サフィロ、EASTMAN TENITETM RENEWの採用により持続可能材料の使用を拡大
アイウェア産業におけるリサイクル材料の利用拡大の努力を、いっそう強調
アイウェア業界の主要プレイヤーのひとつであるサフィログループは、サングラスおよびオプティカルフレームのコレクションにEastman Tenite Renewを採用することを発表しました。この取り組みによりサフィロは、さまざまな用途や製造工程にわたり、自社のポートフォリオにEastman Renewのアイウェア向け材料をすべて使用する、アイウェア業界で最初の企業となります。2023年1月にライセンスブランドLevi’sコレクションに導入され、その後は順次、サフィロの幅広いブランドポートフォリオにわたるサングラスとオプティカルフレームの両方に採用される予定です。
パドゥヴァ、2022年7月28日 – オプティカルフレーム、サングラス、アウトドアアイウェア、ゴーグル、ヘルメットのデザイン、製造、販売を行うアイウェア業界の主要プレイヤーのひとつであるサフィログループは、サングラスおよびオプティカルフレームのコレクションにEastman Tenite Renewを採用することを発表しました。この取り組みによりサフィロは、さまざまな用途や製造工程にわたり、自社のポートフォリオにEastman Renewのアイウェア向け材料をすべて使用する、アイウェア業界で最初の企業となります。
Eastman Tenite Renewは、2023年1月にサフィロのライセンスブランドLevi’sコレクションに導入され、その後は順次、サフィロの幅広いブランドポートフォリオにわたるサングラスとオプティカルフレームの両方に採用される予定です。これは、サフィロのビジネスを通した持続可能性への取り組みと、アイウェア産業におけるリサイクル材料の利用拡大の努力を、いっそう強調するものです。
Tenite Renewは、特殊材料を提供するグローバル企業であり分子リサイクル技術の先駆者であるイーストマンが量産を実現した、持続可能プラスチックの多様なポートフォリオの一部です。イーストマンの革新的な炭素再生技術によって生み出され、再生困難な廃プラスチックを化石燃料の代わりに使用しています。Tenite Renewの組成は、バイオ由来材料含有率42%以上、リサイクル材料含有率20%以上* となっています。その結果生まれた材料は、従来のアセテートと同様の高級感や優れた快適性を備えており、さらに、1人1人に合わせてアイウェアを調整するために必要なフィッティングのしやすさという比類ない特性も加わっています。
サフィログループのライセンスブランドおよびグローバルプロダクト担当最高責任者、ヴラディミロ・バルディンは、「私たちの狙いは、持続可能性を目指すサフィロの取り組みを前進させるため、持続可能材料の使用を可能な限り拡大することです。Eastman Renewのアイウェア向け材料のすべて、すなわちAcetate Renew、Tritan Renew、Tenite Renewを使用するアイウェア業界で最初の企業となることで、サフィロは、デザインと持続可能性の両面で高い水準を満たす差別化した多様な選択肢をお客様に提供することができるようになりました。私たちは、製品に対するアプローチを先導して新しい資源の消費量を減らし、なおかつ、フレームやレンズのデザイン性と性能には妥協することなく、それによってこれまでと同じ水準の完璧な品質を提供し続けることに全力を傾けます」と述べています。
今回のコラボレーションは、「地球、製品、人々」を持続可能性の3本柱として掲げる、サフィロの存在意義に導かれた戦略の一環です。持続可能性は、サフィロの事業戦略の中核にあります。その根幹は、将来の地球的課題への取り組みに貢献することができるプロジェクトやイニシアティブを策定することです。
イーストマン特殊プラスチック事業部門のコマーシャルディレクター、グレン・ゴールドマン氏は、「Tenite Renewの導入により、サフィロとの持続可能性パートナーシップをいっそう強化し、拡大することができて、大変嬉しく思っています。アイウェアの持続可能性を高めるために当社の材料が使用されることになり、報われる思いです。今後も共同作業を続け、サフィロが展開する他のブランドにも持続可能な材料やソリューションを提供することを心待ちにしています」とコメントしています。
サフィロとイーストマンの有益なコラボレーションは、2021年3月に始まりました。サフィロの自社ブランドであるポラロイドが、2022年春夏コレクションにEastman Tritan ™ RenewとEastman Acetate Renewを採用し、2022年1月に販売を開始しました。
*リサイクル材料含有率は、ISCCの認証を受けたマスバランス方式を用いて再生廃プラスチックを Eastman Renew 材料に配合することにより、達成されています。
サフィログループについて
1934年にイタリアのヴェネト地方で設立されたサフィログループは、オプティカルフレーム、サングラス、アウトドアアイウェア、ゴーグル、ヘルメットのデザイン、製造、販売を行うアイウェア業界屈指の企業のひとつです。スタイル、技術、産業におけるイノベーションと、品質、熟練のクラフトマンシップを融合することにより、コレクションのデザインと製造を行っています。世界各地に広く拠点を持つサフィロのビジネスモデルは、生産チェーンと販売網の全体に目を配ることを可能にしています。パドゥヴァ、ミラノ、ニューヨーク、香港、ポートランドの5拠点で研究開発に従事する卓越したデザインスタジオ、自社製造施設、優れた製造パートナーのネットワークに支えられ、サフィログループのすべての製品が、完璧なフィットを実現するとともに、最も厳しい品質基準を満たしています。サフィロの確固とした伝統的な卸売販売モデルは、40カ国に完全所有子会社、70カ国に50社を超えるパートナー、世界中に約10万店の厳選された小売店舗を擁しています。販売網は、眼鏡店、チェーン店、百貨店、専門店、ブティック、免税店、スポーツ用品店のほか、グループの開発戦略に沿って、D2C、インターネット通販サイトにも広がっています。
自社のコアブランドとしてカレラ、ポラロイド、スミス、サフィロ、ブレンダーズ、プリヴェ・ルヴォー、ライセンスブランドにはバナナリパブリック、ボス、キャロリーナ・ヘレーラ、キアラ・フェラーニ、ディースクエアード、デイヴィッド・ベッカム、、フォッシル、ハワイアナス、ヒューゴ、イザベル・マラン、ジミー・チュウ、ジューシークチュール、ケイト・スペード・ニューヨーク、リーバイス、リズ・クレイボーン、ラブ・モスキーノ、マーク・ジェイコブス、ミッソーニ、Mミッソーニ、モスキーノ、ピエール・カルダン、ラグ&ボーン、レベッカ・ミンコフ、トミー・ヒルフィガー、トミー・ジーンズがあります。
親会社のSafilo Group S.p.A.は、ボルサ・イタリアーナ(ISIN code IT0004604762, Bloomberg SFL.IM, Reuters SFLG.MI)が運営するイタリア証券取引所(「MTA」)に上場しています。2021年、サフィログループは9億6960万ユーロの純収益を記録しました。
イーストマンについて
1920年に設立されたイーストマンは、人々が日常的に使用する製品に含まれる多岐にわたる材料を製造するグローバルな特殊材料会社です。材料の面から生活の質を高めることを目的として、イーストマンは、顧客企業と協力し、革新的な製品やソリューションを提供するとともに、安全性と持続可能性に継続的に取り組んでいます。同社のイノベーション志向の成長モデルは、世界クラスの技術基盤、顧客との深いかかわり、差別化した用途開発を生かして、輸送、建築・建設、消費財といった魅力的なエンドマーケットで主導的な地位を拡大しています。グローバルな包摂性と多様性を備えた企業として、イーストマンは、世界中で約14,000人を雇用し、100カ国以上に顧客を擁しています。2021年の収益は約105億米ドル、本社は米国テネシー州キングスポートにあります。詳しくはウェブサイト(eastman.com)をご覧ください。
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