ホシデン、Ultraleap社（英）と空中ハプティクス（触感）技術の開発契約を締結

未来のクルマにUltraleapの空中触感をもたらすホシデン

Ultraleap社(国内総代理店：コーンズテクノロジー株式会社)とホシデン株式会社は、このたびホシデンが手掛ける次世代自動車用HMI (Human Machine Interface)ソリューションとして、Ultraleap社の空中ハプティクス（触感）テクノロジーを採択、開発に進めるべく開発契約を締結しました。

ホシデンは同社の主要ビジネスである車載静電容量式タッチパネルを補完するための策/一環としてこの空中ハプティクスという革新的な技術を未来のクルマとして国内外に広く紹介していくものとなります。

空中触覚技術を採用した製品のイメージ

Ultraleap社の空中ハプティクス技術とは、超音波を収束させることにより実際には何もない空間にコントローラーなど形あるものに触れているかのような触感を作り出すものです。その為、例えば空中の何もない環境で3D且つインタラクティブに音量や温度を調整させたり、ナビゲーション操作させるといったインフォテインメントなアプリケーションを実現させることも出来ます。

ノッティンガム大学が実施した車載空中ハプティクス体験調査によると、この技術の活用により、運転中のドライバーの注意散漫度合を減少させたり、逆に運転という行為自体をより楽しいものへと向上させるものになったという結果も得られています。

 UltraleapのCEO Steve Cliffe氏は
「ホシデンとは当社の協業会社となっていただいて久しい間柄であり、両チームによる協業開発は弊社にとっても大変貴重な経験となっています。　今回の契約合意は、日本の自動車業界を底支えする大手エレクトロニクスのリーディングカンパニーであるホシデンが、Ultraleapの技術に絶大な信頼を置いていただいているという証でもあり、また我が社にとっても自動車業界ビジネス、空中ハプティクスビジネスを推進する上での重要なマイルストーンとなったと感じています。」と語っています。

一方、ホシデン 表示部品生産統括部 統括部長 滝川 満氏も
「Ultraleapのテクノロジーは、HMIという観点において未来のクルマの可能性を大きく拡げてくれるものです。我々もこれまでの協業開発に大変満足しており、この技術が未来のクルマに反映され登場するのが今から非常に楽しみなところです。」と述べています。   

ホシデンでは自動車用途に限らず、グローバル展開での消費財、耐久財、デジタル広告等ビジネス全体においてタッチレスソリューションと空中ハプティクスの採用を進め商品化の検討もされています。 

Ultraleap社について
　Ultraleapの世界トップレベルのハンドトラッキング技術、また他に例を見ない空中ハプティクス生成テクノロジーは、タッチスクリーンやコントローラー、キーパッドといった機材を介在させることなく、素手でごく自然にデジタル世界と融合させることが出来るため、2D画像のクオリティを高めることはもちろんのこと、空中での3D画像による没入型エクスペリエンスを提供します。今後ますます需要の高まるネットワーク社会において、非常にナチュラルな動きで簡単、且つ安全なデジタルインタラクションをお届けします。

Ultraleapは、ヨーロッパ、北米、アジア諸国に150名以上のスタッフを擁し、自動車、OOH（サイネージ）、製造業、XR、エンターテインメント、医療セクターなど様々な業界において世界初となる空間コンピューティングソフトおよびハ​​ードウェアを提供しています。
www.ultraleap.com

ホシデン株式会社について
　1950年の創業以来、コネクタ・スイッチなどの接続部品をはじめ、音響部品、電磁部品、液晶表示素子、そしてこれらを組み合せた複合部品など、総合電子部品メーカーとしての多岐にわたる技術力を駆使し、社会と産業の発展に貢献してきたエレクトロニクス業界を代表する日本の大手総合電子部品メーカーです。
https://www.hosiden.com

 

コーンズテクノロジー　ウルトラリープWebページ
（ https://www.cornestech.co.jp/tech/products/maker/ultraleap/ ）

【お問い合わせ先】 Ultraleap社　国内総代理店
コーンズテクノロジー株式会社
電子システム営業部 オートモーティブチーム ウルトラリープ担当
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東京都港区芝3丁目5番1号コーンズハウス
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