東北が世界の「復興」のロールモデルへ。ルワンダなど世界の復興事例からも学ぶ。「東北リーダーズカンファレンス2020」アーカイブが9月17日(木)正午より公開。
会議から生まれたアイディアも続々と実現。オール福島の農業リーダーが連携して創るクラフトビールのブルワリーが9/26オープン。
東北リーダーズ・カンファレンス実行委員会(事務局:一般社団法人東の食の会ほか)は、「復興の学びをコロナ禍からの復興に活かす」ことを目的にオンライン開催した「東北リーダーズ・カンファレンス2020」のアーカイブ動画を同HPとYoutubeにて公開します。磯崎功典キリンHD社長、小林武史ap bank代表理事らも参加し、復興を担ってきた東北のリーダーの学びの共有や、ルワンダ、アチェ、ニューオリンズの社会の分断を乗り越えた学びを踏まえて、参加者である東北各地のリーダーがコロナ禍からの復興に向けたアクションを提起しました。
更に発表されたアクションの一つが実現し、福島県の農業者が地域横断で栽培した原料を使用して醸造する、クラフトブルワリーが9月26日に福島市でオープンとなります。
更に発表されたアクションの一つが実現し、福島県の農業者が地域横断で栽培した原料を使用して醸造する、クラフトブルワリーが9月26日に福島市でオープンとなります。
一般社団法人東の食の会らが事務局を務める、東北リーダーズ・カンファレンス実行委員会(委員長、高島宏平、宮城治男)は、「東北と世界の復興事例の学びをコロナ禍からの復興に活かす」ことを目的に6月26日に開催した「東北リーダーズ・カンファレンス2020」のアーカイブをホームページとYoutubeにて9月17日より公開いたします。(tohoku-leaders.com)
2014年から続く同会議は、東北リーダーのアクションの宣言と実行支援のプラットフォームの機能を提供することで、続々とアイディアを実現して参りました。この度、2019年、2020年に発表されたイニシアチブが実現し、福島県の農業者が地域横断で栽培する原料を使用し、農家自らが醸造するクラフトブルワリー「Yellow Beer Works」が9月26日に福島市でオープンとなります。
■東北復興9年間の学びと、世界復興の事例から得られた「コロナ禍」への向き合い方
磯崎功典キリンホールディングス株式会社代表取締役社長、小林武史ap bank代表理事、須田善明女川町、竹内弘高ハーバード大学経営大学院教授が登壇したディスカッションでは、将来世代を意識した街づくりや、自己犠牲ではない利他性の重要さなどが東北からの学びとして共有されたほか、このコロナ禍に生きるものとして、社会の変化を恐れずに素早く柔軟な決断を経営において実施していくこと、生まれた連携力の高さを活かすことなどが指摘されました。
世界的に甚大な内戦や災害からの復興を担った、アチェ、ニューオーリンズ、ルワンダのキーパーソンが集ったセッションでは、パネリストから、どのように大きな社会分断を乗り越えてきたかが共有され、コロナ禍においては、社会が元に戻るのではなく、新しい形に進むことを認めることや、社会的弱者へ手を差し伸べることで、コミュニティがよりよいものになることが共通で示されました。
その他、東北が9年間の経験を経て得た、復興において避けるべき教訓を語ったオープニングセッションや、今後の産業復興に活きる学びを先輩リーダーに問うQ&Aセッションをご覧いただけます。
https://tohoku-leaders.com
■YellowBeerWorksについて
福島市の農業生産法人株式会社カトウファーム が立ち上げたクラフトビールのブルワリーです。原料となる大麦・ホップの一部は、自社農地だけでなく、同会津若松市の農業者と共同で、南相馬市で栽培したものや、台風19号で被災したいわき市の農業者が栽培したものを使用し、浜通り・中通り・会津の県内地方を横断して作られるビールです。代表取締役、専務取締役の加藤夫妻は醸造にも携わり、原料生産から醸造までを行う希少なブルワリーと言えます。
9月20日にレセプション、9月26日にグランドオープンを迎えます。
https://www.instagram.com/yellowbeerworks/?hl=ja
(参考)カンファレンスコミュニティで実現されてきたアクションの代表例
・宮城県牡鹿半島を中心とした芸術祭「Reborn Art Festival」www.reborn-art-fes.jp/
・地方から日本の未来をつくる社会実験プロジェクト「東北オープンアカデミー」open-academy.jp/
・「Fisherman's League」
・熊本の復興リーダーが主催するスピンオフ版「熊本リーダーズ・カンファレンス」
(参考)
「東北リーダーズ・カンファレンス」は、これまでの東北での震災以降の活動を通じて、東北各地の地域リーダーと、東北で活動する企業やNPOのリーダー、日本のビジネスリーダーの間で形成されたコミュニティを維持・発展させ、東北から新たなモデルケースを生み出していくことを目的とした会議です。過去の2017年の女川、2018年の釜石、2019の福島では毎回200名近いリーダーが一堂に会し、業種を越えたコラボレーションが生まれながら、議論を深めてまいりました。
本年は当初、「復興の学びを世界に発信する」をテーマとし、6月26日/27日に日本科学未来館(青海)で開催を予定しておりましたが、日本、そして世界が、コロナ禍から立ち上がり復興をしていく上で、震災と原発事故という危機を乗り越えてきた東北の経験から何を学ぶことができるか、また、東北は今、何を発信すべきかを議論し、具体的な東北発のアクションにつなげることが必要であると考え、開催内容の変更を決定致しました。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像