【医師アンケート調査】「どんな時に仕事より家庭の行事を優先するか」について、約4割の医師は、一部の家庭行事を仕事より優先している

メドピア株式会社

医師7万人以上が参加する医師専用サイト「MedPeer(メドピア)」(https://medpeer.jp)を運営するメドピア株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:石見 陽)は、会員医師を対象に「仕事より家庭の行事を優先するとき」についてのアンケートを実施し、以下のとおり結果を取りまとめました。

 


※男女別回答結果

■サマリー
・医師専用サイトMedPeer(メドピア)に登録する医師(7万人以上)を対象に「どのような場合であれば仕事よりもご自身の生活を優先しますか」という質問をしたところ、3,966件の回答が寄せられた。

「冠婚葬祭を含め一部の家庭の行事を優先している」という回答は、38.8%だった。「あらかじめ日程がわかるものは休みを入れられる」「チーム制なので、チームの医師の都合を考えながら」といったコメントが多い。学校行事では、特に懇談会、入学式、卒業式、運動会が重視されているようだ。

「子供の運動会や参観日など大半の家庭の行事を優先している」は20.2%。「育児優先のため、パートで働いている」「夫婦で分担してやっている」「仕事ばかりで人生を終わらせたくはない」という声もあった。

・男女差で回答をみると、女性は「すべてにおいて」仕事優先または家庭の行事優先という回答者の割合が男性よりやや多く、仕事と家庭のバランスがとりにくい傾向にあることがわかる。一方、「一部」「大半」「冠婚葬祭のみ」家庭行事を優先するという回答者の割合は、男性のほうが多かった。

■回答コメント(回答一部を抜粋)

「冠婚葬祭を含め一部の家庭の行事を優先している」  1,538件
・平日に関しては全て仕事優先、休日は可能な限り家庭の行事優先。(30代、呼吸器外科)
・病院の仕事は休めば同僚に迷惑がかかります。予定が分かるものは家庭優先ですが、それ以外は仕事が優先です。(50代、呼吸器外科)
・家庭の行事を優先したいが、周りの目もあり、ある程度自制している。(50代、一般内科)
・遠足など祖母に行ってもらったのもかなりありますが、入学式・卒業式は行きました。(50代、一般内科)
・40代になり、少しずつ自分の意見が通るようになってきたから。(40代、循環器内科)
・仕事柄、仕事と家庭、板挟みは多々あり、その都度判断しています。(60代、小児科)
・冠婚葬祭の他に、卒入学式・運動会・懇談会などの学校行事を含め一部の家庭の行事を優先しています。(40代、一般内科)
・冠婚葬祭や家族の病気・手術関連などであれば優先するようにしたいと思いますが、自分の予約外来だとなかなか穴を空けることが難しいかもしれません。(30代、神経内科)
・開業していますので、ある程度自由がききます。(40代、呼吸器内科)

「子供の運動会や参観日など大半の家庭の行事を優先している」  803件
・今いる病院ではみんな家族の行事を優先しています。(50代、一般内科)
・子供の行事は土曜日のことが多いので、休みを取れることが多いです。(40代、眼科)
・若いころはかわりがいないので仕事優先以外に選択肢がありませんでしたが、今は開業し自分でバランスが取れています。(40代、小児科)
・できるだけ融通して休みをとれるように同僚間で調整しています。(30代、泌尿器科)
・若い頃は仕事優先でしたが、家庭を持つようになり、また海外の医師の勤務スタイルを見て考え方が変わりました。(40代、循環器内科)
・プライベートが充実してこそ仕事も充実するものです。(30代、腎臓内科・透析)
・できるだけ家庭を優先です。仕事は金銭を得る手段でしかないので。(40代、整形外科・スポーツ医学)
・若いころは仕事優先で休むのは恥ずべきことと思っていましたが、そんなに肩ひじ張らず子どものことで休めばいいんだと後輩の行動に気づかされ優先するようになりました。若いころは、女医も少なかったですし。(50代、麻酔科)
・育児優先のため、パートで働いています。(40代、一般内科)

 「冠婚葬祭のみ家庭の行事を優先している」  786件
・仕事を休む事自体が難しいし、煩雑な手続きが必要なので、冠婚葬祭のようなはっきりした理由以外は優先しない。(50代、麻酔科)
・仕事を休んだのは大学(工学部)に通ってる息子の進路説明会の時だけです。開業してから冠婚葬祭はまだありません。運動会や参観日は昼休みに抜け出して行ってます。(50代、整形外科・スポーツ医学)
・今のところは祖父母の葬式以外ないです。子供の出産時も手術してました。(40代、耳鼻咽喉科)
・基本、仕事優先であるが、冠婚葬祭や家族の不慮の出来事の場合は家族を優先。(50代、小児科)
・家庭より仕事を優先します。仕事をしなければ、家庭を維持できませんので。(60代、循環器内科)
・家族の葬儀以外、仕事を優先するしかない。それが開業医の宿命と思う。(50代、精神科)
・勤務時代は家庭行事に配慮していたが、開業してからはむしろ困難。(50代、泌尿器科)

「すべてにおいて仕事を優先している」  309件
・今はそんな時代ではないとは思うのですが、指導を受けていた頃はそれが当たり前でした。いまだに引きずっています。(50代、消化器内科)
・開業医ですから、仕事を優先しなければやっていけません。(50代、皮膚科)
・替わってくれる人もいませんし、昔人間ですから、仕事優先です。(60代、産婦人科)
・基本的には仕事優先です。同僚にお願いするときもありますが。(40代、呼吸器内科)
・子供の保育所・学校行事にほとんど参加したことはありません。(50代、一般内科)
・自分の代わりとなる医師がいないため、自分が病気で働けない状態でない限り休めないのが現状です。(40代、眼科)
・親がなくなったときも忌引は半日しか取らなかったので、大体仕事を優先にしている。(60代、精神科)
・外科医ですから処置の遅れが致命的となることが心配で、特に重症患者がいる時は常に仕事優先です。(50代、一般外科)

「すべてにおいて家庭の行事を優先している」  297件
・公務員なので、基本的に前もって調整していれば休めます。(30代、感染症科)
・子育ては期間限定で取り返しが付かないものだから最優先です。(40代、一般内科)
・家庭があるから仕事ができると思いますので、大事にさせていただいております。(30代、代謝・内分泌科)
・家庭行事がそれほど多いわけではありませんが、年次休暇は率先してつかっています。(40代、耳鼻咽喉科)
・ワークライフバランスは長く仕事を続けるのに必要。(50代、一般内科)
・仕事も大切ですが、家庭は私の代役がいないので。(40代、精神科)
・子供がまだ小さくて母親であるので、ほとんど子供中心です。(30代、一般外科)
・すべてにおいて家庭の行事を優先するくらいの気持ちでいないとプライベートはなくなります。(50代、腎臓内科・透析)

「その他」  233件
・自分の代わりがいる場合は家庭優先、いない場合は仕事優先、それだけです。(40代、血管外科)
・子供が小さいころは,家庭優先。子供が大きくなった今は、仕事を優先してもいいと思っています。(40代、精神科)
・できる限り家庭を優先したいが、診療予約があるので難しいことが多い。(60代、泌尿器科)
・家庭不和につながらない程度に、顔色を伺いながら決めています。(40代、一般内科)

■調査方法
◇期間:
2015年1月21日(水) ~ 2015年1月27日(火)
◇有効回答:
3,966人(回答者はすべて、医師専用サイトMedPeerに会員登録をする医師)
◇設問:
医師専用サイト MedPeer内の「ポスティング調査」コーナーにおいて、医師会員からご投稿頂いたテーマをもとに、以下の質問を投げかけました。

調査フォーム(設問文 抜粋)
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欧米に比べて「働き過ぎ」と指摘され続けてきた日本社会ですが、近年はワーク・ライフ・バランスという言葉も一般化し、仕事と生活とをバランスよく調和させることの大切さが認識されるようになってまいりました。こうした世間の動向に比べると医師の世界はだいぶ遅れを取っているような印象もありますが、若い世代を中心に意識改革は進んでいるようにも思います。医師であればどうしても抜けられない仕事というものもあろうかと思いますが、その一方で冠婚葬祭や子供の運動会など、何としてでも都合をつけて参加したい家庭の行事というものもございます。
皆さまも日々の生活の中で仕事を優先するか、家庭を優先するかの選択を迫られる場面が多いかと思います。そこでお尋ねいたしますが、皆さまはどのような場合であれば仕事よりもご自身の生活を優先しますか。
下記の選択肢の中から最も近いと思われるものをお選びいただき、コメント欄にはどのような場合には医師であっても生活(家庭)を優先してよいとお考えか、皆さまの判断基準についてご意見をお書きください。

1.すべてにおいて仕事を優先している
2. 冠婚葬祭のみ家庭の行事を優先している
3. 冠婚葬祭を含め一部の家庭の行事を優先している
4. 子供の運動会や参観日など大半の家庭の行事を優先している
5. すべてにおいて家庭の行事を優先している
6. その他
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【記事掲載に際してのお願い】
・「医師専用サイトMedPeer調べ」、であることの明記をお願い致します。
・web上での引用に際しましては、https://medpeer.jpへのリンクをお願い致します。 

【調査依頼について】
・MedPeer会員医師への調査をご希望の方は、下記問い合わせ先までご連絡ください。

■メドピア株式会社について
・社名 :メドピア株式会社(https://medpeer.co.jp
・代表者 :代表取締役社長 石見 陽 (医師・医学博士)
・設立 :2004年12月
・運営サービス :医師専用サイト「MedPeer(メドピア)」(https://medpeer.jp

メドピア株式会社が運営する「MedPeer」は、医師専用の会員制サイトです。主なコンテンツには、「薬剤評価掲示板(薬剤のクチコミ共有)」、「Meet the Experts(エキスパート医師への直接相談)」、「インタラクティブ・ケース・カンファレンス(オンライン症例検討会)」、「ディスカッション(掲示板)」、「ホスピタル・レポート(勤務先・研修先の病院評価)」などがあり、”臨床の決め手がみつかるサイト”として、現在7万4,000人以上の医師(日本の医師の約4人に1人)が利用しています。

■お問い合わせ先
メドピア株式会社 管理部 藤野
電話:03-6447-7961  メール:pr@medpeer.co.jp

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医療・病院医薬・製薬
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会社概要

メドピア株式会社

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URL
https://medpeer.co.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア8階
電話番号
03-4405-4905
代表者名
石見 陽
上場
東証プライム
資本金
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設立
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