GWに向けて紫外線の気になるこの季節。リラックスだけではない、ラベンダーの効果とは
主にイギリス、フランス、地中海沿岸地域などで栽培されるシソ科の植物ラベンダー。様々な作用を持つラベンダーはもっとも応用範囲の広い植物とも考えられます。フレッシュでやや甘味のあるハーバルな香りは、リラックスしたい時、女性バランスがすぐれないときやスキンケアなどにとてもおすすめです。
近年その植物の研究が様々なところで公表されています。
こんなときにおすすめのラベンダー
・ストレスや緊張の続く時
・リラックスした良い睡眠を取りたい時
・スポーツ後など、カラダが緊張した後に
・肌荒れ、スキンケアに
日焼け後や肌荒れのケアにラベンダー
私たちの体には、ストレスやウイルス・花粉など外からの刺激に対して、自分を守ろうとするしくみがあります。これがあまりに強く現れると、炎症やアレルギー症状が現れます。日焼けは過度の紫外線ストレスによって、このしくみがひきおこされ、肌に炎症がおこると考えられます。
ラベンダーは赤み、ほてり、かゆみなど炎症を起こした肌は有効な作用が認められています。
日差しの強い土地に育つラベンダーは、自らを紫外線から守る力やSPF5.624程の天然のSPFが備わっているのです。
ラベンダーの効果
・赤み、ほてりを鎮める効果1)
・紫外線から肌ダメージを守る効果2)3)。
・肌に潤いを与え、過剰なシミの生成を抑える3)。
香りをかぐだけでも肌がかわる!?
香りをかぐだけで肌やカラダに影響があるかという実験はラベンダーをはじめ、ローズやローズマリー等でも研究されています。
ラベンダーの精油の吸入により、抗酸化作用がみられたという報告もあります。精油の濃度を変えて各々の香りを5分間嗅ぎ、香りをどのように感じるかという官能評価とともにストレスの指標であるコルチゾール値などを測定しています。その結果、これらの精油を嗅ぐことにより、活性酸素が除去され、ストレスが軽減されることが確認されました。興味深いことに、ラベンダー精油では、低濃度で「心地良い香り」と感じる方が多く、低濃度の吸入の方が、活性酸素がより多く除去されることも確認されています4) 。
「心地よい香り」と感じてリラックスすることにより、健康のためによいことはさまざまおこっているようですね。
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Interview with 村上 志緒
トトラボ植物療法の学校 代表
薬学博士・理学修士。植物療法学を研究。日本、ネイティブアメリカン、南太平洋フィジーのハーブが研究テーマ。人と自然とのつながりから生まれる植物療法について、自然・生活文化・科学の観点から学ぶセミナーを展開。東邦大学薬学部訪問研究員。東京都市大学など非常勤講師。近著に『日本のメディカルハーブ事典』(東京堂出版)。トトラボのサイト http://www.totolab.com
焼け後のほてった肌をすばやくケア
カモミール & アロエベラ アフターサンスプレー
50mL 1,800円 + 税
2015年 4月1日 (水) 季節限定発売
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・オーガニック カモミールやラベンダーのすがすがしい香り。
・肌にすっとなじみ、保水力を高めるアロエベラや、肌荒れを防ぐカモミール、ネトルエキスを配合し、ほてった
肌を鎮静してくれます。
・カモミールやラベンダーがほてった肌をすばやく鎮静。
・ダメージをすばやくケアし、うるおいのある肌の立て直しをサポートします。
【全成分】
水、アロエベラ液汁末*、セイヨウイラクサ葉エキス*、変性アルコール*、キサンタンガム、ローマカミツレ花油*、ラベンダー油*、ヘリクリスムアン グスチホリウム花油*ソルビン酸K、カプリン酸グリセリル、レブリン酸Na、レブリン酸 *オーガニック成分
- 〔参考文献・研究結果〕
1)Kim HM1, Cho SH. Lavender oil inhibits immediate-type allergic reaction in mice and rats. J Pharm Pharmacol. 1999;51(2):221-226.
生体防御機構がはたらくときには、造血幹細胞に由来する血球系細胞である顆粒細胞(マスト細胞)から、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンという物質が放出されたり、炎症を引き起こすTNF-αという物質がつくられたりします。ラベンダーの精油により、ヒスタミンの放出やTNF-αの産生が抑制されるという報告があります。
2)安井裕之ら. 紫外線により生成される皮膚中の活性酸素種に対するラベンダーオイルの抑制作用−紫外線障害防御と皮膚老化抑制への可能性−. Aroma Res. 2004; 18: 129-135.
紫外線に対する効果については、UVAを照射した皮膚において活性酸素の生成を抑えることや、活性酸素のうちの一つである一重項酸素を消去する作用があることが、ラベンダーの主成分であるリナロールに強く認めらたことが報告されています。
3)熊谷千津ら. 皮膚バリア機能, メラニン産生抑制, 肌弾力に対する精油の効果検討. アロマテラピー学雑誌. 2014; 14(1): 15-26.
また、UVBを照射したヒト表皮細胞に、その前後24時間ラベンダー精油を含む環境で処理したところ、50μg/mlと100μg/mlの濃度で細胞の生存率が高くなり、UVBによる表皮への傷害を防ぐことが認められました。
ラベンダー精油には、培養した正常ヒト繊維芽細胞で、保湿やバリア機能の向上に効果のある、ヒアルロン酸の合成を促進することや、美白効果の評価によく使われる、B16メラノーマ細胞で、15-1000μg/mlの濃度のラベンダーが、メラニンの産生を抑制することも確認されています。ラベンダーが保湿を進め、日焼け後の色素沈着を防ぐことが期待されます。
1μg/ml濃度とは、「1ml中に、1mgの千分の一の量」を含む濃度
4)Atsumi T, Tonosaki K. Smelling lavender and rosemary increases free radical scavenging activity and decreases cortisol level in saliva. Psychiatry Res. 2007; 28;150(1): 89-96.
この研究では、実際にはラベンダーの精油とともにローズマリーの精油についても検討されています。平均年齢22.7歳の健康な22名を対象として、精油の濃度を変えて各々の香りを5分間嗅いで頂きました。香りをどのように感じるかという官能評価とともに、唾液を試料として、抗酸化作用の指標となるFRSA値や、ストレスの指標であるコルチゾール値などを測定しています。
その結果、これらの精油を嗅ぐことによる活性酸素が除去され、ストレスが軽減されることが確認されました 。
ラベンダー精油では更に、低濃度で「心地良い香り」と感じる方が多く、低濃度の吸入の方が、活性酸素がより多く除去されることも確認されています。
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