異常検知ソリューション「Impulse」、AI分析・運用のノウハウを搭載した新バージョンをリリース

〜AIと対話しながら学習プロセスを全自動化。企業のAI導入を加速〜

ブレインズテクノロジー

2020年9月14日 ブレインズテクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:濱中佐和子)は、業界トップのAI分析・運用実績のノウハウを搭載した、異常検知ソリューションの新バージョン「Impulse 2.0」の提供を開始することをお知らせいたします。このメジャーバージョンアップにより、AI活用はより簡単・高速・高精度になり、企業のAI導入を加速させる非常に大きなリリースとなります。
2014年に市場に先駆けサービス提供を開始した「Impulse」は、製造業・建設業・IT のお客様を中心に、100社、12,000を超える機械学習のモデル運用を支えてまいりました。その稼働実績については、国内外(*1)で高い評価をいただいております。


 〜「Impulse」をご活用いただいている企業様〜

アイシン・エィ・ダブリュ株式会社様
生産ラインの状態監視により「いつもと違う状態」を自動検出。新規・既存ラインでの展開を行っており、海外工場での展開も予定しています。

株式会社竹中工務店様
タワークレーンや工事用エレベータなどの建設機械・設備の予兆検知を実現しており、既に実際の建設現場での適用が進んでいます。

株式会社オプテージ様
ネットワーク設備監視におけるサイレント障害検知機能として導入いただき、6,000を超えるモデルの運用、誤検知を1監視対象あたり1年に1回程度に抑えた高い精度で、6年以上の運用実績があります。

 

近年、企業変革力を強化しようとするデジタルトランスメーション(以降、DX)の潮流により、中核を担うAI分析も、限定された課題に対する取組みから、社内のあらゆる課題を解決しようとする取組みへと広がりを見せています。

当社も「Impulse」を介して組織横断のAI分析や運用のご支援が増える中で、「数多くの分析テーマを解決するため、AI分析プロセスを更に高速化・高精度化したい」、「属人化したAI分析ナレッジを組織で共有し次の分析へ活かしたい」というご相談をいただいていました。

このようなお客様の声を解決し、データサイエンティストがPoCを含めて何百というデータ分析案件を経て、習得したノウハウを搭載した製品が「Impulse 2.0」となります。

■「Impulse」とは

データ加工・整理からモデル運用まで、AI分析の全プロセスをサポートするオールインワンのAIプラットフォームです。特許取得済(*2)のオートモデリング機能により、生産工程などで発生する多様なデータの特性を分析し、最適な学習モデルを作成することができることから、データサイエンティストに限らず、幅広いユーザがAIモデルを作成・運用することができます。

「Impulse」ご紹介サイトはこちら>> https://www.brains-tech.co.jp/impulse/

■「Impulse 2.0」の新機能


AutoML機能の強化により、AI分析の全フローが自動化され、ユーザはAIと対話しながらデータ加工・整理からモデル運用まで進めることができます。また、AI分析のノウハウを組織で共有し、次の分析をより高速化・高精度化することができるようになりました。
 
  • データ加工・整理の高度化
データのバラツキをユーザが直感的に把握したり、バラツキに応じたデータ整理方針をシステムが自動推薦することで、良質な学習データ作成が可能となります。また、少量データやデータパターンが充足してないケースでも、データ生成機能を活用し、短期間で高精度な判定モデル構築が可能になります。
  • データ特徴量・パイプラインの自動選択
センサー、静止画の特性を分析し、最適なAIの処理パイプラインを自動選定します。正常データからの”いつもと違う”を検知する教師なし学習のアプローチに加えて、教師なしを軸に異常を分類するハイブリッドや教師あり学習など、データフォーマット及びテーマによって適切な分析手法を選択可能です。
  • モデルチューニング方法の推薦
モデルをチューニングにする上でデータや精度情報から適切なチューニング方法をAIが推薦し改善することができます。
  • モデルの解釈性向上
機械学習モデルが判断した理由を直感的に解釈することが可能です。静止画の場合は、いつもと違う部分がヒートマップで可視化され、センサーデータは、異常・不良に寄与している因子を寄与率とともに確認することが可能です。
  • 学習モデルとパイプラインのノウハウ蓄積と最適化
学習履歴を活用することで「学習の仕方を学習し」、高速に高精度なモデル管理・展開を実現。データの特性に応じた、ハイパーパラメータの最適化、パイプラインの最適化など再学習時や類似分析案件での学習を効率的に実施・実行することが可能です。
  • SDK/APIによる柔軟な実装
「Impulse」が標準で提供するUIを通して、プログラミングレスで利用するだけでなく、SDKやAPIを介して「Impulse」が提供するAI機能を利用することができます。また、クラウド・オンプレのいずれにも対応しているため、既設システムとのインテグレーションがし易く、より業務にあった画面の開発を行うことができます。

 
これらのアップデートにより、多様化するデータ・各組織の分析テーマを横断的に扱うDX専門組織も、限定された課題をAIで手軽に分析したいという部門も、「Impulse」を業務に取り入れることができます。

さらに、月額20万〜という低価格でのご提供に加え、分析支援やトレーニングなどの技術支援(Impulseプロフェッショナルサービス)の拡充をはかり、お客様のAI導入のハードルを大きく下げることで、初年度で100社の導入を目指します。

ブレインズテクノロジーでは、エンタープライズ企業の生産性を劇的に向上するためのご支援をしてきました。これからもお客様の声に真摯に向き合いながら、「Impulse」を通して先端技術を活用した「実用的」なサービス拡充を図っていきます。

 
(*1) 〜評価〜
・Gartner社「Cool Vendors in Performance Analysis, AIOps Focus, 2018」Padraig Byrne 他共著
・Amazon Web Service 社 「AWS Industrial Software Competency Partner」
・ミック経済研究所『予兆検知ソリューション市場の実態と将来展望 2019年度、2020年度版』解析サービス部門シェアNo.1
(*2) 特許第6315528号:異常検知モデル構築装置、 異常検知モデル構築方法及びプログラム

■ 各種イベント情報
以下のセミナー、展示会にて「Impulse 2.0」をご紹介します。
  • セミナー
2020/10/16(金) 15:00〜16:00 「Impulse 2.0」オンラインセミナー
お申し込みはこちら>> https://info.brains-tech.co.jp/impulsewebinar-v2
  • 展示会(パートナー様共催ブースを含みます)
2020/09/01-09/30 ITmedia Virtual EXPO 2020 秋
2020/10/07-10/09 第23回 関西 機械要素技術展 場所:インテックス大阪
2020/10/20-10/23 CEATEC 2020 ONLINE
2020/10/21-10/23 第3回 名古屋 スマート工場EXPO 場所:ポートメッセなごや
2020/10/21-10/23 第3回 名古屋 ロボデックス 場所:ポートメッセなごや

◾️ブレインズテクノロジー株式会社について
ブレインズテクノロジーはAI分野の技術を軸に、先端オープンテクノロジーを活用したITサービス(Impulse、Neuron)をエンタープライズ企業向けに提供しています。
企業知の創造を支援する想いを込めて、2012年3月に「Enterprise Intelligence(エンタープライズ・インテリジェンス)」を商標登録(第5472937号)しています。

名称  :ブレインズテクノロジー株式会社
代表者 :代表取締役 濱中佐和子
設立  :2008年8月8日
URL  :https://www.brains-tech.co.jp

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会社概要

URL
https://www.brains-tech.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区高輪三丁目23番17号
電話番号
03-6455-7023
代表者名
濱中 佐和子
上場
マザーズ
資本金
5億8000万円
設立
2008年08月