プレシジョン、経済産業省とNEDOが推進する国内の生成AI開発力強化プロジェクトGENIACに採択
国立がん研究センター、東京大学、九州大学との共同研究に基づく医療AI技術の革新

株式会社プレシジョン(以下「プレシジョン」、本社:東京都文京区、代表:佐藤 寿彦〈現役医師、AI 研究者〉)は、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進する「GENIAC」基盤モデル開発支援の第3期に採択されました。本事業は、生成AI技術を活用したイノベーション創出を支援するもので、プレシジョンはこのプログラムを通じて、医療分野におけるAI技術のさらなる発展と普及を目指します。
■GENIAC事業概要
GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)は、生成AI 技術を活用したイノベーション創出を促進する経済産業省とNEDOが推進するプログラムです。
この事業では、生成AI の基盤モデル開発支援やデータ活用支援を行い、日本国内での生成AI 技術の発展と、企業の創意工夫を促進しています。
基盤モデル開発支援では、これまで第1期(2024年2月~同年8月)、第2期(2024年10月~2025年4月)が実施され、2025年8月~2026年2月にかけて第3期が実施されます。
■今後の計画
プレシジョンは、医療分野における効率化を目指し、最新の医療特化型生成AI技術(SIP-jmed-llm) を活用しています。この度、国立がん研究センター、東京大学、九州大学との共同研究を通じて、以下の研究開発を進めることとなりました。
診療録・看護記録の誤記校正支援
医療現場で使用される診療録や看護記録に含まれる誤記や冗長表現を、生成AI技術を用いて自動的に検出・修正するシステムの開発を目指しています。
がん診療支援RAG(Retrieval-Augmented Generation)システムの開発
がん診療に特化した知識ベースを構築し、医師が迅速に信頼できる情報を検索・参照できるようにすることを目指しています。これにより、がん治療の質の向上と、患者への治療方針決定のサポートを強化します。
X線所見の構造化
放射線レポートを自動で構造化し、所見のタグ付けや診断結果を標準化するシステムの開発に取り組んでいます。これにより、診療記録の検索性や情報の活用性が向上し、診療の効率化を図ります。
DPC(診療報酬点数)データの整理支援
DPCコードへの自動マッピング技術を開発し、診療報酬請求業務の効率化を進めます。これにより、医療機関の業務負担を軽減し、診療報酬の適正な請求をサポートします。
これらの開発は、医療の質向上と業務効率化に貢献することを目的としており、特に医療現場での実装において重要な役割を果たします。
■GENIAC採択ページ
https://www.nedo.go.jp/koubo/CD3_100397.html
■会社概要
企業名:株式会社プレシジョン
代表者名:佐藤 寿彦(医師兼任/AI研究者)
所在地:東京都文京区本郷4-2-5 MAビル7F
設立:2016年11月
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