社会課題解決をテーマにした学生による学生のための開発コンテスト、大賞はCivichatに決定
Civictech Challenge Cup U-22 参加者105名がオンラインでのチーム開発で取り組んだコンテストの大賞・企業賞・オーディエンス賞が決定しました!
「COVID-19の影響で、インターン先が無くて同級生が困っている。サマーインターンに参加できないと、就職にも影響する」
旭川の高専生の社会課題に関する意識がきっかけとなり、それに賛同した東京・関西・北海道・新潟の有志学生がコントリビュートする形で企画・運営しています。学生が開発実績を積むことで、単なる開発コンテストではなく、若年層の就職機会の減少という社会課題の解決を目指すのがこのアワードの特徴です。
CCC U-22は、エントリーした学生がチームを組成し、社会課題を解決するアイディアを考え、実際にその解決に向けたサービスのプロトタイプを開発する実践的な開発コンテストです。そして、優秀な成果を収めた学生の開発チームは、ファイナリストとして最終審査会でプレゼンテーションを実施し、国内外の大手IT企業の会社名やサービス名を冠した賞やCCCから大賞が授与されました。
【受賞作品一覧】
- 大賞:Civichat
- オーディエンス賞:noob_fighter
- クリーチャーズ賞:Hrasvelgr
- アカツキ賞::(){:|:&};: (ForkBomb)
- UDトーク賞:でんとつー
- さくらインターネット賞:でんとつー
- ヤフー賞:itrink
- Salesforce賞:Hrasvelgr
- ヤマト賞:Code By Ray
- PLAID賞:noob_fighter
【受賞作品・コメント紹介】
Civichat(最優秀作品 大賞)
チャットで自分に合った支援・補助などの制度がでわかる「Civichat」
「中長期的な視点をもって開発してきました。CCCの開発期間が終わった後も、目安箱をつくることや、デジタル改革アイデアボックスに要望を出す、熊本市の実証実験に応募するなど、本格的な実装に向けて進めてきました。」
(最終審査会プレゼテーション動画はこちら: https://youtu.be/VIgMtTQtkHA?t=6855 )
でんとつー(UDトーク賞・さくらインターネット賞)
画像処理技術を用いた手話初学者向け指文字学習アプリ「Suwagate」
「技術担当が試験で欠席となってしまったので、技術面の回答が不十分だった部分もあるかとおもうのですが、受賞できて嬉しいです。授与いただきありがとうございます。開発した内容は、GitHubにオープンソース化してあげているので、ご覧いただきみなさんにもイシューを投げていただき、改良を進めていきたいです。今後も開発していきますので、よろしくお願いします。」
(最終審査会プレゼテーション動画はこちら: https://youtu.be/VIgMtTQtkHA?t=5944 )
Hrasvelgr(クリーチャーズ賞・Salesforce賞)
保育園を想定した水分補給・熱中症予防の傾きセンサーIoT「Waterecord」
「受賞を機に、今後も実際の保育園での活用に向けた改良を続けていきたいと思いました。もっと素晴らしいものがつくれるように頑張っていきます。ありがとうございました。」
(最終審査会プレゼテーション動画はこちら: https://youtu.be/VIgMtTQtkHA?t=2111 )
noob_fighter(PLAID賞・オーディエンス賞)
二酸化炭素センサーを用いた密回避システム「密チェッカー」
「コロナ以降、昨年までとは全く違う社会になってしまったので、人に役立つものをと考えたときに今まで通りの生活を取り戻すためにこのようなツールの開発が必要なのではないかと考え、作りました。これからもいろいろな課題に取り組んで、実際に普及して使ってもらえる段階まで展開していきたいと考えています。」
(最終審査会プレゼテーション動画はこちら: https://youtu.be/VIgMtTQtkHA?t=3791 )
【基調講演】
株式会社クリーチャーズ代表取締役会長・株式会社ポケモン代表取締役社長CEO 石原恒和氏より、ポケモンGOを事例として取り上げ、プレイヤーのながらスマホを防止するために画面を見ずにプレイできるデバイスを発売するなど改善を繰り返してきたこと、また外に出て歩く機会を増やすことで毎日1000歩ずつ歩くことで約61円の医療費抑制になり、全ユーザーの歩いた距離230億kmを換算すると約2兆円の効果あることから、健康のために開発されたわけではないゲームが社会課題を解決できる可能性があることや、シビックテックのような社会課題発見とゲーム発明の接続があれば、大きな価値を生み出すことができるのではないかという前向きなメッセージをいただきました。
【運営について】
今回は、学生が起案したアワードということもあり、企画からスポンサーへの依頼、課題抽出やデザインに関する勉強会の実施、有志スポンサー企業エンジニア・デザイナーによるメンタリングサポート、最終審査会前のプレゼンリハーサル、最終審査会までをCode for Japan学生インターンが行ってまいりました。企業様や個人協賛をいただいた皆様、参加者の皆様にご心配をおかけする場面もあったかと思いますが、今後も継続開催に向けて準備を進めてまいりますので、ともにこの企画を今後も育てていただけると幸いです。
約4ヶ月に及んだCCC u-22はこの最終審査会を持って閉幕となりましたが、今後も参加チームのなかで継続開発を進めていくチームとは交流をしながら、定期開催しているハックデー(開発イベント)などでシビックテック活動をサポートしてまいります。
<公式サイト>
https://ccc2020.code4japan.org/
<運営>
主催:一般社団法人コード・フォー・ジャパン
協賛:9社
・株式会社 クリーチャーズ
・グーグル合同会社
・株式会社アカツキ
・UDトーク
・さくらインターネット株式会社
・ヤフー株式会社
・株式会社セールスフォース・ドットコム
・ヤマトホールディングス株式会社
・株式会社プレイド
個人協賛:5名
・齋藤精一さま
・小副川健さま
ほか3名
<Code for Japanについて>
Code for Japanは、シビックテック (市民が主体となって自分たちの街の課題を技術で解決する)コミュニティづくり支援や、自治体への民間人材派遣などの事業に取り組む非営利団体です。より良い未来に向けて、立場を超えてさまざまな人たちと「ともに考え、ともにつくる」ための活動を行っていきます。(詳細は https://www.code4japan.org/ をご覧ください。)
<本件に関する問い合わせ先>
Civictech Challenge Cup 運営事務局:ccc@code4japan.org
広報窓口:info@code4japan.org
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