2019顔認証元年を経て、顔認証技術「認知しているが利用経験なし」が約4割顔認証サービス4割が利用意向あり、店舗での実用化に期待 <「カメラによる顔認証技術に対する意識調査」を実施>
活用したい顔認証サービス 1位「セキュリティツール」2位「無人コンビニ、無人スーパー」3位「決済」
既存産業を花形産業へ昇華するレガシーマーケットイノベーション(LEGACY MARKET INNOVATION®、以下「LMI」)のプロフェッショナル集団クレストホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:永井俊輔)傘下の、株式会社クレスト(本社:東京都港区、代表取締役社長:永井俊輔、以下「クレスト」)は「カメラによる顔認証技術に対する意識調査」を実施し、その結果を発表します。
顔認証カメラによるリアル店舗の看板・ディスプレイ視聴率を測定できるサービスを提供するクレストでは、2020年を迎え今後更に発展が期待されることを受け、20歳~69歳の男女500名を対象に「カメラによる顔認証技術に対する意識調査」を実施しました。
■主な調査結果ダイジェスト
《カメラを使った顔認証技術全般について》
- 顔認証技術、「認知しているが利用経験なし」が約4割(39.4%) -Q1
最も利用経験が高いのは「オフィスでの勤怠・人事管理システム(28.8%)」 -Q1 - 顔認証技術による新サービス、約4割(42.8%)が利用意向あり -Q2
最も意向高い世代は20代(52.0%)、次いで50代(46.0%)、60代(41.0%) -Q2 - サービス利用に抵抗感がある理由は、撮影されている事自体に対する不快感が理由として最多(47.5%)に -Q4
- 顔認証サービスに「抵抗がない」理由1位は「セキュリティ面での安心感(46.6%)」 -Q5
自分の姿を撮影されることに対する抵抗が最も低い世代は30代(43.3%)、次いで50代(41.7%) -Q5
- 店舗マーケティング用の顔認証カメラの認知率は25.2% -Q6
- 店舗マーケティングでの映像・画像の活用に「不安」を感じる人、約7割(67.8%) -Q7
データのセキュリティ面が担保される前提でメリットが感じられるサービスであれば受け入れやすい傾向あり -Q8 - 小売店舗でのカメラを使った顔認証技術、3人に1人(31.8%)が普及に期待 -Q10
- 今後活用したい顔認証サービス 1位「セキュリティツール」2位「無人コンビニ、無人スーパー」3位「決済」 -Q11
- 全体の約4割(41.6%)が、顔認証技術による情報を商品購入のきっかけや参考にしたいと回答 -Q12
- 買い物サービスの質向上のため提供できるデータ、約7割が「性別」「年齢」を許容 -Q13
<調査概要> 本リリースの調査結果・グラフをご利用頂く際は必ず【株式会社クレスト調べ】とご明記ください。 ・調査期間:2019年12月20日(金)~23日(月) ・対象 :全国に住む20歳~69歳の男女500名(男性:250名 女性:250名) ・調査方法:インターネットによるアンケート回答方式(調査会社:株式会社ネオマーケティング) ※本調査レポートの百分率表示は小数点第1位で四捨五入の丸め計算を行っているため、合計しても100%にならない場合があります。 |
- 顔認証技術について、「認知しているが利用経験なし」が約4割
- 最も利用経験が高いものは「オフィスでの勤怠・人事管理システム(28.8%)」
一方で利用したことのあるサービスについての質問には、既に普及の進んでいる「オフィスでの勤怠・人事管理システム(28.8%)」が最多で、次いで「スマートフォン、PCへのログイン機能(16.0%)」、「出入国管理時の顔認証ゲート(15.8%)」という結果となりました。
- 顔認証技術による新サービス、約4割が利用意向あり
- 最も意向高い世代は20代(52.0%)、次いで50代(46.0%)、60代(41.0%)
また性別にみると、男性の利用意向が高い傾向があり、「積極的に利用したい」と答えた男性(16.4%)は、女性の2.5倍 (6.4%)となりました。
- 全体の約6割(64.8%)が顔認証技術によるサービス利用に抵抗感あり
- 主な理由は「撮影行為自体に対する抵抗感」「動画の利用用途への心配」
また「個人情報を勝手に利用される恐れがある気がする」と答えた人は20代が最も少なく(全体29.0%に対し18.0%)、若年層が個人情報を勝手に利用されることに対する危機感は最も低いと読み取れます。20代は21.3%が「新しいサービスの利用方法に慣れるのが面倒だから」と回答し、60代が最も低い3.3%で年代が低くなるほど高くなり、若い世代のほうが新しいサービスに対して非積極的であることが分かりました。
- 抵抗がない理由1位は半数近く(46.6%)で「セキュリティ面での安心感」
- 自分の姿を撮影されることに対する抵抗が最も低い世代は30代(43.3%)、次いで50代(41.7%)
また世代別にみると「生活が便利になるのであれば新しいサービスは積極的に利用していきたい」が20代(31.3%)、30代(43.3%)、50代(47.2%)で1位となり、生活の利便性につながる新サービスの導入に積極的である姿勢が垣間見えます。「自分の顔や姿を撮影されることに抵抗がない」との回答も世代別では30代が最も多く43.3%が当てはまると回答しており、次いで50代(41.7%)が多いという結果となりました。
- 店舗マーケティング用の顔認証カメラの認知率は25.2%
現在、スーパーやコンビニ、レストラン、アパレル店舗などに小さなカメラを店頭に設置し、映った人の年齢や性別を分析し、店舗マーケティングに活用する顔認証カメラが実用化されつつあります。カメラを通じて取得された年齢・性別・交通量などのデータは、実際に来店しているお客様のデータに合わせた商品展開やセールイベントの実施、おすすめ商品の提案など、店舗での体験向上に活用されています。またこうした顔認識カメラでは個人情報に配慮し、一般的には取得した年齢・性別・交通量などのデータのみを保存し、個人情報が映り込んだ映像は記録せず削除しています。 |
- 店舗マーケティングでの映像・画像の活用に「不安」を感じる人、約7割(67.8%)
不安である理由は約半数(49.0%)が「顔や行動を撮影されること自体に抵抗がある」、次いで「いつどこで撮影されているのかわからない状態に抵抗がある(48.1%)」と、撮影されること自体への漠然とした不安や撮影目的や場所を認識出来ないことに対する不安感があることが分かります。
一方で不安ではない理由は、「映像が削除されていれば、情報の流出・悪用の心配がない」が最多(44.1%)、次いで「店舗での体験向上にデータが活用されれば自分にもメリットがある(43.5%)」、「生活が便利になってほしい(42.2%)」と、データのセキュリティ面が担保された上で便利なサービスを期待していることが伺えます。
- 小売店舗でのカメラを使った顔認証技術、3人に1人(31.8%)が普及に期待
- 今後活用したい顔認証サービス
- 1位は「セキュリティツール」2位「無人コンビニ、無人スーパー」3位「決済」
- 全体の約4割(41.6%)が、顔認証技術による情報を商品購入のきっかけや参考にしたいと回答
- 買い物サービスの質向上のため提供できるデータ、約7割が「性別」「年齢」を許容と回答
さらに年代別にみると、多くの項目で年齢が上がるほど提供できる情報の許容性が高い傾向が見られることが分かりました。
■個人情報を一切保存せずに、店舗ディスプレイ・サービスを最適化するトラッキングカメラ「easy(エサシー)」
クレストでは、実店舗の看板やディスプレイに取り付け、個人情報を一切保存せずに性別・年齢別の視聴率計測を可能にするトラッキングカメラ「esasy(エサシー)」を展開しています。本調査の結果から、顔認証技術を活用したカメラに対する不安と関係性が高いと推測される「カメラによる取得データの完全削除」を徹底してきました。
これまで小売店舗では、現場スタッフの感覚値やレジデータのみで商品展示やディスプレイに対する顧客の反応・行動を推測していましたが、トラッキングカメラ「esasy(エサシー)」で効果測定をすることで、実店舗における店舗づくりやサービスを最適化させることが可能になります。
これからもクレストは、既存産業を花形産業へ昇華する「LMI」の考え方を軸に、テクノロジーサービスの活用によって様々な業界にイノベーションをもたらし、レガシーマーケットに高成長・高利益率事業を生み出すことで、より良い社会の創造に貢献してまいります。
■トラッキングカメラ「esasy(エサシー)」概要
従来、小売業界の実店舗では「看板」や「ディスプレイ」の集客効果はレジデータやスタッフの感覚値によって判断されてきました。1983年から看板製作を行ってきた当社は、店頭ディスプレイに対する顧客の関心度を数値化することでディスプレイ等の施策の定量的な効果測定を可能にすべく、2016年より実店舗での「顧客行動計測・分析」を実現したトラッキングカメラサービス「esasy(エサシー)」を展開。
動画を保存せずにカメラに接続した小型端末での画像解析を行っており、顔写真などの個人情報がサーバに保持されないために個人情報流出のリスクもありません。現在アパレル業やエンターテインメント業、飲食業を中心に、多岐に渡る小売業において店頭マーケティングにご活用いただいています。
<カメラで測定できる内容>
① 交通量検知 :一定時間内にその空間に何人居たか、何人カメラの前を通過したかを計測
② 顔検出 :何秒見ていたか、何回見られたかを計測
③ 年齢性別推定:性別・年齢を計測
「esasy(エサシー)」webサイト:https://crestnet.jp/retailtech/esasy/
■株式会社クレスト 会社概要
設立 :1987年9月
代表者 :代表取締役社長 永井 俊輔
所在地 :東京都港区赤坂8-10-22 ニュー新坂ビル4階
従業員数:120名(2019年2月現在)
事業内容:S&D(サイン&ディスプレイ)事業/屋外広告・サイン制作/セールスプロモーション/ビジュアル・マーチャンダイジング/リテールテック事業/IoTデバイス企画販売/リテールアナリティクス/コンサルティング
URL :https://www.crestnet.jp/
■クレストホールディングス株式会社 会社概要
設立 :2019年8月
代表者 :代表取締役社長 永井 俊輔
所在地 :東京都港区赤坂8-10-22 ニュー新坂ビル4階
従業員数:138名(2019年8月現在、グループ全体)
事業内容:グループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務、太陽光発電事業
資本金 :1,000万円(2019年8月現在)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像