機関誌『開発教育』最新号「気候危機と私たち」発行!

開発教育協会(DEAR)では、この12月に機関誌『開発教育』の最新号を発行しました。今号のテーマは「気候危機と私たち」です。

開発教育協会(DEAR)

「気候がおかしい」。すでに私たち一人ひとりに広がっている体感的な言葉ではないでしょうか。
世界で、日本で、気候変動を原因とする異常気象が発生し、それに伴う災害は増加しています。

「気候変動」は緊急性の高い課題として、もはや「気候危機」であり「気候非常事態」だという認識が広がっています。
しかし、パリ協定で掲げられた各国の目標や対策は十分というにはほど遠い状況です。
温暖化の大きな原因は、日本を含む先進国の経済活動やエネルギー消費であるにもかかわらず、その影響や被害は途上国の貧困層や、社会的に弱い立場に置かれている人々において深刻です。

本特集は、こうした気候危機の現状を、地球上や世代間の公正と教育の視点から、私たちの問題として、私たちのつくる社会構造の問題として考えることをねらいとし、3つの理論原稿、3つの実践原稿およびインタビューを収録しています。

さらに、各種研究会や海外研修の報告、会員からの研究論文や活動報告等の投稿も掲載しています。
機関誌はDEAR設立の1982年から毎年発行されており、開発教育の歩みや歴史を知る資料としても活用されています。


▼特集「気候危機と私たち」
・特集にあたって
<理論編>
・気候変動問題にどう向き合うかー開発教育の視点から(田中治彦)
・気候変動の原因・影響と社会の対応(江守正多)
・気候変動教育の現在-国際的な動向および国内外の理論と実践(永田佳之)
<インタビュー>
・気候変動に立ち向かう“ぼちぼち”の精神~ケンタロ・オノさん~(小野行雄)
<実践編>
・気候危機の時代に私たちができることーClimate Justice(気候正義)を実現するには(高橋英恵、深草亜悠美、吉田明子)
・気候変動対策と持続可能な地域づくり~メガソーラー設置にともなう大規模山林伐採計画へのある地域住民の反対活動の記録(三田善雄)
・市民性を育む環境教育を目指して(羽角章)

▼研究会報告、海外研修報告
・SDGsを開発教育によって捉える試みー「SDGs研究会」の活動から(近藤牧子、中村絵乃、松倉紗野香)
・開発教育のファシリテーション再考-「開発教育ファシリテーション研究会」の経緯(近藤牧子)
・欧州での開発教育およびグローバルシティズンシップ教育の展開(伊藤容子)

▼投稿論文
・NGOのスタディーツアーによる自己変容-前期青年期を対象にしたスタディーツアー事例の定性分析から(三宅隆史)

▼活動報告
・ナイロビ日本人学校での開発教育実践~ちょこっと変える自分・未来・ケニア~(加藤英嗣)
・開発教育・ESDを取り入れた中学校「家庭科」実践報告(大久保浩美)

▼概要
  • 発行:開発教育協会(DEAR)
  • 2020年12月10日発行、B5判108頁
  • 価格:一般2,000円+税(2,200円)
  • 直販です。書店卸はしていません。
▼お問合せ・ご購入申込
  • 認定NPO法人 開発教育協会(DEAR)
  • Fax: 03-3818-5940
  • 〒112-0002 東京都文京区小石川2-17-41TCC2号館3階
  • http://www.dear.or.jp/books/482/
  • ウェブ、ファクスでお申し込みいただけます。
  • 本体価格のほか送料・手数料がかかります(1冊の場合税込550円)

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会社概要

認定NPO法人開発教育協会

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URL
http://www.dear.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都文京区小石川2-17-41 TCC2号館3階
電話番号
03-5844-3630
代表者名
佐藤友紀
上場
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資本金
-
設立
1982年12月