ふじおか幼稚園 性教育カリキュラム『命や性、多様性を学ぶ体験型授業』8/24(木)にオリジナルカリキュラムを実施しました
私たち認定こども園ふじおか幼稚園(〒323-1104 栃木県栃木市藤岡町藤岡342 園長 市村弘貴)は『立ち上がるチカラ』を育むことを教育目標としています。
子どもたちの「立ち上がるチカラ」を育むためには、知的能力である「認知能力」と、自制心や協調性などの潜在的能力を意味する「非認知能力」をバランス良く身につけていくことが大切です。特に「非認知能力」の重要性は、昨今の幼児教育において世界的に注目されています。
ふじおか幼稚園は、昭和55年に開園しました。以来、教育方針を研究・実践するなかで、たどり着いたのが独自の教育法「ふじおかメソッド」です。
ふじおかメソッドは、「やりぬく力」「やる氣」「自制心」「協調性」「社交性」の5つの柱を通じて、認知能力と非認知能力をバランスよく身につけられるプログラムです。職員一人ひとりがこの教育法を理解し、何をすべきかをよく突き詰めており、知識やスキルだけではなく、こどもたちが自ら考え行動することができるような「立ち上がるチカラ」が、驚くほど育つ環境をつくりあげることができています。
ITやコンピュータ技術の進化がますます進み、こどもたちを取り巻く環境も今後大きく変化していくでしょう。そんな社会を生き抜いていく子どもたちが、どんな逆境にも自らのチカラで立ち向かい解決できますように。どんな高い壁にぶつかっても自力で乗り越えられますように。そう願いながら、この楽しい幼稚園生活のなか、「立ち上がるチカラ」を育ててあげたいと思っています。
なぜ性教育を?自分や他者との関係を理解し、自己を守る知識を身につける土台作りの機会として
ふじおか幼稚園では小学生をお預かりする『Fuji Kids Academy』(以下フジキッズ)を運営しています。
フジキッズではふじおか幼稚園の教育法『ふじおかメソッド』を軸に5つの柱を育む為に、学習面などの認知能力、社交性などの非認知能力を育てるカリキュラムを取り入れている学童保育です。
学習面では商工会議所主催の珠算検定の級取得に向け、そろばんを実施したり、ボードゲームやディスカッションなどを取り入れ、社交性や協調性などを楽しく学ぶ機会を多々作っています。
そういった中でこどもたちにどんな学びの機会を作っていけるのかと考えた市村園長は『自分を理解し大切すること』『他者との違いを理解し他人を受け入れること』を学ぶ場として性教育を学ぶ機会をつくりました。
今回、初めてこどもたちに性や命に関わる授業を実施するに至るには性教育を通して『自己肯定感を育み自他を認めるチカラを育む』という想いだけではなく、
こどもたちが性被害などから自分自身で身を守る知識を身につけてほしいと主催である市村弘貴園長は語っていました。
こどもたちが性被害に巻き込まれるニュースが増えています。
それはこういった『性や命』について学ぶ場が圧倒的に少ないように思います。
難しい問題だからこそこどもたちに正しい情報を伝えるには専門性がより伝える側も重要になります。なのでこどもたちに学ぶ場をつくりたいという考えから今回のプロジェクトをスタートしました。
助産師と一緒に作るこども向けの独自の性教育カリキュラムを開発
小学生に『性教育』と聞くと『早すぎるのではないか?』『必要なのか?』などの考えもあると思いますが、性教育とは『自分自身を大切にするということ』を学ぶ場と考えています。
命の大切さ、自分自身を理解し大切にする、他人との違いも受け入れ認めるという当たり前のように聞こえますが、昨今社会でもLGBTQ関連のニュースや性に関する題材のものが増えてきています。
性教育を通して自己肯定感を育むことで『自分を認める大切さ』『他人の大切さを認めること』を学び、将来のこどもたちが大人になった時に様々な問題や課題を乗り越えていく土台を自己肯定感を育むことでつくっていけるのではと思っています。
そうした学びの場をどのように作っていこうかと考え、アゲハ助産院(栃木県小山市)の助産師であります小川圭子助産師と一緒に独自の性教育のカリキュラムを作っていき、定期的にこどもたちに学びの場をつくっていくことになりました。
いのちってどんなもの?こどもたちが見て感じて話し合う。学ぶ講義の実施・今後の展望
8/24(木)の当日はフジキッズに通う1年生~6年生のこどもたちに向け講義がスタートしました。
今回は『いのちってどんなもの?』というテーマでこどもたちに話をしました。
こどもたちにもわかりやすくまずは命の最初の形として誕生する赤ちゃんのイメージをこどもたちに聞いてみました。
『小さい』『かわいい』などこどもらしい意見から『産まれた時は50cm位の大きさで体重は3㎏くらい』や『お母さんのお腹の中で産まれるまで子宮の中にいる』などの詳しい知識を知っているこどもたちも居ました。
命の始まりとなる受精卵の大きさをこどもたちに実際に体験してみました。
画用紙に針で0.1mm程度のの穴を空けこどもたちが覗き込む。最初は『小さい』『なんの穴』と疑問がたくさんでていましたが、小川助産師から「この穴の大きさは受精卵の最初の大きさだよ」と教えてもらうとこどもたちは真剣な表情で覗き込んでいました。炊く前のお米も配り、お米の大きさがお母さんが妊娠に気づく大きさと知り驚く様子が見られました。
その他にも赤ちゃんや動物の成長の過程をクイズ形式で楽しみながら学びました。
講義後、こどもたちが自発的に性教育の本を読んだり、講師に質問したりと学びも多かったと思います。こどもたちが自発的に知りたい、興味を持つということがいかに学びに繋がっていくのかを大事にしていきたいと考えています。
ふじおか幼稚園では、今後生きていくための土台を形成できるような学びを大切にしています。
単発的な学びではなく毎月継続的に今回の命の誕生や男女の違い、LGBTQといった社会的な性の問題などをこどもたちにも分かりやすく、また自ら興味を持てるような内容、問いかけを大事にしながら今後も開催していきたいと考えています。
また性教育だけでなく、ネットリテラシーに関することなどもこどもたちに学んでもらえる機会を検討しています。
『こどもたちのために・・・3代目 市村弘貴園長の考えるこどもたちの未来』
私たちふじおか幼稚園は小さな寺子屋からスタートした仏教保育を軸とした幼稚園です。
1955年に創設者の市村隆弘が開園以来67年、子どもの笑顔のために歩んできました。
戦後の荒れた時代背景の中、子どもが笑顔で自分の足で歩んでいけるよう子どもの将来を見据えた接し方と教育を大事にしてきました。花まつりなどの行事を通して、仏様の教えを在園児だけでなく、地域の方々に知っていただき、命の大切さや尊さをお伝えしてきました。
開園当初から大事にしてきた仏様の教えや仏教教育、現代の多忙な社会の中で子育てする保護者の皆様の状況、現代社会のニーズなどを考慮し、保育士応援団長 3代目園長 市村弘貴が現在のふじおか幼稚園の独自の教育法『ふじおかメソッド』に辿りつきました。
現在ではこの独自の教育カリキュラムによって認知能力、非認知能力を育み、先代から大切にしている子ども将来の姿を見据え、育てていくことの重要性を説いています。
また教育だけに留まらず、現場で働く保育士が明るく保育ができる環境を作ることが、いい保育環境を作る鍵となることを信じ、保育士の支援、保育士の立場や仕事の理解などを世の中にも知ってもらうため、様々な活動を積極的に行っています。
園長 市村 弘貴
〒323-1104 栃木県栃木市藤岡町藤岡342
TEL 0282-61-1152 FAX 0282-61-1115
開園時間 7:30~18:30
休園日 日曜・祝祭日
メールアドレス info@fuji-kids.com ホームページ http://fuji-kids.com/
ふじおか幼稚園 園紹介ムービーURL https://youtu.be/yFTp7zRiExc
しずわでら学園は 昭和30年開設以来67年間 こどもの保育、教育に力を注いで参りました。
昭和30年5月 宗教法人を立ち上げ、地域の方に教育を提供したいと、先代の住職がお寺の本堂にこどもを集め幼稚園が始まりました。
昭和53年5月 宗教法人から学校法人へ設置者変更
昭和54年10月 藤岡地域の保護者から強い要望を頂き、ふじおか幼稚園を設立。
平成8年 認可外保育所を開園し、0,1,2歳児の受け入れを開始。
平成27年4月より、認定こども園へ移行。
平成29年にふじおか幼稚園新園舎が完成し、現在に至る。
令和2年 社会福祉法人ふじおかを設立 鹿沼市にあるひなた保育園の民営化に伴い、
ふじおかメソッドひなた保育園を開園
令和3年 児童発達支援施設STEPラボを開設し、現在に至る。
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