宇宙デブリ対策事業の関連資産等をBULL社に譲渡
■背景と目的
ALEはこれまで、以下の3事業に取り組んでまいりました。
人工流れ星を始めとした「宇宙エンターテインメント事業(SKY CANVAS)」
地球大気のデータを活用し気候変動の解明への貢献を目指す「大気データ事業」
EDT(導電性テザー)を用いたデブリ対策装置の開発をはじめする「宇宙デブリ対策事業」
この度、経営資源の選択と集中の観点から、宇宙デブリ対策事業を終了することにいたしました。その一方でBULLは、これまでALEが蓄積してきた技術力及び商品力に一定の価値を見出しており、それらの最大活用による持続的な事業成長を期待しています。さらに、より早期の事業化が見込めることから、両社はBULLの下での取り組み継続が最善と判断いたしました。
ALEでの宇宙デブリ対策事業は終了いたしますが、宇宙開発事業者として軌道上環境の維持に努める姿勢は変わりません。ALEは「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」というミッションを達成するためにこれからも邁進してまいります。
■事業譲渡の概要
ALEが保有する宇宙デブリ対策事業関連の資産、知的財産権及びノウハウを2023年7月4日にBULLに譲渡します(対価は非公開)。
■ALE 代表取締役/ CEO 岡島礼奈コメント
私たちALEのデブリ対策の取り組みを引き継ぐのが、同じ会社の仲間として本事業に力を注いでくださっていた宇藤氏率いるBULLであることが大変嬉しいです。今後のさらなる飛躍を期待しています。BULLとALEはもちろん、宇宙開発業界全体でサステナブルな宇宙環境の実現を目指していきたいです。
■BULL CEO 宇藤恭士氏コメント
弊社が進めるデブリ化防止装置の開発において、ALEがこれまでに培ってきた技術や知見は大変に得難く、ALEの本事業を引き継げることを大変嬉しく思います。ALEは私が宇宙産業に初めて携わった会社であり、偉大な先輩です。世界全体の宇宙開発を持続可能な形で発展させられるよう、これからも拙速を貴びつつ死力を尽くします。
■株式会社ALEについて
ALEは「宇宙を、好奇心に動かされた人類の、進化の舞台にする」をビジョンに、「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」をミッションに掲げる民間宇宙スタートアップ企業です。
世界初の人工流れ星をはじめとした人々の好奇心を育む宇宙エンターテインメントと、気候変動の解明に貢献する地球大気のデータ蓄積と活用を通じ「エンターテインメント」と「科学」の両面で価値を創出します。
社 名 : 株式会社ALE(エール)
本社住所 : 東京都港区芝大門2-11-8
代 表 者 : 代表取締役/CEO 岡島礼奈
設 立 : 2011年9月1日
事業内容 : 宇宙エンターテインメント事業「SKY CANVAS」・大気データ事業
U R L : https://star-ale.com/
■株式会社BULLについて
BULLは「地球内外の惑星間の行き来を『当たり前』に」することをビジョンに、「天体への(再)突入技術を活かし宇宙利用サービスを安価・簡潔に提供」することを目指すスタートアップ企業です。栃木県宇都宮市を拠点とした産学官連携による事業を推進しています。
宇宙デブリの発生を防止する装置開発、軌道利活用のための微小重力実験衛星・装置の開発を進め、新たな時代の宇宙開発におけるSDGsに貢献します。
社 名 : 株式会社BULL(ブル)
代 表 者 : 代表取締役 宇藤恭士
設 立 : 2022年11月
事業内容 : 宇宙デブリ対策事業、軌道利活用関連事業
U R L : https://bull-space.com/
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