ローデ・シュワルツとNothing Technology社が協力して、新しい5G対応Nothing Phone (1)を商品化
1台の計測器で柔軟性と優れた性能を兼ね備える新しいR&S CMX500ワンボックス・テスタ。複雑な5Gキャリア・アグリゲーションとアプリケーションレイヤー性能の研究開発を実現。
ローデ・シュワルツとNothing Technology社は力を合わせて研究開発プロセスに取り組んでおり、Nothing Technology社の新スマートフォンPhone (1)について、その5Gマルチバンド・キャリア・アグリゲーションとアプリケーションレイヤーの性能をR&S CMX500ワンボックス・シグナリング・テスタを使って評価しました。この協力を通じて、Nothing Technology社は新デバイスの発売を実現するとともに、現在から将来におよぶ複雑な5Gキャリア・アグリゲーションとアプリケーションレイヤー性能に対するあらゆる適合要件を満たすことができました。
Nothing Phone (1)の研究開発には、R&S CMWZ10シールドボックスとR&S CMX500ワンボックス・シグナリン グ・テスタが使われました。
ローデ・シュワルツはNothing Technology社に対し、1台の計測器で柔軟性と優れた性能を兼ね備える新しいR&S CMX500ワンボックス・テスタを提供しました。この高度に統合された試験プラットフォームを使えば、ユーザーはFR1・FR2・LTEの各周波数帯を含めて可能性のあるあらゆる5G NRネットワーク運用環境と周波数域で5Gモバイル機器やチップセットをテストできます。
さらにNothing Technology社は、R&S CMsequencer統合ウィザードを使うことで、Phone (1)のテスト時間と市場投入までの時間の短縮も達成できました。このR&S CMsequencerは、ユーザー機器のFR1バンド/チャネルとサポートする周波数帯の組合せを効率よく掃引でき、各ケースでのスループット測定とVoLTE/VoNR測定が行えます。これにより、サポートする周波数帯の組合せそれぞれについて、現実のシナリオのもとで想定通りにモバイル機器が動作するのを保証できました。さらに、2022年7月の発売当初から、ユーザーが期待するようなデバイスの使い勝手や性能も実現できました。
Nothing Technology社でモバイル・ソフトウェアを統括する台湾のジェネラルマネージャSam Lee氏は次のように説明しています。「新たなモバイル製品を開発し、新興市場を開拓する場合には、その開発・設計プロセスにおける検証が欠かせません。実際、当社のPhone (1)を素早く市場投入するうえでR&S CMX500ワンボックス型テスタはとても役立ち、グローバルなあらゆる適合性を満足しながら、完全なユーザー・エクスペリエンス実現のための性能要求にも応えることが可能になりました」。
ローデ・シュワルツでモバイル無線テスタを担当する上級副社長のChristoph Pointnerは次のように話しています。「新規参入の企業はもちろん、経験豊かなエンジニアにとっても、R&S CMX500ワンボックス・テスタによる自動化アプローチによって5Gのテストがこれまで以上に簡単になります。当社は、新しい5G通信用の製品やアプリケーションの開発・検証で今後もNothing Technology社との協力を続けていけたらと期待しています」。
R&SCMX500ワンボックス型シグナリング・テスタについて詳しくは、https://www.rohde-schwarz.com/jp/products/test-and-measurement/wireless-tester-network-emulator/rs-cmx500-5g-one-box-signaling-tester_63493-601282.htmlをご覧ください。
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