aba、高輪地球益ファンドをリード投資家として資金調達を実施

排泄検知センサー「ヘルプパッド」の国内販促・海外展開を一気に加速

株式会社aba

テクノロジーで介護者支援を目指す株式会社abaはこのたび、TAKANAWA GATEWAY 地球益投資事業有限責任組合をリード投資家として、KCAPベンチャー1号投資事業有限責任組合、DIC株式会社、T&Dイノベーション投資事業有限責任組合、全国保証イノベーション投資事業有限責任組合などを引受先とする資金調達を実施いたしました。

今回の資金調達により、abaは以下の重点施策を速やかに展開してまいります。

■ヘルプパッド(現行モデル)の改良と次世代機の研究・開発

販売台数の増加に伴い、利用施設様からのフィードバックや排泄データが蓄積されてきました。これらの声やデータをもとに、UI(ユーザーインターフェース)やアルゴリズムの改善を進めるとともに、次世代機の研究開発を推進します。

■国内販促強化と普及推進
日本国内でのさらなる認知拡大を目指し、対面型セミナーやウェビナーの開催、大規模展示会や地域販売店主催イベントなどへの出展などの販売促進活動を強化します。また、介護施設での導入実績をもとに、介護医療院や慢性病棟を運営する医療法人などの業態への営業活動にも注力してまいります。

■ヘルプパッドの海外展開
シンガポールでの検証が順調に推移しており、来春からの販売開始に向けて、現地パートナーとの連携やグローバル認証対応を加速させています。さらにアジア主要国への展開も速やかに着手し、販売網構築や制度対応を進めていきます。

〈背景と意義〉

日本では、超高齢社会の進展が加速し、介護現場では人手不足やコスト高騰による施設の経営悪化が深刻な課題となっています。 こうした中、政府は物価高対策を重要課題とし、特に経営に苦しむ医療機関・介護施設への支援(報酬改定を待たない補助金措置など)を強化する方針を示しています。

abaは、この政策的潮流を背景に、排泄検知センサー「ヘルプパッド」を始めとする介護テクノロジー製品(ケアテック製品)が、こうした社会課題に対して即効性のあるソリューションとなり得ると確信しています。

排泄ケアは、利用者と介護者双方の心身への負担が大きく、尊厳を守りながら適切なケアを提供することの難しさ、そして人手不足による対応の逼迫など、介護現場で最も重要な課題の一つです。

ヘルプパッドの「尿と便のにおいを検知しおむつ交換タイミングを通知する」という製品特性は、現場のオペレーション改善、尊厳あるケアの提供、排泄ケアに関する業務負担およびコスト削減という三つの側面から、介護現場の変革を支える技術になると考えています。

【主な出資者からのコメント(五十音順)】

■QR2号ファンド投資事業有限責任組合(運営:株式会社QRインベストメント)

株式会社QRインベストメント 代表取締役 的場 徹成様

abaは、排泄センサー「ヘルプパッド2」というユニークなプロダクトを展開することによって、介護業界における社会課題の解決に対して、ポジティブなインパクトを与え得る可能性を持った企業であり、この点が、弊社にてご出資を決定したポイントでございます。

今回のご出資を契機として、QRインベストメントだけでなく北國銀行をはじめとしたCCIグループ全体で、地元石川県および北陸地方の介護現場の環境改善に取り組んでまいりたいと考えております。

■ KCAPベンチャー1号投資事業有限責任組合(運営:京都キャピタルパートナーズ株式会社)

京都キャピタルパートナーズ株式会社 プリンシパル 樹山 和将様

この度はaba社とご一緒させていただけることを非常に嬉しく思っています。

高齢化が進む中、介護現場では人手不足が深刻になる一方で、利用者の尊厳をどう守りながら質の高いケアを続けていくかが大きなテーマとなっています。

ヘルプパッドは、非装着型で尿・便を検知できるユニークな技術を持ちながら、現場の声に寄り添って丁寧に進化してきたプロダクトだと感じています。

今回の調達を機に、aba社の挑戦がさらに加速し、介護の未来を一緒にアップデートしていけることを楽しみにしています。

今後は京都フィナンシャルグループ全体のリソースを活用してご支援させていただきます。

■ TAKANAWA GATEWAY 地球益投資事業有限責任組合(運営:グローバル・ブレイン株式会社)

グローバル・ブレイン株式会社 代表取締役社長 百合本 安彦様

abaは、介護者向けの排泄検知システムの提供を通じ、介護業界の慢性的な人手不足や介護の質向上などの課題解決に取り組むユニークな企業です。

介護における排泄ケアは、介護者の負担が大きいと同時に介護を受ける方の尊厳に関わりますが、その大きな課題に真摯に向き合い、挑戦している点を高く評価しています。

宇井CEOとは創業初期に出会って以来、そこから10年以上の間、様々な困難があっても諦めることなく、ブレずに事業に向き合う姿に感銘を受けました。

グローバル・ブレインは、abaの技術力と優秀な経営陣、そして「テクノロジーで介護できる・したくなる世界を目指す」という高い理念の実現にポテンシャルを感じ今回の出資を決定いたしました。

今後、我々の持つネットワークや知見を最大限活用しながら、同社のさらなる事業成長に向けてLP企業の皆様とともに支援してまいります。

■ T&Dイノベーション投資事業有限責任組合/全国保証イノベーション投資事業有限責任組合(運営:Spiral Innovation Partners株式会社)

Spiral Innovation Partners株式会社 General Partner 鎌田 和博様/Principal 吉田 瑞希様

T&Dイノベーションファンドは、日本の介護業界の課題を解決しようと真剣に取り組むabaおよび宇井さんの強い想いに共感し、前回資金調達のリード投資家として、abaとともに歩んできました。ヘルプパッドの販売台数の加速といった事業成長に加えて、海外展開や新商品開発など、abaはとてつもない可能性を秘めており、引き続き、abaとご一緒できることを楽しみにしています。

さらに、今回は全国保証イノベーションファンドからも新規で出資させていただきました。誰もが安心して介護に携われる社会の実現を目指しているabaと、全国保証が有する知見やリソースを融合させ、住生活における新たな価値創造を目指していきます。

■ DIC株式会社

新事業統括本部インキュベーション推進ユニット ユニットリーダー 小寺 真介様

DIC株式会社は、宇井代表が掲げる「テクノロジーで誰もが介護したくなる社会をつくる」という強い想いと、介護現場に真摯に向き合い続ける姿勢に深く共感し、このたび出資を決定いたしました。

介護をはじめとしたケア領域において、テクノロジーの活用は今後ますます重要になると考えています。aba社が持つセンシング技術やデータ活用の取り組みは、介護の現場を支えるだけでなく、社会全体のケアのあり方を変革しうるものです。

DICは長年にわたり培ってきた素材・技術・ものづくりの知見を活かし、aba社を支援していきたいと考えています。

〈abaについて〉

会社名:株式会社aba

代表者:宇井吉美(代表取締役CEO)

所在地:千葉県八千代市大和田新田1054-200

設立:2011年10月7日

事業内容:医療・介護・福祉分野を対象としたロボティクス技術の研究開発及びサービス

URL:https://helppad.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
福祉・介護・リハビリ
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社aba

17フォロワー

RSS
URL
https://www.aba-lab.com
業種
製造業
本社所在地
千葉県八千代市大和田新田1054-200
電話番号
047-409-2105
代表者名
宇井吉美
上場
未上場
資本金
5842万円
設立
2011年10月