安全に、そして快適に働ける環境とは何か」という視点です。このゼロの取り組みが、キャリアカーを手がける国内メーカーとしてキャリアカー全般を製造し、とりわけトレーラー生産では国内唯一の専門メーカーである浜名ワークスとの共同開発へとつながり、Zモデルが誕生いたしました。
当プロジェクトは、ゼロが描く物流の未来像を実現するための重要な一歩として位置づけられています。今回の50両達成は、現場での運用と、ドライバーからの声を反映した粘り強い改良を通じて、その取り組みが確かな成果を結んだものと考えております。
“共創”が生み出した革新性~Zモデルの挑戦
Zモデルは、ドライバーの安全と快適性を徹底的に追求し、効率的な輸送を可能にするため、ざまざまな革新的な機能を搭載しています。最大積載量を増やすことで、EV車をはじめとする重量のある車両の積載を可能にし、またスマートフォンによる遠隔操作や誤作動防止システムの搭載により、高所作業や乗り降りの回数を大幅に抑制しています。これにより、従来以上の安全性と作業効率が飛躍的に向上いたしました。
さらに、トレーラー側にバッテリーと油圧ユニットを搭載したことで、トラクタのエンジンを停止した状態でも荷扱い作業が可能となり、騒音やCO2排出量の抑制にも貢献する車両となっています。
ゼロの熱意に応えた浜名ワークスの挑戦
Zモデルの開発にあたっては、ゼロの未来への取り組みに対し、浜名ワークスが技術と知見を最大限に活かし、真摯に応え続けてくださいました。浜名ワークスの技術部 森上部長は、共同開発の依頼を受けた当時を、
「ゼロ様からは課題を『一緒に考え、一緒に解決してほしい』というご依頼をいただいたのです。特に興味深かったのは、最初にゼロ様の中期計画を説明されたことです。『私たちはこんなふうにしたいんだ。そしてこういう課題があるから、一緒に考えてくれないか』と。ドライバーの採用や退職問題に苦悩する現状も共有いただき、ドライバーにとって好まれるトレーラーとは何か、それを実現するために何をしていかなくてはならないかということを、さまざまな現状を含めてお話しいただきました。『一緒に考える』という経験は我々にとっても初めてだったので、時代が変わったなと強く感じましたね」と振り返っています。

Zモデルの導入・改良には、現場のドライバーの声が不可欠でした。開発当初から関わっていたカスタマーサービス本部 センターサポート部の稲蔵次長(当時/現:整備事業本部 機材管理部 次長)は、ベテランのキャリアカードライバーにZモデルの試運転を依頼し、率直な意見や提案を募ったと言います。
「可能な限り多くの意見を取り入れて改良に反映しています。全ての意見を取り入れることはできませんが、『これだけは付いていないと危険・ドライバーに負担をかける』というようなものは、優先度を考えながら設計に取り入れました」と、現場の安全と働きやすさを追求する想いを語っています。

現場が語るZモデルへの期待
今回、Zモデルが初めて導入された西東京CSCでは、小島センター長が今後の活用に期待を寄せています。「最新型は従来モデルと比べて操作性がさらに向上していると聞いていますので、まずは経験豊富なドライバーから乗り慣れてもらい、その後、複数名が扱えるように運用体制を整えていく予定です」と述べ、Zモデルがもたらす現場への変革に期待しています。
浜名ワークスの特装営業部 中村係長も、「一から車両を開発させていただいたのは、私自身もゼロ様が初めてでしたが、やはりそういう仕事は非常にやりがいを感じました。だから、もっともっと良くしていきたい、という思いで、ここまでやってきたと思っています」と、開発にかける熱意を語り、今後への意気込みも見せました。
Zモデルが拓く、未来への扉
Zモデルは、単なる輸送機材の枠を超え、ゼロと浜名ワークスが共に未来の物流を“共創”する象徴です。EV化に伴う車両の重量増加、環境対応、そしてドライバーがより安心して働ける環境づくり。これらの課題に対し、Zモデルの開発で培った技術と現場の声を、今後の車両選定や輸送体制の改善に反映し、持続可能な物流インフラの実現に向けて挑戦を続けてまいります。
より深く知るには
Zモデルの詳細は、当社公式noteでもご紹介しています。開発を手がけた担当者や、製造を担う浜名ワークスのメンバーが語る、開発の背景や想いなどを掲載していますので、ぜひご覧ください。
■株式会社ゼロについて
当社は、「安全・確実・迅速」をモットーに、新車・中古車をはじめとする各種車両輸送、港湾運送、車両整備、輸出入関連業務などを全国規模で展開する総合ロジスティクス企業です。長年の経験とノウハウを活かし、お客様のサプライチェーンにおける課題解決に貢献しています。
URL:https://www.zero-group.co.jp
■メディア・取材のご案内
株式会社ゼロでは、今回の取り組みについて、各種メディアの皆様からの取材依頼を随時受け付けております。現場におけるドライバーの活躍、デジタルツールの導入、全国ネットワークの活用や研修による現場支援の取り組みなど、当社独自の物流体制の詳細についてぜひご確認ください。
【お問い合わせ先】
株式会社ゼロ 広報担当 佐々木・木村
TEL:044-520-0106
Email:pr-zero@zero-group.co.jp
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