基板実装工程の在庫管理に関する実態調査:約9割の企業が課題
JFE商事エレクトロニクス株式会社による実態調査 ~段階的な工程改善が業界の競争力向上のカギに~
JFE商事エレクトロニクス株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:柳澤 孝彰、以下「当社」)は、基板実装工程における在庫管理と生産性向上に関する実態調査を実施いたしました。その調査結果を当リリースにて、お知らせします。
■ 調査背景
製造業のDX推進が加速する中、基板実装工程における在庫管理の効率化は重要な課題となっており、在庫管理ソリューションの需要も、日を追うごとに増加しております。現場が直面している具体的な課題を把握・アップデートすることでより効果的なソリューション提供を目指すため、本調査を実施いたしました。
■ 調査概要
- 調査対象:当社顧客群の基板実装工程従事者
- 調査期間:2025年2月13日~2月25日
- 調査目的:基板実装工程における在庫管理と生産性向上に関する現状と課題の把握
■ 結果概要
1. 在庫管理の現状
約6割の企業が「一部システム化による管理」を採用
- 完全自動化システムの導入は11%に留まる
- 多くの企業が人手による管理と自動化の過渡期にある状況

2. 主要な課題
1)オペレーション面の課題:
- 部品の検索・取り出し時間の非効率性
- 保管スペースの制約
- 在庫精度の維持困難

2)管理面の課題:
- 多種多様な部品の統合的管理に課題感を感じている状況
- トレー部品や基板など、形状が異なるの部品の管理
- 温湿度管理や使用期限管理などの品質要件への対応
3. システム導入検討時の重視ポイント
調査結果から、企業が管理システムを導入する際に重視する要素として以下が明らかになりました:
- 既存システムとの連携性
- 操作性・使いやすさ
- 投資対効果の明確性
4.生産性向上に向け、優先的に行っている取組
- 工程の見直・改善
- 自動化の推進
- 設備投資の実施
■詳細レポート:基板実装工程の在庫管理に関する実態調査の詳細はこちら:

■ 今後の展望
本調査結果から、基板実装工程の在庫管理・生産性向上には、技術的な解決策だけでなく、人材育成や運用体制の整備を含めた総合的なアプローチが必要であることが明らかになりました。回答企業の約9割が何らかの課題を抱えており、その解決に向けてDX推進や工程改善に積極的な姿勢を示していることは注目に値します。
当社では、この調査結果を踏まえ、お客様の状況に応じた段階的かつ実効性のある改善施策の提案と実施支援を強化してまいります。
【会社概要】
社名 :JFE商事エレクトロニクス株式会社
所在地 :〒100-0004 東京都千代田区大手町2丁目2番1号 新大手町ビル6階
代表取締役社長 :柳澤 孝彰
設立 :2004年10月
HP : https://www.jfe-shoji-ele.co.jp/
当社は、お客様の多様なニーズに応じたソリューションを提供し、安全で効率的な製造現場の実現をサポートします。
<事業内容>
・各種半導体製品の設計開発から生産までのトータルソリューションの提供
および周辺機器の販売・商品企画等
・電子部品の実装・組立・検査等の装置
および周辺機器・関連システムの販売・据付・保守等
・産業用洗浄装置および多種洗浄剤の販売・保守等
・工場の自動化・スマート化に貢献する製品やソリューション等の販売・保守等
・情報処理サービス、および情報提供サービス業
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