屋外写真展「Tokyo Dialogue 2023」10/7(土)より開催決定!
戸田建設とT3 PHOTO FESTIVAL TOKYOによる共同プロジェクト / 同展に向けて制作された作品の作品集も発行
「Tokyo Dialogue 2022-2024」は、京橋に120年余り本社を構える当社と、京橋を含む東京駅の東側エリアで屋外型国際写真祭を展開するT3 PHOTO FESTIVAL TOKYOが共同で2022年から3年間かけて展開するプロジェクトです。このプロジェクトでは、毎年、「写真家」と「書き手」がペアとなり、京橋を舞台に「写真」と「言葉」で紡ぎ出す“対話”を通して、変わりゆく都市の姿を描き出します。
本年は、写真家の山元彩香、村越としや、濱田祐史、書き手の川野芽生、神野紗希、水沢なおの6名が参加。写真家が撮った写真作品に対して、書き手が短歌、俳句、詩で応答し、両者がコラボレーションした作品を屋外に展示するとともに、作品集を制作・発表します。目に見えない土地の歴史、あるいは変わりつつある街や人々の風景など、様々な観点から都市の姿を自由に解釈し捉えた作家たちの作品を通じて、未来に残る「東京」のドキュメントになればと考えています。
<屋外写真展「Tokyo Dialogue 2023」開催概要>
会 期:2023年10月7日(土)~29日(日)
会 場:TODA BUILDING工事仮囲 東・南面(東京都中央区京橋1-7-1)
アクセス:JR 東京駅(八重洲中央口)徒歩7分、東京メトロ銀座線・京橋駅(6番出口)徒歩3分、東京メトロ・銀座線/東西線/都営浅草線・日本橋駅(B1 出口)から徒歩5分
入場料:無料
企画・主催:戸田建設株式会社、T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO
出展作家/キュレーター
◆写真家
山元彩香(やまもと あやか)
1983年兵庫県生まれ。京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース卒業。馴染みのない国や地域へ出かけ、そこで出会った少女たちを撮影することで、その身体に潜む土地の記憶と、身体というものの空虚さを写真にとどめようとする。近年の展覧会に「記憶は地に沁み、風を超え 日本の新進作家vol.18」(東京都写真美術館、2021年)、個展「We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers」(Taka Ishii Gallery Photography/Film、2021年)。2018年さがみはら写真新人奨励賞を受賞。
村越としや(むらこし としや)
1980年福島県生まれ。故郷の福島県を主な被写体に選び、人の持つ潜在的な記憶と自身の記憶、そして土地の記憶をなぞるように継続的な撮影を行う。 2011年の東日本大震災以降はより重点的に福島の撮影に取り組み、写真術を用いて風景の変化と矛盾、人々の視覚的な認識の違いなどを見出だそうとしている。写真を発表する手段、場についても意識的である。2011年日本写真協会賞新人賞、2015年さがみはら写真新人奨励賞を受賞。
濱田祐史(はまだ ゆうじ)
1979年大阪府生まれ。2003年日本大学芸術学部写真学科卒業。東京を拠点に国内外で作品を発表している。写真の原理に基づき概念を構築し、自身の記憶、偶然などを介して写真の多様な表現機能に根ざしたパフォーマティブな作品を制作。近年の展覧会に「沈潜と蒸留」(ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション、2020年)、「至近距離の宇宙 日本の新進作家 vol.16」(東京都写真美術館、2019年) 、個展に「Incidence and Reflection」(2022年)など。
◆書き手
川野芽生(かわの めぐみ)
1991年神奈川県生まれ。歌人、小説家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍中。2018年、第29回歌壇賞受賞。第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房、2020年)にて第65回現代歌人協会賞受賞。著書に短篇集『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社、2022年)、掌篇集『月面文字翻刻一例』(書肆侃侃房、2022年)、長篇『奇病庭園』(文藝春秋、2023年)がある。
神野紗希(こうの さき)
1983年愛媛県生まれ。俳人。高校時代、俳句甲子園をきっかけに俳句を始める。第11回桂信子賞受賞。句集に『光まみれの蜂』(角川書店)『すみれそよぐ』(朔出版)、著書にエッセイ『もう泣かない電気毛布は裏切らない』(文春文庫)、ジュニア向け『俳句部、はじめました』(岩波書店)他。日本経済新聞俳壇選者。現代俳句協会常務理事。聖心女子大学講師。
水沢なお(みずさわ なお)
1995年静岡県生まれ。詩人。2016年第54回現代詩手帖賞、2020年第1詩集 『美しいからだよ』(思潮社)で第25回中原中也賞受賞。詩集『シー』(思潮社)、小説集『うみみたい』(河出書房新社)。
◆キュレーター
小髙 美穂(おだか みほ)
写真を中心とする展覧会のキュレーションや、コーディネート、作家マネージメント、執筆を中心に、日本と世界をつなぐ様々なフィールドで活動している。2015年東京国際写真祭、2017年T3 Photo Festivalにて展覧会キュレーション。2019年表参道画廊での「家族系統樹」展キュレーション、2015年より国際写真賞「Prix Pictet」東京巡回展のコーディネート及びキュレーションを担当。
作品集「Tokyo Dialogue 2023」
本展に向けて制作された作品(写真38点・詩歌21点、展覧会未発表作を含む)を収録。T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023の会期中に販売致します。
販売期間:2023年10月7日(土)~29日(日)
販売場所:72 Gallery(東京都中央区京橋3丁目6-6エクスアートビル1F/営業時間12:00~19:00 )
オンラインショップ(https://t3photo.base.shop/)
販売価格:2,000円(税込)
書名:Tokyo Dialogue 2023
写真:山元彩香/村越としや/濱田祐史
言葉:川野芽生/神野紗希/水沢なお
デザイン:中島雄太(Yuta Design Studio)
仕様:A5判・64頁
発行日:2023年10月7日
発行:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOとは
2017年の開始から今回で5回目を迎える「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」は、世界的にも珍しい大都市の中心で開催される「屋外型国際写真祭」です。メインの舞台となる東京の八重洲・日本橋・京橋は、現在も江戸時代から続く老舗や、150以上の古美術商や画廊が存在するなど、都内有数のアートの集積地として高いポテンシャルを秘めています。世界水準のアーティストたちによる作品展示やパブリックプログラム、さらには日本国内14の美大・専門学校と協力し開催する「STUDENT PROJECT」を通じて、同エリアが「次世代の写真文化を育むアジアのハブ」となることを目指し開催しています。
名称:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023
会期:2023年10月7日(土)~29日(日)
会場:東京駅東側エリア(八重洲・日本橋・京橋)
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
公式サイト:https://t3photo.tokyo/
TODA BUILDINGについて
当社は、京橋一丁目で本社建替えを含む大規模開発を進めており、2024年に「TODA BUILDING」を竣工し街区が生まれ変わります。都市再生特別地区、土地区画整理事業などの開発制度を活用し、建物低層部に京橋エリアの地域特性を活かした“新たな芸術文化の拠点”を形成します。上層部はテナント専用ビジネスサポート施設を有するオフィスフロアで構成し、来街者や働く人がアートに出会う場を創出します。
戸田建設のアート事業「ART POWER KYOBASHI」
ART POWER KYOBASHIとは、2024年TODAビルのオープンとともにはじまる新たなアートプログラムの総称です。当社が東京・京橋で社業をはじめて100年余り、次の100年に向けて、TODAビルの建替を契機に、アートによる新たなまちの価値づくりをはじめます。この場所から様々なアーティストが育ち、発信し、評価され、その仕組みの中でアートが人々の生活の生きる源となる。そんなアートによるまちのエコシステムの構築を目指し、都市を更新し続けるアートの力を育んでいきます。
ART POWER KYOBASHI公式WEBサイト:https://apk.todabuilding.com/
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