白馬アルプスホテル、株式会社Plan・Do・Seeと賃貸借契約を締結し、2026年4月からホテル運営を移管 同年12月に向け大規模改装を実施予定
長野県HAKUBA VALLEYエリア内の「白馬乗鞍リゾート」において、「白馬乗鞍温泉スキー場」及び同スキー場にスキーイン・アウト可能な大型ホテル「白馬アルプスホテル」を所有・運営する株式会社白馬アルプスホテル(本社:⻑野県北安曇郡小谷村、代表取締役社⻑:鷲澤汪)は、「白馬アルプスホテル」について国内外でホテルやレストラン、ウェディング施設を運営する株式会社Plan・Do・See(本社:東京都港区麻布台、代表取締役社⻑:浅葉 翔平)と賃貸借契約を締結し、2026年4月からホテルの運営を移管することといたしました。
スキー場・ホテル双方の施設の老朽化や人材確保の難易度の上昇など経営面での課題を抱えております。こうした中、ホテル運営を株式会社Plan・Do・Seeに移管することでスキー場事業に経営資源を集中。投資を加速し、白馬乗鞍リゾート全体としての大幅な魅力向上を通じた持続可能なリゾートづくりを目指してまいります。2026年4月より株式会社Plan・Do・Seeがホテルの運営管理を行い、あわせて大規模な改装工事に着手いたします。改装を経て、リニューアル後の本格営業は2026年12月から開始予定です。

ホテル運営移管の背景
長野県北アルプス山麓に広がる「HAKUBA VALLEY」エリアは、白馬村・小谷村・大町市を中心に10のスキー場を擁する日本最大級のマウンテンリゾートです。株式会社白馬アルプスホテルは、その一角である小谷村において「白馬乗鞍温泉スキー場」及び同スキー場に隣接する大型ホテル「白馬アルプスホテル」を運営する企業です。
HAKUBA VALLEY全体で見ると2024–25シーズンの冬期スキー場総来場者数は1,865千人と、2016–17シーズンからの統計開始以来、過去最高を記録。前年(1,671千人)から約12%の増加であり、とりわけ外国人来場者は72.7万人と最高値を更新しました。インバウンド需要の拡大は、白馬エリアが世界的なスノーリゾートとして確実に存在感を高めていることを示しています。
一方で、国内のスキー・スノーボード人口は1990年代から大幅に減少し、少子高齢化の進行により今後もスキー参加率の高い世代の人口縮小が見込まれるなど、市場の先細りリスクは依然として高い状況にあります。
また、多くのスキー場やホテルにおいて老朽化したリフト設備の更新やホテルの改装、飲食店の充実、グリーンシーズンの集客コンテンツ不足など四季を通じたリゾート化への投資が追いついておらず、国内外の顧客の期待に十分応えられない課題も浮き彫りとなっています。
これまで当社も、ホテル・索道・バスといった複数の事業を一体的に運営し、地域観光を支えてきました。
また、2022–23年冬にはアルプス第11ペアリフト(山の神リフト)を新設し、2023年と2024年には客室リニューアルを実施しました。
さらに、2024年には屋外プールの改修や屋外ジャグジーの設置、アースバッグサウナの導入も行っています。
加えて、2025–26年冬シーズンに向けては駐車場の拡張やスキー場レストラン・トイレの大幅改修を進めており、ホテル・スキー場を含むリゾート全体の利便性や魅力向上に向けた投資を継続的に重ねてまいりました。
しかしながら、各事業で老朽化対応や新規投資が求められる中、1社のみで全ての領域に十分な投資を続けていくには限界があると判断し、当社では「経営資源の選択と集中」を進め、ホテル事業の運営を株式会社Plan・Do・Seeに移管することで、スキー場事業への投資と強化に専念する体制へ転換することといたしました。
白馬アルプスホテルについては、今後、株式会社Plan・Do・Seeの専門的な運営ノウハウとリブランド戦略をベースに、大胆な改装を26年4月以降実施することでホテルの魅力を飛躍的に高め、集客の増加につなげてまいります。
なお、2026年3月31日までは、株式会社白馬アルプスホテルがこれまで通り営業を継続いたします。
また、当社としては、ホテル建物の保有は今後も継続し、施設の維持管理については引き続き責任を持って行います。
リブランドによるホテルの魅力向上は、隣接する白馬乗鞍温泉スキー場の来場者数の増加にも直結し、これによりさらなるスキー場への投資を加速できることになることを期待しております。
そして、ホテル・スキー場双方にしっかりとした投資を行う体制を構築することで、白馬乗鞍エリアを白馬を代表するオールシーズン型マウンテンリゾートへと進化させ、地域経済の活性化と通年型雇用の安定につなげていきます。
リニューアル後の本格営業は、2026年12月から開始する予定です。白馬アルプスホテルでは今後も、北アルプスの自然と調和した滞在拠点として、地域の魅力を発信しながら、国内外の旅行者に特別なリゾート体験を届けてまいります。

■株式会社Plan・Do・See 概要
「日本のおもてなしを世界中の人々へ」をミッションに、ホテル、レストラン、ウェディング事業を国内外に展開。任天堂旧本社社屋と建築家・安藤忠雄氏設計監修の新建築が融合したホテル「丸福樓(京都市)」、青山ベルコモンズ跡地に生まれたホテル「THE AOYAMA GRAND HOTEL(東京青山)」、「ORIENTAL HOTEL(神戸市)」、「Southwest Grand Hotel(那覇市)」など、その地域の特性を活かし、街の価値を上げ、「おもてなし業界のトップメゾン」として、関わる人すべてが誇りを持てるような心地よい空間を作り進化させ続けることを目指している。
社名:株式会社Plan・Do・See
設立:1993年4月
本社:〒106-0041 東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー11F
事業内容:ホテル、レストラン、バンケットの運営
【白馬乗鞍温泉スキー場 概要】
営業期間:2025年12月13日〜2026年4月5日(予定)
リフト:9本
コース数:14本
営業時間:8:30~16:30
所在地:長野県北安曇郡小谷村白馬乗鞍高原12851
TEL:0261-82-2821
公式HP:https://www.hakunori.com/"


■白馬アルプスホテル 会社概要
会社名:株式会社白馬アルプスホテル
代表:代表取締役 鷲澤 汪
所在地:〒399-9422 長野県北安曇郡小谷村千国乙12851
設立:2004年9月
総客室:187室(マンション含む)
収容人数:450名
事業内容:ホテル経営、一般貸切旅客、自動車運送業、索道事業(スキー場経営)
URL:https://www.hakuba-alps.co.jp/



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