不要品で教育を届ける、親子の片付けアクション!「おもちゃで児童労働をなくそう!キャンペーン 」ブックオフコーポレーションと共同で開始。6月12日は【児童労働反対世界デー】
~わたしの遊びが、学びにかわる。~ 【期間】2022年6月12日(日)~7月31日(日)
国際協力NGO「シャプラニール=市民による海外協力の会」は、不要になったおもちゃ、ゲーム、小型調理家電など、家に眠るモノを再活用して児童労働の削減・防止等の活動を支援する「おもちゃで児童労働をなくそう!キャンペーン」を、児童労働反対世界デーである6月12日(日)から7月31日(日)まで実施します。
不要品を買い取り全額を寄付するサービス「キモチと。」を提供する、ブックオフコーポレーション株式会社(以下、ブックオフ)と共同で実施。誰もが自宅から取り組め、親子でも参加できる寄付アクションです。
https://www.shaplaneer.org/toycam_cl2022/
不要品を買い取り全額を寄付するサービス「キモチと。」を提供する、ブックオフコーポレーション株式会社(以下、ブックオフ)と共同で実施。誰もが自宅から取り組め、親子でも参加できる寄付アクションです。
https://www.shaplaneer.org/toycam_cl2022/
- 世界の子ども「10人に1人」が働く状況、悪化の危機に。
- コロナ禍で「児童労働」と「教育格差」のリスクが増大。
児童労働撤廃へのアクションを加速すべき年として国連が定めた「児童労働撤廃国際年」の2021年から1年が経ちますが、コロナ禍で状況は一変。ユニセフと国際労働機関の共同報告書*では “今食い止めなければ、児童労働に就く子どもの数は2022年末にはさらに890万人増加する恐れがある”と警鐘を鳴らしています。
特に、児童労働の中でも一日のほとんどを他人の家の家事を担う家事使用人の子どもたちは、教育を受けたり遊んだりする時間もほとんどありません。
※出典: ILO/UNICEF 共同報告書:https://www.ilo.org/tokyo/information/pr/WCMS_845567/lang--ja/index.htm
- 自宅から親子で参加、日本のおもちゃとキッチン家電で南アジアの子ども・家庭を支援!
おもちゃ、ゲーム、キッチン家電など、普段使用し不要になったもの1点から、無料で集荷に申し込めます。“捨てるのではなく、誰かのために再活用”することで、子どもの理解が得られやすいだけでなく、気軽な国際協力を通じて、子どもの遊びを学びにかえられる親子で取り組める片付け寄付アクションです。寄付はバングラデシュで他人の家で洗濯や掃除、料理等の家事仕事をする家事使用人として働く少女たちの支援活動などに役立てられます。※ご寄付は管理費など活動全体にも使用されます。
- ブックオフと共同開催、不要品活用の“捨てない片付け”で子どもの支援とSDGsの取り組みを強化
この度、新型コロナ感染拡大で増大する児童労働の防止強化に向けて共同で取り組みを実施。期間中のゲーム機・ゲームソフト、本・コミック、CD・DVDの買取金額を10%増加し全額を寄付として活用して、支援活動とSDGsの取り組みを強化します。また、2022年より対象物品として小形調理家電、ミシンなども新たに追加されました。お子さまだけでなく、親子や単身世帯の方どなたも参加いただける寄付プログラムです。例えば、おもちゃ(フィギュア・ミニカー等)10個、または調理家電1個で、途上国の子どもへの授業1回分の寄付に相当。日本からの支援のキモチと不要になった物品を、教育などの支援に変えて現地に届けます* 。(*物品の直接的な搬送は行っておりません。)
- おもちゃ10個が「子どもたちの授業1日分」に。
●おもちゃ(フィギュア・ミニカー等)10個、
または、調理・キッチン家電1個(約500円)で、
家事使用人として働く少女たちが読み書きを学ぶ授業1日の実施相当に。
● 本・コミック20冊(約1,000円)で、
家事使用人として働く少女たちのための1カ月分の教材費相当に。
●ゲームソフト5本(約5,000円)で、
家事使用人として働く少女たちが将来の仕事の選択肢を増やすためのミシン研修の1カ月開催相当に。
本キャンペーンではお礼状をご希望の方に、南アジアの文化や児童労働などについて紹介する学習用ダウンロード教材「バングラデシュ・ネパールってどんな国?」をプレゼント。家庭のおもちゃ・不要品などを通じた支援が、どんな国の、どんな子どもたちに届くのか、親子で学べる内容となり夏休みの自由研究としてもお使いいただけます。
- 学校閉鎖が世界でも最も長く続いたバングラデシュ。
- 「家事使用人」として働きに出された少女たちが増加
バングラデシュは世界でも最も長く学校が閉鎖された国の一つ。2021年に1年半ぶりに学校が再開されましたが、多くの学年はオンライン授業が中心。これは都市部かつ中流階級以上の世帯だけが受けられる形態であり、教育格差は拡大しています。
また、一部の子どもたちは学校に戻ることができていません。その理由の多くは、学校閉鎖中に仕事を始めた、もしくは結婚させられたからです。特に、他人の家の家事・子どもの世話をする「家事使用人」は、外からは見つけることが困難で“隠された児童労働”と呼ばれ、バングラデシュで働く少女は33万人以上。学校再開後も働き続けざるを得ない子どもも多く、新たに少女たちが働きに出てくるなど問題は深刻化しています。
- 「おもちゃで児童労働をなくそう!キャンペーン」概要
◆受付期間:6月12日(日)~7月31日(日)
◆参加・寄付の方法:①対象物品をまとめる ②段ボール箱などに梱包する
③キャンペーンサイトより「無料集荷の申し込み」で完了
◆対象物品:おもちゃ、フィギュア、ゲーム類、小型調理家電、ミシン、本・コミック、CD・DVDなど
※買取金額の10%増加対象は、ゲーム機・ゲームソフト、本・コミック、CD・DVDに限る。
◆キャンペーン詳細URL、申込フォーム: https://www.shaplaneer.org/toycam_cl2022/
※電話申込も受付可能です。 シャプラニール東京事務所 03-3202-7863 (受付時間:火~土曜 10:00~18:00 ) ※キャンペーン期間終了後も、寄付の受付は通年おこなっています。 |
- 社会の中で取り残され、児童労働の中でも“緊急性が高い”家事使用人への支援
家事使用人として働く少女たちは、外から目が届かない家の中で一日中働き学校にも行くこともできないため、子どもの権利を奪われています。児童労働は、2021年の児童労働撤廃国際年などを通じて、人権問題として、近年さらに注目が集まっています。しかし、カカオ・チョコレートなどの食品産業、自動車・電子機器・レアメタルに代表される工業品のような業界団体が存在せず、サプライチェーンのような監視体制が働かないため、児童労働の中でも特に支援が届きにくく改善が進んでいません。工場で働く子どもやストリートチルドレンなどと異なり、家の中で働く少女を発見するのは極めて難しいことから「隠された児童労働」とも言われ、性的虐待にも繋がりやすいため支援の緊急性が高い問題です。
シャプラニールは、現地の支援センターを通じて基本的な読み書きや計算・保健衛生などの教育支援を提供しています。また、火や包丁など料理に伴う危険とミスを理由とした雇い主の暴力防止に繋がる家事習得支援や、将来の就職選択肢を広げるためのミシン研修などの技術研修も実施。その技術を活かし独立して新しく仕事を始める少女もいます。さらに、少女の親や雇用主、地域住民へ子どもの権利に関するワークショップを通じた意識啓発、また2012年からは行政機関への政策提言活動(アドボカシー活動)を開始し、児童労働のない社会を目指した活動を継続しています。
- 団体概要
・団 体 名:認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会
・所 在 地:東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内
・代 表 者:坂口和隆(代表理事) ・創 立:1972年9月1日
・主な活動国:バングラデシュ、ネパール、日本
・主な活動内容:児童教育支援、児童労働の予防と削減、減災・防災支援、災害緊急救援・復興支援、
在住外国人にかかわる取り組み、フェアトレード活動、開発教育および出版活動、スタディツアー等
・職 員 数:日本:18名、バングラデシュ:13名、ネパール:6名
・公式サイト:https://www.shaplaneer.org/
・オンラインショップ「クラフトリンク」:https://craftlink.shop/
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