40〜74歳の6人に1人が、噛むことに困っている。70〜74歳では約4人に1人。札幌の歯科医院ユ アーズデンタルクリニック院長・湯口晃弘が、特定健診の質問票2,850万人分を分析。
「かみにくいことがある」「ほとんどかめない」は合わせて16.78%。40〜44歳の9.80%から年代とともに上がります。北海道は18.60%。厚生労働省NDBオープンデータにもとづく分析
医療法人令徳会が運営するユアーズデンタルクリニック(北海道札幌市中央区、理事長:湯口晃弘)は、厚生労働省のNDBオープンデータから、特定健診の質問票「食事をかんで食べる時の状態」の回答を分析しました。2023年度に回答した40〜74歳の28,496,629人のうち、「かみにくいことがある」は16.14%、「ほとんどかめない」は0.64%で、合わせて16.78%でした。年代別に見ると、40〜44歳の9.80%から70〜74歳の24.30%まで上がります。分析の全文は情報サイト「Save Your Teeth.」(https://save-your-teeth.jp/columns/chewing-ndb/)で公開しています。

分析の概要
・調査主体:厚生労働省(統計の出典)/分析は医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニック(自社分析)
・調査対象:第11回NDBオープンデータの特定健診 質問票「食事をかんで食べる時の状態」の都道府県別・性年齢別の回答人数(40〜74歳の特定健診受診者)
・対象期間:2023年度実施の特定健診(推移は2018年度から2023年度)
・集計方法:3つの回答(何でもかんで食べることができる/かみにくいことがある/ほとんどかめない)の人数を、47都道府県と都道府県判別不可の全行で合算し、割合を算出した。無回答は集計に含まれていない
・分析日:2026年10月22日
・出典:厚生労働省「第11回NDBオープンデータ」特定健診 質問票(推移は第6回〜第10回)
背景
40〜74歳の人が受ける特定健診には、生活習慣を尋ねる質問票があります。その中に「食事をかんで食べる時の状態はどれにあてはまりますか」という質問があり、3つの選択肢から本人が選んで答えます。
歯や歯ぐき、噛み合わせの状態は、本人が気づかないまま変わっていくことがあります。噛むことについての困りごとが、どの年代にどれくらいあるのかを、全国の回答で確かめました。
主なデータ
2023年度・全国(40〜74歳の特定健診受診者のうち、この質問に回答した28,496,629人)
・何でもかんで食べることができる:83.22%
・歯や歯ぐき、かみあわせなど気になる部分があり、かみにくいことがある:16.14%
・ほとんどかめない:0.64%
年代別(かみにくい・ほとんどかめないの合計)
・40〜44歳 9.80%/45〜49歳 11.97%/50〜54歳 15.02%/55〜59歳 17.94%/60〜64歳 20.85%/65〜69歳 22.66%/70〜74歳 24.30%
北海道(910,357人)
・かみにくいことがある 17.71%/ほとんどかめない 0.90%(合計18.60%)
都道府県の幅(合計の割合)
・最も高い県 20.63%、最も低い県 14.52%
6年間の推移(合計の割合)
・全国:2018年度 17.17%/2019年度 17.35%/2020年度 17.29%/2021年度 17.36%/2022年度 17.11%/2023年度 16.78%
・北海道:2018年度 18.23%/2019年度 18.54%/2020年度 18.60%/2021年度 18.53%/2022年度 18.53%/2023年度 18.60%

年代とともに上がり、北海道は全国より高い
噛むことに困りごとがあると答えた人の割合は、40代前半では約10人に1人ですが、60代前半で約5人に1人、70代前半では約4人に1人になります。年代が上がるにつれて、一段ずつ増えていく形です。
北海道は18.60%で、全国の16.78%を1.82ポイント上回りました。2018年度から2023年度までの6年間、北海道はどの年も全国を上回っています。この間、全国は17.17%から16.78%へ、北海道は18.23%から18.60%へと動きました。
この分析について
この割合は、本人が質問票に答えた自己申告によるものです。歯科医師による診査の結果ではなく、噛む力を測ったものでもありません。
対象は特定健診を受けた40〜74歳の人です。住民全体や、ほかの年代の割合を示すものではありません。
公表されているファイルには全国の合計の行がないため、47都道府県と都道府県判別不可の全行を合算して全国の値としました。この項目に非公開(10未満)の値はありません。
年代や地域による違いの原因を調べたものではありません。都道府県の差は小さく、順位は年によって入れ替わります。
割合は小数第3位を四捨五入しているため、内訳の合計と全体の値が一致しない場合があります(北海道の「かみにくいことがある」17.71%と「ほとんどかめない」0.90%の合計は、四捨五入前の値で18.60%です)。
監修者のコメント
噛むことの困りごとは、本人が気づいたときにはある程度進んでいることが少なくありません。歯ぐきの病気は痛みが出にくく、噛みにくさを年齢のせいだと考えて受診が遅れることもあります。今回の数字は自己申告ですが、40代前半から年代とともに少しずつ増えていく様子がはっきり出ています。噛みにくさを感じたときに、その理由を一度確かめることが、歯を残すことにつながると考えています。(ユアーズデンタルクリニック 院長 湯口晃弘)
出典
・厚生労働省「第11回NDBオープンデータ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177221_00017.html
・厚生労働省「NDBオープンデータ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177182.html
※NDBオープンデータでは、個人の特定を防ぐため、集計値が10未満の項目は数値が公表されていません。2023年度の回答人数に非公開の値はありません。推移に用いた2020年度は一部の年齢別の値が非公開ですが、合計の値は公表されています。
※本リリースの数値と図は、厚生労働省「第11回NDBオープンデータ」(特定健診 質問票)、推移は第6回〜第10回を医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックが加工して作成したものです。
監修者について

湯口晃弘(ゆぐち あきひろ)/医療法人令徳会 理事長、ユアーズデンタルクリニック 院長
・2010年〜2015年 石川県金沢市のなぎさ歯科クリニックにて船登彰芳氏に師事
・2015年 ユアーズデンタルクリニック開院(札幌市中央区)
・2022年 米国カリフォルニアのスタディグループ OSCSC にて講演
・2023年 日本臨床歯周病学会 第41回年次大会 新進気鋭セッションに登壇
・日本歯周病学会 認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医
・5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター
・2026年5月 米国歯周病学会の公式誌 Clinical Advances in Periodontics に、筆頭著者として症例報告を発表(DOI: 10.1002/cap.70076)
・2026年10月 日本顎咬合学会 関東甲信越支部学術大会にて演題発表
医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックについて

札幌市中央区・大通駅直結の自由診療専門の歯科医院です。2015年開院。歯周外科、歯周組織再生療法、歯肉移植(根面被覆)、インプラント治療、審美歯科を診療科目としています。院長の湯口晃弘は日本歯周病学会認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医、5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター。
医院名:ユアーズデンタルクリニック
運営法人:医療法人令徳会
設立:2015年9月
所在地:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西1-13 ル・トロワ6F(地下鉄大通駅直結)
理事長:湯口 晃弘
診療科目:歯周外科、歯周組織再生療法、インプラント治療、審美歯科(自由診療専門)
ユアーズデンタルクリニック 公式サイト:https://yours-dental.com/
歯科情報メディア Save Your Teeth.:https://save-your-teeth.jp/
本件に関するお問い合わせ
医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニック
電話:011-206-8241
所在地:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西1-13 ル・トロワ6F
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