中国天津市に福祉用具レンタル事業の日中合弁会社を設立

民政局の協力のもと福祉用具レンタルのテスト事業を実施

ヤマシタ

2023年10月12日 10時00分

福祉用具レンタル・販売事業を行う株式会社ヤマシタ（本社：静岡県島田市、代表取締役社長：山下和洋、以下「ヤマシタ」）は、このたび、中国天津市の現地階段昇降機メーカーである天津丰宁机电制品有限公司（本社：天津市津南区、董事長：董双利、以下「天津丰宁机电制品」）との日中合弁会社「山下友愛（天津）健康管理有限公司」を設立し、2023年8月より天津市民政局の協力のもと高齢者向け福祉用具レンタル制度のテスト事業を開始しました。また、2023年10月末にはショールームを開設し、サービス周知活動を拡大します。

天津市民政局が開催した高齢者向け福祉用具レンタル事業に関する特別研修会で発表を行う、株式会社ヤマシタHC事業本部副本部長（中国事業責任者）の永井新と山下友愛（天津）有限公司総経理の宁培爱

天津市は中国中央政府の4大直轄都市のひとつで、港湾都市の特長を生かし北京などの中国北部地域の貿易の中心地としての役割を果たしています。人口は、1300万人を超えており、そのうち6５歳以上の高齢者人口は約200万人で、埼玉県の高齢者数（65歳以上）と同水準の高齢者が生活しています。

この度のテスト事業は、天津市全体での長期養老保険内福祉用具レンタルサービス開始に向け、一部エリアで実施されるもので、テスト事業を通して政策（制度）内容や利用者需要状況・医療保険への影響などを確認し天津市としての政策が決定される予定です。

ヤマシタは、天津市において高齢者向け福祉サービスの政策を策定する天津市民政局の協力のもと、日中合弁会社である山下友愛（天津）健康管理有限公司を通じてこのテスト事業を実施し、天津市における福祉用具レンタル事業の本格展開を目指します。なお、当社は2020年より中国上海市において、日本モデルの福祉用具レンタルおよび、販売事業を展開しており、この実績・経験をもとに制度提案を行っていきます。

■合弁会社概要

社名：山下友愛（天津）健康管理有限公司

代表者の氏名：董事長　山下和洋

資本金：50万人民元

所在地：天津市津南区八里台泰达（津南）微电子工业园区科达三路16号

設立：2023年8月

事業内容：福祉用具レンタル事業

■株式会社ヤマシタについて

1963年の創業以来「正しく生きる、豊かに生きる」を企業理念に掲げ、リネンサプライ、介護用品レンタル・販売の両事業で業界大手のポジションを確立。従業員の仕事のやりがいと顧客の体験価値を相互に高め合う好循環を強みに、2030年に850億円の売上目標を掲げている。DXにも注力しており、既存事業×テクノロジーによってサービス品質と生産性を向上させながら、周辺の事業領域や海外にも進出。業界再編と高付加価値化の実現に挑戦することで非連続な成長を成し遂げ、2050年には売上高1兆円を目指す。