文京学院大学総合研究所叢書 第4巻『対人援助のためのコミュニケーション学-実践を通じた学際的アプローチ-』
2019年3月15日(金)発行
文京学院大学総合研究所叢書 第4巻
『対人援助のためのコミュニケーション学-実践を通じた学際的アプローチ-』
2019年3月15日(金)発行
『対人援助のためのコミュニケーション学-実践を通じた学際的アプローチ-』
2019年3月15日(金)発行
文京学院大学総合研究所(所長:伊藤英夫人間学部教授)は、本学専任教員の学術に関する研究ならびに教育の支援を主たる目的とし、これまで、教員の共同研究の推進や出版の助成などの活動を展開してきました。この度、文京学院大学総合研究所叢書の第4巻として、18名の本学教員が各分野の専門家としてコミュニケーションの意味と技法について執筆した『対人援助のためのコミュニケーション学-実践を通じた学際的アプローチ-』を2019年3月15日(金)に発行いたします。
本書の概要
私たちの暮らしの中には多くの支援を必要とする乳幼児、障害児・者、病児・者、高齢者、外国人、被災者、社会的マイノリティなど様々な人々がいて、誰もが、援助者・要援助者となりえます。人が人に対して組織的、系統的に援助を行うことを対人援助といい、対人援助が行われるフィールドは、保育・教育機関、医療・保健機関、福祉施設、大学などの他に、国内にとどまらず、途上国や被災地での活動も含まれます。
そして、対人援助に必要なコミュニケーションには、「関係性構築のためのコミュニケーション」と「支援に必要なコミュニケーション」があります。「関係性構築のためのコミュニケーション」とは、いわゆる対人関係に必要なコミュニケーションであり、「支援に必要なコミュニケーション」とは、支援を必要としている人々が安心して支援を受けることができるためのコミュニケーションです。
本書では、子どもへの支援、障害のある人への支援、医療現場での支援、高齢者支援、社会的マイノリティへの支援、災害支援において、それぞれの現場で活躍する本学教員18名が専門家として「対人援助に必要なコミュニケーション」を述べています。
本書のねらい
本学は、外国語学部、経営学部、人間学部、保健医療技術学部の4学部を擁し、各学部において「コミュニケーション力」を様々なカリキュラムで育みながら、対人援助職の養成を行っています。
現代社会において、支援者と要支援者という立場は存在しますが、一方ではその両者が互いに協力し合って生活し、社会を作り上げていく必要があります。このような社会を目指すためにも、対人援助という場面で、専門職として何ができるのか、そのためにはどのようなコミュニケーションが必要なのかという問いに、それぞれの専門家の立場から切り込んでいくのが本書のねらいです。
本書では、明確で実践的な知識を提供するという目的のもと、「問題の発見→調査→分析→検証の方法」を示して、実践例を紹介しました。実践例を具体的に紹介することにより、対人援助の多様性と共通性という両面からの期待に応えられる書籍となっています。
文京学院大学総合研究所では、今後も本学教員の研究分野をベースに、社会に資する内容の研究書を刊行してまいります。
対人援助のためのコミュニケーション学-実践を通じた学際的アプローチ-』
書 名 : 『対人援助のためのコミュニケーション学-実践を通じた学際的アプローチ-』
編 者 : 伊藤英夫(文京学院大学総合研究所所長)
工藤秀機(文京学院大学学長)
石田行知(文京学院大学前総合研究所所長)
発 行 : 文京学院大学総合研究所
定 価 : 2,500円(税別)
刊行日 : 2019年3月15日(金)
仕 様 : B5版
ページ数 : 304ページ
I S B N : 978-4-86600-058-9
販売店 : 全国の書店
目次
序 章 支援とコミュニケーション(人間学部児童発達学科 伊藤英夫教授)
第1部 子どもへの支援とコミュニケーション
第1章 保育の質の向上を図るコミュニケーション(人間学部児童発達学科 椛島香代教授)
第2章 環境との身体的コミュニケーション(人間学部児童発達学科 木村学准教授)
第3章 養子縁組家族と出自に関するコミュニケーション(人間学部人間福祉学科 森和子教授)
第2部 障害のある人への支援とコミュニケーション
第4章 知的障害児への支援とコミュニケーション(人間学部児童発達学科 柄田毅教授)
第5章 発達障害児へのコミュニケーション支援(人間学部児童発達学科 伊藤英夫教授)
第6章 SSTを中心とした精神障害者支援とコミュニケーション(保健医療技術学部作業療法学科 柴田貴美子准教授)
第3部 医療現場での支援とコミュニケーション
第7章 医療ソーシャルワーカーのコミュニケーションスキル(人間学部人間福祉学科 笹岡眞弓教授)
第8章 チーム医療とコミュニケーション(経営学部経営コミュニケーション学科 草野千秋准教授)
第9章 緩和ケアにおけるコミュニケーション(保健医療技術学部看護学科 奥原秀盛教授)
第4部 高齢者支援のためのコミュニケーション
第10章 超高齢社会におけるコミュニケーションによる高齢者支援(保健医療技術学部作業療法学科 大橋幸子教授)
第11章 在宅高齢者のQOLを高める支援(人間学部人間福祉学科 奈良環准教授)
第12章 閉じこもり高齢者への支援(人間学部心理学科 山崎幸子准教授)
第5部 文化的・経済的障壁とコミュニケーション
第13章 権利アプローチによる子ども支援とコミュニケーション(外国語学部英語コミュニケーション学科 甲斐田万智子教授)
第14章 言語的マイノリティの子どもへの教育支援(人間学部コミュニケーション社会学科 小林宏美准教授)
第15章 異文化間の信頼関係構築とコミュニケーション(外国語学部英語コミュニケーション学科 能間寛子准教授)
第6部 災害支援とコミュニケーション
第16章 被災者の生活再建における環境調整と被災者間コミュニケーション(保健医療技術学部作業療法学科 嶋﨑寛子助教)
第17章 被災者-支援者の関係を越えたコミュニケーションの在り方(人間学部コミュニケーション社会学科 中山智晴教授)
第18章 東日本大震災におけるボランティア活動とコミュニケーション(人間学部心理学科 文野洋准教授)
<文京学院大学について>
1924年、創立者島田依史子が島田裁縫伝習所を文京区に開設。建学の精神「自立と共生」のもと、先進的な教育環境を整備し、現在は、東京都文京区、埼玉県ふじみ野市にキャンパスを置いています。外国語学部、経営学部、人間学部、保健医療技術学部、大学院に約5,000人の学生が在籍する総合大学です。学問に加え、留学や資格取得、インターンシップなど学生の社会人基礎力を高める多彩な教育を地域と連携しながら実践しています。
【文京学院大学 概要】
学校名: 文京学院大学
代表者: 学長 工藤秀機
所在地: 本郷キャンパス 東京都文京区向丘1-19-1
ふじみ野キャンパス 埼玉県ふじみ野市亀久保1196
学 部: 外国語学部、経営学部、人間学部、保健医療技術学部
URL: https://www.u-bunkyo.ac.jp/
本書の概要
私たちの暮らしの中には多くの支援を必要とする乳幼児、障害児・者、病児・者、高齢者、外国人、被災者、社会的マイノリティなど様々な人々がいて、誰もが、援助者・要援助者となりえます。人が人に対して組織的、系統的に援助を行うことを対人援助といい、対人援助が行われるフィールドは、保育・教育機関、医療・保健機関、福祉施設、大学などの他に、国内にとどまらず、途上国や被災地での活動も含まれます。
そして、対人援助に必要なコミュニケーションには、「関係性構築のためのコミュニケーション」と「支援に必要なコミュニケーション」があります。「関係性構築のためのコミュニケーション」とは、いわゆる対人関係に必要なコミュニケーションであり、「支援に必要なコミュニケーション」とは、支援を必要としている人々が安心して支援を受けることができるためのコミュニケーションです。
本書では、子どもへの支援、障害のある人への支援、医療現場での支援、高齢者支援、社会的マイノリティへの支援、災害支援において、それぞれの現場で活躍する本学教員18名が専門家として「対人援助に必要なコミュニケーション」を述べています。
本書のねらい
本学は、外国語学部、経営学部、人間学部、保健医療技術学部の4学部を擁し、各学部において「コミュニケーション力」を様々なカリキュラムで育みながら、対人援助職の養成を行っています。
現代社会において、支援者と要支援者という立場は存在しますが、一方ではその両者が互いに協力し合って生活し、社会を作り上げていく必要があります。このような社会を目指すためにも、対人援助という場面で、専門職として何ができるのか、そのためにはどのようなコミュニケーションが必要なのかという問いに、それぞれの専門家の立場から切り込んでいくのが本書のねらいです。
本書では、明確で実践的な知識を提供するという目的のもと、「問題の発見→調査→分析→検証の方法」を示して、実践例を紹介しました。実践例を具体的に紹介することにより、対人援助の多様性と共通性という両面からの期待に応えられる書籍となっています。
文京学院大学総合研究所では、今後も本学教員の研究分野をベースに、社会に資する内容の研究書を刊行してまいります。
対人援助のためのコミュニケーション学-実践を通じた学際的アプローチ-』
書 名 : 『対人援助のためのコミュニケーション学-実践を通じた学際的アプローチ-』
編 者 : 伊藤英夫(文京学院大学総合研究所所長)
工藤秀機(文京学院大学学長)
石田行知(文京学院大学前総合研究所所長)
発 行 : 文京学院大学総合研究所
定 価 : 2,500円(税別)
刊行日 : 2019年3月15日(金)
仕 様 : B5版
ページ数 : 304ページ
I S B N : 978-4-86600-058-9
販売店 : 全国の書店
目次
序 章 支援とコミュニケーション(人間学部児童発達学科 伊藤英夫教授)
第1部 子どもへの支援とコミュニケーション
第1章 保育の質の向上を図るコミュニケーション(人間学部児童発達学科 椛島香代教授)
第2章 環境との身体的コミュニケーション(人間学部児童発達学科 木村学准教授)
第3章 養子縁組家族と出自に関するコミュニケーション(人間学部人間福祉学科 森和子教授)
第2部 障害のある人への支援とコミュニケーション
第4章 知的障害児への支援とコミュニケーション(人間学部児童発達学科 柄田毅教授)
第5章 発達障害児へのコミュニケーション支援(人間学部児童発達学科 伊藤英夫教授)
第6章 SSTを中心とした精神障害者支援とコミュニケーション(保健医療技術学部作業療法学科 柴田貴美子准教授)
第3部 医療現場での支援とコミュニケーション
第7章 医療ソーシャルワーカーのコミュニケーションスキル(人間学部人間福祉学科 笹岡眞弓教授)
第8章 チーム医療とコミュニケーション(経営学部経営コミュニケーション学科 草野千秋准教授)
第9章 緩和ケアにおけるコミュニケーション(保健医療技術学部看護学科 奥原秀盛教授)
第4部 高齢者支援のためのコミュニケーション
第10章 超高齢社会におけるコミュニケーションによる高齢者支援(保健医療技術学部作業療法学科 大橋幸子教授)
第11章 在宅高齢者のQOLを高める支援(人間学部人間福祉学科 奈良環准教授)
第12章 閉じこもり高齢者への支援(人間学部心理学科 山崎幸子准教授)
第5部 文化的・経済的障壁とコミュニケーション
第13章 権利アプローチによる子ども支援とコミュニケーション(外国語学部英語コミュニケーション学科 甲斐田万智子教授)
第14章 言語的マイノリティの子どもへの教育支援(人間学部コミュニケーション社会学科 小林宏美准教授)
第15章 異文化間の信頼関係構築とコミュニケーション(外国語学部英語コミュニケーション学科 能間寛子准教授)
第6部 災害支援とコミュニケーション
第16章 被災者の生活再建における環境調整と被災者間コミュニケーション(保健医療技術学部作業療法学科 嶋﨑寛子助教)
第17章 被災者-支援者の関係を越えたコミュニケーションの在り方(人間学部コミュニケーション社会学科 中山智晴教授)
第18章 東日本大震災におけるボランティア活動とコミュニケーション(人間学部心理学科 文野洋准教授)
<文京学院大学について>
1924年、創立者島田依史子が島田裁縫伝習所を文京区に開設。建学の精神「自立と共生」のもと、先進的な教育環境を整備し、現在は、東京都文京区、埼玉県ふじみ野市にキャンパスを置いています。外国語学部、経営学部、人間学部、保健医療技術学部、大学院に約5,000人の学生が在籍する総合大学です。学問に加え、留学や資格取得、インターンシップなど学生の社会人基礎力を高める多彩な教育を地域と連携しながら実践しています。
【文京学院大学 概要】
学校名: 文京学院大学
代表者: 学長 工藤秀機
所在地: 本郷キャンパス 東京都文京区向丘1-19-1
ふじみ野キャンパス 埼玉県ふじみ野市亀久保1196
学 部: 外国語学部、経営学部、人間学部、保健医療技術学部
URL: https://www.u-bunkyo.ac.jp/
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