コントレア、周術期のアセスメントを支援する「MediOS アナムネ/問診票」を正式にリリース

Contrea株式会社

医療者と患者さんをつなぐ外来DXプラットフォーム『MediOS(メディオス) 』を提供するContrea株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川端一広、以下「コントレア」)は、問診票をWeb上で収集・管理する「MediOS アナムネ/問診票」を正式にリリースしたことを発表します。

■ 周術期における情報収集と管理の課題

周術期とは、手術決定から、入院、手術を経て、術後の回復そして社会復帰までの一連の期間を指し、患者さんのその後の生活の質を大きく左右することから、きわめて重要な期間といえます。この期間において患者さんの情報を正確かつ効率的に収集・管理することは、安全な手術や最適な術後のケアを実施するために重要な工程です。


手術や麻酔前に行われるアナムネ・問診は、口頭での確認や紙の問診票をベースに実施されることが多く、患者さんの既往歴や内服歴、喫煙歴といった麻酔方法や手術の実施可否を決定する重要な情報を収集しています。

この工程において、以下のような課題や問題が発生する可能性があります。

  • 病床の回転率低下: 必要な情報の取りこぼしにより、予定していた手術が延期する場合があります。手術が延期になると、確保していた病床が埋まらないため、病床の回転率は低下します。

  • インシデント発生のリスク: 必要な情報が不足していると、術前の休薬指示が漏れるなどインシデント発生につながるおそれがあります。

  • 問診情報を転記する手間: 口頭、あるいは紙の問診票で収集した患者さんの情報を電子カルテに転記する手間が発生します。

  • 重複した質問へ回答する手間: 主科の外来や術前の麻酔診察、入院時のアナムネなど、患者さんは短期間に様々な問診を受けます。この際、重複した内容の質問に対して繰り返し回答する手間が発生します。

■ MediOS アナムネ/問診票とは

前述の周術期における情報収集と管理の課題を解決するため、コントレアは「MediOS アナムネ/問診票」をリリースしました。
「MediOS アナムネ/問診票」は、周術期における患者さんの情報収集及び管理の作業を効率化することに特化した院内DXサービスです。周術期に必須となる患者さんの情報をデジタルで管理し、医療者が患者さんの重要な情報を漏れなく簡単に管理することが可能です。

■ MediOS アナムネ/問診票の特徴

医療者のメリット

  • 問診情報のアセスメントが容易

回答された情報を自動スコアリング機能(※1)やアラート機能(※2)によって、重要な情報として抽出することができます。これにより、麻酔方法や手術の実施可否に影響を与える情報を即座に確認することができます。

(各種機能の条件は自由に設定することが可能です。)

  • 電子カルテへの転記機能

二次元バーコードを読み取ることで、インターネットを介さずに電子カルテへ回答情報を転記することが可能です。電子カルテと外部のWebサービスを連携したくない病院でも、本機能を用いることで簡単に問診内容を連携できます。

患者さんのメリット

  • シンプルなインターフェース

1画面に1問のみを表示するシンプルなインターフェースを採用しています。設問は選択形式が中心であり、高齢者でも直感的に操作できる設計となっています。

  • 重複質問の入力負担軽減

過去の回答データを引き継ぐことができるため、同じ質問に対して繰り返し回答する手間を削減できます。

■ 利用シーン例

コントレアでは「MediOS アナムネ/問診票」のほか、「MediOS 説明支援(※3)」や「MediOS 電子同意書(※4)」といったサービスを提供しています。これらのサービスを組み合わせることで、周術期のフロー全体で問診、説明(インフォームドコンセント、入院説明など)、さらには同意書の取得までMediOSで完結することが可能です。

麻酔科の術前診察

MediOSにより、麻酔方法や手術の実施可否を決める重要な情報の取り漏らしを防ぎつつ、説明負担の軽減に加え、同意まで完了することができます。

入院時

MediOSにより、入院当日のスムーズな手続きが可能となります。

■ 期待できる導入効果

  • 病床の回転率向上

問診情報の取り漏らしを防ぐことで、休薬や禁煙の指示を漏れなく実施できるようになるため、手術の延期が減少します。同時に、インシデント発生のリスク軽減にも寄与します。これらにより病床の回転率が向上し、病院の収益増加が期待できます。

  • 人件費の削減

電子カルテへの転記機能により、これまで手作業で行っていた転記やスキャンの手間が削減され、本作業にかかる人件費の削減が期待できます。

  • 患者満足度の向上

患者さんは自宅や待合室にいる時間を活用して問診に回答できるほか、繰り返しの質問に回答する手間がなくなります。ストレスのないスムーズな問診体験が実現することで、患者満足度の向上が見込めます。


■ お申し込みのご案内 

ご興味のある病院やクリニック等の医療機関のご担当者様は下記よりお問い合わせをお願いいたします。
弊社担当者より数日以内にご連絡させていただきます。
MediOS アナムネ / 問診票 の詳細な説明と費用のご説明をさせていただきます。

また、アナムネ / 問診票 に限らず、説明支援や電子同意書をはじめとしたDX全般のお悩みもお聞かせください。
お悩みに沿った形で、弊社サービスのご提案をさせていただきます。

■ 会社概要

社名:Contrea株式会社
代表取締役CEO:川端一広
事業内容:病院・クリニック向けに「MediOS」の企画・開発・運営・販売
設立:2020年1月23日
会社HP:https://www.contrea.jp/

■ 注釈

※1 自動スコアリング機能

複数の質問の回答情報をもとに、複合的に数値や分類を算出する機能です。

※2 アラート機能

問診の質問項目に基準を設け、回答がその基準を逸脱する場合に、画面上でハイライトする機能です。

※3 MediOS 説明支援

定型的な説明を効率化し、患者さんの理解を深めるとともに医療者の説明負担を軽減します。周術期領域(入院支援/麻酔)をはじめ、豊富な動画コンテンツを取り揃えています。

https://medios.guide/video

※4 MediOS 電子同意書

同意書をWeb上で一元管理するとともに、遠隔署名を可能とする。同意書のスキャン作業や紙の保管といった管理コストの削減を実現します。

https://medios.guide/econsent

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会社概要

Contrea株式会社

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URL
https://www.contrea.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都新宿区西新宿2丁目6−1 新宿住友ビル 18階
電話番号
-
代表者名
川端一広
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年01月