株式会社プレカルの株式取得(子会社化)に関するお知らせ
―薬局経営をサポートする包括的なソリューションの進化へ―

当社は、2025年9月11日開催の当社取締役会において、株式会社プレカル(以下、プレカル)の全株式を取得することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
株式取得の理由・目的
近年、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速し、政府主導によるレセプトコンピュータ(以下、レセコン)の標準化や、医療現場での人手不足が深刻化しています。このような外部環境の変化に伴い、レセコンは単なる事務作業のシステムから、付加価値を提供するサービスへと進化することが求められています。
当社はこれまで薬局向けにレセコンや電子薬歴を提供してまいりましたが、レセコンのサービス化という新たな潮流に対応するため、当社の事業をより強固なものとする必要がありました。
プレカルは、「誰もが長寿を楽しみ、天寿を全うする社会を実現する」というミッションを掲げ、薬局が抱える「人材・お金・時間」の課題を解決するため、クラウド型レセコンや処方箋自動入力サービスを提供しています。同社の処方箋自動入力サービスは、AIや人的リソースを活用した入力代行システムによって、業務効率を大幅に改善するものです。
この度、当社はプレカルの持つ高い技術力とUX(ユーザー体験)を重視した開発思想、そしてクラウドネイティブなサービス開発力を高く評価し、同社を完全子会社化することを決議いたしました。
今後の展望
プレカルを当社グループに迎えることで、両社の強みを掛け合わせ、事業シナジーを最大化してまいります。具体的には、当社の持つレセコン事業のノウハウと販売チャネルに、プレカルのサービスを統合することで、より付加価値の高いサービスを薬局に提供することが可能になります。当社から代表取締役を派遣するとともに、当社の広範な販売チャネルを活用することで、プレカルのサービスをより多くの薬局にご利用いただき、薬局業務の効率化と医療の質の向上に貢献してまいります。また、プレカルの処方箋自動入力サービスを当社の既存製品に組み込むことで、単なるレセコン提供に留まらず、薬局経営をサポートする包括的なソリューションへと進化させ、新たな事業機会を創出していきます。
今後も、両社一丸となり、医療現場の課題解決に貢献し、患者一人ひとりに最適化された医療の実現を目指してまいります。
各社の概要

社名 |
株式会社EMシステムズ |
所在地 |
(大阪本社)大阪府大阪市淀川区宮原1-6-1 新大阪ブリックビル (東京本社)東京都港区芝浦1-2-1 シーバンスN館23F |
設立 |
1980年 |
代表取締役 |
國光 宏昌 |
事業内容 |
・調剤システム事業 ・医科システム事業 ・介護/福祉システム事業 ・その他の事業 |
ウェブサイト |

社名 |
株式会社プレカル |
所在地 |
東京都渋谷区神宮前1-10-9 オンデンフラット302 |
設立 |
2019年 |
代表取締役 |
大須賀 善揮 |
事業内容 |
・処方箋自動入力サービス precal ・プレカルレセコン |
ウェブサイト |
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社EMシステムズ IR担当 ir_press@emsystems.co.jp
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