アカマイ、放送局・OTTのクラウドコンピューティングおよびストリーミング TV に関わる課題とコストの緩和を可能とするソリューションを発表
クラウドからコンテンツをキャッシュする Akamai Cloud Wrapper、アカマイのエッジネットワークへの専用プライベート接続を提供する Akamai Direct Connect
※本リリースは2018年9月7日(現地時間)にオランダアムステルダムで発表されたプレスリリースの翻訳版です。
Akamai Cloud Wrapper は、既存のワークフローを変更することなく、クラウド環境のオーバーザトップ(OTT)配信がしばしば直面する障壁を排除するために、パブリッククラウドと Akamai Intelligent Edge 間の接続を最適化します。具体的には、Akamai の配信ネットワーク内にお客様専用のキャッシュ拠点を提供し、このキャッシュ拠点は、オリジンに対するオフロード率の最大化とオリジンサーバーへのリクエスト数削減とともに、TVのストリーミングにかかる通信コストを最小化することを目的に、一元管理されたクラウドインフラストラクチャの周囲に配置されます。
Akamai Direct Connect は、オリジンからインターネット経由でコンテンツを配信する際に従来からある信頼性の低いステップを排除しつつ、自社のオリジンインフラストラクチャを管理するお客様に Akamai Edge ネットワークへの専用プライベート接続を提供します。いずれのソリューションも、アカマイのライブ/オンデマンド・ストリーミング・メディア・サービス、Adaptive Media Delivery の一部の機能になります。
経済的に持続可能なストリーミングの提供とクラウドへの移行のサポート
昨今、コンピューティングとストレージの効率化を実現するために、一元化されたクラウドプラットフォームへ移行する放送局や OTT プロバイダーがますます増加しています。その一方で、コンテンツライブラリが拡大し続けていることから、コンテンツのクラウド配信に関わるさまざまな課題に直面することも多くなってきました。たとえば、視聴者から大量のストリームリクエストがクラウド環境のコンテンツオリジンに送信され、パフォーマンスに影響を及ぼします。オフロードされない各リクエスト、特に Akamai Edge ではなくオリジンから応答するリクエストの通信コストは、放送局やOTT事業者が支払います。
アカマイの分散型エッジネットワークに構築される Cloud Wrapper は、顧客のクラウド環境の外で OTT コンテンツをキャッシュまたは保存し、ユーザーのリクエストがオリジンに送信される頻度を下げ、オリジンのオフロード率を高めます。オフロードが増加すれば、放送局や配給業者がクラウドプロバイダーに支払うオリジンコンテンツへのアクセス料金を削減することができます。Akamai Cloud Wrapper は、Adaptive Media Delivery、Download Delivery、Object Delivery などの Akamai Edge デリバリーソリューションとシームレスに連係しており、放送局が視聴者に優れた視聴体験を提供できるようサポートすることが可能となります。
ファーストマイルの信頼性の向上
独自のオリジンインフラストラクチャを運営するアカマイの放送顧客は、一般にテレビコンテンツを公衆インターネット経由で Akamai Edge に届けます。この際、インターネットの輻輳により、「ファーストマイル」で滞りが発生し、ストリーミング効率に影響を与え、IP トランジットやオリジンのコストが跳ねあがってしまうことがあります。
Akamai Direct Connect を使用して、放送局のオリジンインフラストラクチャを Akamai Edge ネットワークに直接接続すると、テレビ放送品質の視聴体験に必要な一貫性と信頼性を備えたファースト・マイル・パフォーマンスが実現し、公衆インターネットの使用を抑制できるため、オリジン IP コストの削減やオリジンインフラストラクチャの保護というメリットが得られます。Direct Connect を通じて Akamai のネットワークに接続した後は、Adaptive Media Delivery のほか、アカマイの最先端の常時ライブ・リニア・サービスである Media Services Live にもアクセスできます。
アカマイの Media Industry and Product Marketing 部門 Vice President である
Campbell Fosterは「アカマイは今年、テレビ番組のライブ・ストリーミング・ボリュームの記録を複数回塗り替えています。しかしこれは、テレビ番組のライブ、リニア、オンデマンドのストリーミング人気が急速に高まっている中でほんの始まりに過ぎないと確信しています。アカマイは、Cloud Wrapper や Direct Connect などの革新的なソリューションを通じ、普及速度を上回り続けられるよう尽力しています。当社のお客様の事業運営において、ストリーミングサービスはますます重要な位置を占めるようになっています。そのためアカマイは、Akamai Edge の重要な役割をお客様に、よりご理解いただけるよう取り組んでいます」と語っています。
Akamai について
Akamai は世界中の企業に安全で快適なデジタル体験を提供しています。Akamai のインテリジェントなエッジプラットフォームは、企業のデータセンターからクラウドプロバイダーのデータセンターまで広範に網羅し、企業とそのビジネスを高速、スマート、そしてセキュアなものにします。マルチクラウドアーキテクチャの力を拡大させる、俊敏性に優れたソリューションを活用して競争優位を確立するため、世界中のトップブランドが Akamai を利用しています。Akamai は、意思決定、アプリケーション、体験を、ユーザーの最も近くで提供すると同時に、攻撃や脅威は遠ざけます。また、エッジセキュリティ、ウェブ/モバイルパフォーマンス、エンタープライズアクセス、ビデオデリバリーによって構成されるAkamai のソリューションポートフォリオは、比類のないカスタマーサービスと分析、365 日/24 時間体制のモニタリングによって支えられています。
世界中のトップブランドがAkamai を信頼する理由について、https://www.akamai.com/jp/ja/、
https://blogs.akamai.com/jp/および Twitter の @Akamai_jpでご紹介しています。
アカマイ・テクノロジーズ合同会社について:
アカマイ・テクノロジーズ合同会社は、1998年に設立された、アカマイ・テクノロジーズ・インク(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、最高経営責任者:Tom Leighton)が100%出資する日本法人です。アカマイは、静的なコンテンツ配信だけでなく各種コンサート・スポーツ試合等の国内限定ストリーミング配信やWebアプリケーションなどの動的配信を多数実現し、日本国内では350社以上が当社サービスを利用しています。
アカマイ・テクノロジーズ合同会社は、2018年をもって設立15周年を迎え、それを記念しブランディング
ムービーを公開しました。是非ご覧ください。
https://youtu.be/GfrXsG1AUns
※アカマイとアカマイ・ロゴは、アカマイ・テクノロジーズ・インクの商標または登録商標です
※その他、記載されている会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です
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私的証券訴訟改革法に基づくAkamai の声明
このプレスリリースには、1995 年私的証券訴訟改革法に基づくセーフハーバー条項の将来の見通しに関する記述となる、アカマイの経営陣による将来的な予測、計画、見通しに関する情報が含まれています。ストリーミング市場が予測どおりに成長しないこと、新たにリリースしたソリューションが予測どおりに動作しないまたは対象の市場ニーズに応えられないこと、進化する市場ニーズを満たす新たなソリューションを開発できないこと、Akamai のネットワークインフラストラクチャの障害、ならびに、Akamai の年次報告書 Form 10-K、四半期報告書 Form 10-Q、およびその他の SEC に関する定期文書に記載されているその他の要因を含むが、これらに限定されない様々な重要な要因により、これらの将来の見通しに関する記述によって示されたものと実際の結果が大幅に異なる可能性があります。
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