戦後70年、ベストセラー『永続敗戦論』がついにマンガ化!
新進気鋭の政治学者・白井聡氏のベストセラー『永続敗戦論―戦後日本の核心-』。
人文書としては異例の7万部を突破し、第4回いける本大賞、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞を受賞し話題をよんだ名著を戦後70年にマンガ化!
「日本は、まだ“敗戦”という侮辱の構造から抜け出せてない――」と語る白井氏の「永続敗戦レジーム」のエッセンスがマンガで読むからわかりやすい!
【タイトル】『マンガでわかる永続敗論』
【原作】白井聡 【マンガ】岩田やすてる
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=17217
- 『永続敗戦論』は興味深い内容ですが、読むだけでも苦労する人が多い点は否めません。理解しようとすると多くの知識と深い教養が必要。本書は、『永続敗戦論』に興味を持っている人が「入口」として読むためにマンガ化した本です。
- 主人公は大学生4年生のカップル。歴史をあまり学んでいず、何も意識していない大学生が、ドイツへの卒業旅行中に、学者・高田さんに出会うことによって「永続敗戦レジーム」を知っていくという成長物語。
- 戦後史だけでなく、領土問題、沖縄の基地問題、TPP、原発、靖国神社問題、ヘイトスピーチなど、いま話題のテーマがもりだくさん。今後の日本を考えるためにも絶対に読んでおきたい一冊です。
- マンガだけではなく、文字での解説が入っているので、よりわかりやすく読み応えたっぷりです。
【あらすじ】
大学4年生の菅野悠樹と松本朋子は、恋人同士。卒業旅行に二人でドイツに向かう。そこで偶然、知り合ったのは、学者の高田賢人。その高田から二人は、日本の近現代史について衝撃の事実の数々を教えられる。
なぜ、日本では8月15日を「敗戦日」ではなく「終戦日」と教えられるのか。/なぜ、原爆の悲惨さを学んでも、「どうして落とされたのか」の経緯を教わることはないのか。/なぜ、靖国参拝問題が戦後70年を経ても、近隣諸国やアメリカを巻き込んで問題になるのか。/なぜ、EUの中核国という地位を占めるまでになったドイツに対し、日本はアジアで軋轢を抱えるのか。/なぜ、沖縄の基地も原発も反対意見が多いのにやめられないのか。
【著者プロフィール】
白井聡(しらい・さとし):1977年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。現在、京都精華大学専任教員。専攻は、社会思想・政治学。著書に『未完のレーニン――「力」の思想を読む』(講談社選書)、など。
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