ピンチをチャンスに! 創立57年を誇る名門、東京バレエ団が初のクラウドファンディングを実施
コロナ禍で約8,200万円の損失を抱えながらも、様々な工夫を重ね、この1年の間に約40回の公演を実現。
海外の主要なバレエ団は国公立など公的な機関によって運営されていますが、日本は民間の運営。東京バレエ団にとってコロナ禍は最大の存続の危機です。それでもこのピンチを前向きにチャンスと捉え、世界に向けて大きく羽ばたくきっかけにしたいと思い、この度新たな取り組みに挑戦します
東京バレエ団クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/nbs
昨年3月にコロナ・パンデミックが起こり、世界中のイベントやライブパフォーマンスが中止に追い込まれました。東京バレエ団も例外ではなく、これまでに13公演が中止、6公演が延期と相次ぐ公演計画の変更を余儀なくされました。払い戻し金額の総額は約8,200万円にものぼります。
それでも東京バレエ団は様々な感染症拡大防止策をとり、工夫を重ねて公演活動を継続してきました。2020年9月の公演再開以来、これまでに42回の公演を実施しています(2021年2月26日時点)。現況下にあって、世界で最も多くの公演を行っているバレエ団のひとつではないかと自負しています。
しかし、その一方で入場者を会場の収容人数の50%以下に制限されるなど厳しい条件が課されています。収入が減る一方で、感染症対策のための消毒液や物品の購入費、チケットの払い戻しの経費は膨らむばかりです。そこで、現状を解決するための施策の一環として、今回のクラウドファンディング実施にいたりました。
海外の主要なバレエ団は国公立など公的な機関によって運営されていますが、日本は民間まかせです。さらに欧米では文化芸術が市民からの寄付によって支えられていますが、日本では寄付文化が育っていないことを日々痛感しています。そこで、このコロナ禍をきっかけにクラウドファンディングに取り組み、プロ野球やサッカーチームのように、東京バレエ団も広く市民によって支援してもらえる団体になることをめざします。
【東京バレエ団クラウドファンディング実施概要】
■公式サイト https://readyfor.jp/projects/nbs
■募集期間:2021年2月26日(金)10:00~3月31日(水)23:00(33日間)
■目標金額:1,000万円
■資金使途
①コロナ禍により、演目・内容の変更を余儀なくされた公演実施のための経費補填
コロナ禍のため、2021年4~5月に予定していた『第九交響曲』(モーリス・ベジャール・バレエ団との合同公演)から『カルメン』、『スプリング・アンド・フォール』に演目・公演内容が変更となり、経費が大幅に増加しています。
②コロナ禍における東京バレエ団の運営資金とダンサーへの補償
コロナ禍による度重なる公演中止、延期、内容変更、収容人数制限による収入激減、および感染症対策のためのこれまでにない支出という経済的に厳しい状況の中、恵まれているとは言えないダンサーたちの待遇面を確保するためにもこの取組みで資金を確保することをめざします。
③ダンサーの身体は“精密機械”、ボディ・コンディショニングのための資金が必要です
長引くコロナ禍で以前のように身体を維持することが難しくなっており、精密機械のようなダンサーの身体にも狂いが生じています。海外のバレエ団では当たり前にある劇場やスタジオでダンサーの身体をメンテナンスするための環境が日本では整えられていません。身体を酷使するダンサーの怪我を予防し、コンディションを保つための資金(身体メンテナンスのためのトレーニング機器、治療師の派遣費用など)が必要です。
■プロジェクト形式:All or Nothing・寄附型
※All or Nothing形式では、目標金額に達成しなければ集まった支援金は全て返金になります。また、支援者は支援額に応じた返礼品を受け取ることができます。
■予定される返礼品
・リハーサル、ゲネプロ見学の権利、ダンサーのサイン入りカード、東京バレエ団オリジナルマスク、トートバックなどを予定
【東京バレエ団】
東京バレエ団は、1964年に創設。古典から現代作品まで幅広いレパートリーを誇り、なかでも現代バレエ界を代表する三大振付家──モーリス・ベジャール、イリ・キリアン、ジョン・ノイマイヤーが振付けたオリジナル作品は世界各地で大きな成功を収めてきた。現在在籍しているダンサーは約70名。
これまでに、34次775回の海外公演を行い、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座をはじめヨーロッパの著名な歌劇場に数多く出演し“日本の生んだ世界のバレエ団”として国内外で高く評価されている。2019年には勅使川原三郎振付『雲のなごり』(新作世界初演)の成果により、令和元年度(第74回)文化庁芸術祭の大賞を受賞した。
https://readyfor.jp/projects/nbs
昨年3月にコロナ・パンデミックが起こり、世界中のイベントやライブパフォーマンスが中止に追い込まれました。東京バレエ団も例外ではなく、これまでに13公演が中止、6公演が延期と相次ぐ公演計画の変更を余儀なくされました。払い戻し金額の総額は約8,200万円にものぼります。
それでも東京バレエ団は様々な感染症拡大防止策をとり、工夫を重ねて公演活動を継続してきました。2020年9月の公演再開以来、これまでに42回の公演を実施しています(2021年2月26日時点)。現況下にあって、世界で最も多くの公演を行っているバレエ団のひとつではないかと自負しています。
しかし、その一方で入場者を会場の収容人数の50%以下に制限されるなど厳しい条件が課されています。収入が減る一方で、感染症対策のための消毒液や物品の購入費、チケットの払い戻しの経費は膨らむばかりです。そこで、現状を解決するための施策の一環として、今回のクラウドファンディング実施にいたりました。
海外の主要なバレエ団は国公立など公的な機関によって運営されていますが、日本は民間まかせです。さらに欧米では文化芸術が市民からの寄付によって支えられていますが、日本では寄付文化が育っていないことを日々痛感しています。そこで、このコロナ禍をきっかけにクラウドファンディングに取り組み、プロ野球やサッカーチームのように、東京バレエ団も広く市民によって支援してもらえる団体になることをめざします。
【東京バレエ団クラウドファンディング実施概要】
■公式サイト https://readyfor.jp/projects/nbs
■募集期間:2021年2月26日(金)10:00~3月31日(水)23:00(33日間)
■目標金額:1,000万円
■資金使途
①コロナ禍により、演目・内容の変更を余儀なくされた公演実施のための経費補填
コロナ禍のため、2021年4~5月に予定していた『第九交響曲』(モーリス・ベジャール・バレエ団との合同公演)から『カルメン』、『スプリング・アンド・フォール』に演目・公演内容が変更となり、経費が大幅に増加しています。
②コロナ禍における東京バレエ団の運営資金とダンサーへの補償
コロナ禍による度重なる公演中止、延期、内容変更、収容人数制限による収入激減、および感染症対策のためのこれまでにない支出という経済的に厳しい状況の中、恵まれているとは言えないダンサーたちの待遇面を確保するためにもこの取組みで資金を確保することをめざします。
③ダンサーの身体は“精密機械”、ボディ・コンディショニングのための資金が必要です
長引くコロナ禍で以前のように身体を維持することが難しくなっており、精密機械のようなダンサーの身体にも狂いが生じています。海外のバレエ団では当たり前にある劇場やスタジオでダンサーの身体をメンテナンスするための環境が日本では整えられていません。身体を酷使するダンサーの怪我を予防し、コンディションを保つための資金(身体メンテナンスのためのトレーニング機器、治療師の派遣費用など)が必要です。
■プロジェクト形式:All or Nothing・寄附型
※All or Nothing形式では、目標金額に達成しなければ集まった支援金は全て返金になります。また、支援者は支援額に応じた返礼品を受け取ることができます。
■予定される返礼品
・リハーサル、ゲネプロ見学の権利、ダンサーのサイン入りカード、東京バレエ団オリジナルマスク、トートバックなどを予定
【東京バレエ団】
東京バレエ団は、1964年に創設。古典から現代作品まで幅広いレパートリーを誇り、なかでも現代バレエ界を代表する三大振付家──モーリス・ベジャール、イリ・キリアン、ジョン・ノイマイヤーが振付けたオリジナル作品は世界各地で大きな成功を収めてきた。現在在籍しているダンサーは約70名。
これまでに、34次775回の海外公演を行い、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座をはじめヨーロッパの著名な歌劇場に数多く出演し“日本の生んだ世界のバレエ団”として国内外で高く評価されている。2019年には勅使川原三郎振付『雲のなごり』(新作世界初演)の成果により、令和元年度(第74回)文化庁芸術祭の大賞を受賞した。
東京バレエ団公式ホームページ https://thetokyoballet.com/
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