環境負荷を減らす食の選択肢を提供「株式会社ovgo」へ出資
環境や動物、あらゆる人々と、未来にとってやさしい食の選択肢を楽しく提供
インクルージョン・ジャパンは、SDGs(持続可能な開発目標)の担い手としてベンチャー企業に注目しており、ICJ2号ファンドを通じて、SDGsの達成に寄与するベンチャー企業の株式への投資を進めています。投資先の事業を通じた社会・環境面のインパクトと経済的なリターンを両立させるため、投資先のESGマネジメントも重視し、よりよい社会の実現に向けた協働を目指しています。
【ovgo Bakerの詳細】
Ovgo社が提供するovgo Bakerのクッキーは全て植物性、そしてできる限りオーガニックや自然栽培または国内で生産された食材で製作しています。バターやミルクなどの乳製品は植物性の食材よりも生産の過程において環境への負荷が高いと言われており、現在社会課題となっている気候変動の原因の第3位である食品業界の中でも、畜産業による環境負荷は高いと考えられています。その一因として、畜産業の中心となる牛の飼育では、放牧のために必要な土地の確保のための森林伐採や、大量の水の使用、牛から出る排泄物による汚染や、牛のゲップに含まれるメタンガスも温暖化に影響を与えていることが挙げられます。少しでもお肉を食べることや牛乳・乳製品を控えて植物性に移行し、畜産業の生産量を減らすことで、日々進行する気候変動に貢献することができると言われています。
環境問題だけでなく、畜産業は食料問題や貧困問題にも影響を与えると言われており、ovgo Bakerではおいしいクッキーを通じてこういった社会のさまざまな課題を考えるきっかけに繋がればという想いを持ってプラントベースのクッキーを販売しています。
【ICJ2号ファンド投資担当/吉沢康弘のコメント】
Ovgoさんとの出会いは、昨年春に、シリコンバレーで活躍する友人が帰国したタイミングで会話をした際に、「そういえば、この間、凄い腕利きの女性3人組が経営する、強烈に成長しているクッキーブランドがあるんですよ」と教えてもらい、その場で即座にご紹介いただきました。
溝渕さんたちと最初に会話したとき、「とにかく、美味しさと可愛らしさにこだわったクッキーを広めて、“あ、これって環境に優しいプラントベースなんだ”と、手に取った人が後で気づいてもらえるようにすると、グッと、SDGsの考え方が拡がるんですよね。食べて貰えるたびに、地球や環境のことを意識するきっかけを提供したい」という考えに感銘を受けると共に、友人の言葉通り、極めて優秀、なおかつ仲の良いこの経営チームと会社のスタンスに共感し、今回の投資実行に至りました。日本から米国、世界への展開を狙うOvgoの今後の成長を、精一杯支援したい所存です。
【企業概要】
インクルージョン・ジャパン株式会社
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田1-11-1 アイオス五反田駅前ビル903
代表者:服部結花
設立日:2011年11月11日
会社HP:https://www.inclusionjapan.com/
【インクルージョン・ジャパン株式会社】
インクルージョン・ジャパンは、事業会社にて事業立ち上げ経験のあるメンバーが、投資先のハンズオン支援に加えて、大企業のコンサルティングを実施する、日本でも類を見ないベンチャー・キャピタルです。事業立ち上げから経営支援、人事管理、クリエーティブ表現までを一貫して提供できる体制を整えており、幅広い事業規模と領域の事業創造と事業成長に貢献します。
ベンチャー投資では、2021年3月にIPOしたスキルマーケット「coconala」をはじめ、月面資源探索ベンチャー「ispace」、炭素排出量可視化を手掛ける「ゼロボード」などに投資をしており、経営層のよき理解者として、事業成長に尽力しています。
【問い合わせ】
インクルージョン・ジャパン株式会社/担当 吉沢 03-6421-7555
「インクルージョン・ジャパン」公式サイト https://www.inclusionjapan.com
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