SHIN-JIGENが椿本チエインの精密駆動技術のコンセプト展示を開発支援　～ハラハラさせるボールコースターが「2025国際ロボット展」でお披露目～

株式会社SHIN-JIGEN

2025年12月11日 10時30分

ロボティクスとエッジAI※1を武器にブレークスルーをサポートする株式会社SHIN-JIGEN（奈良県奈良市、代表取締役兼CEO：藤本弘道、以下SHIN-JIGEN）は、株式会社椿本チエインが「2025国際ロボット展（iREX2025）」に出展する体験型展示「つばき式ボールコースター『T-WARP』」のコンセプト企画からデザイン、構造設計、製作までの開発を支援しました。2025年12月3日から東京ビックサイトで開催された「2025国際ロボット展」の椿本チエインブースで公開されました。

『T-WARP』は、椿本チエインの先進的な産業用製品群を組み合わせて構成された、体験型のボールコースターです。高速かつ正確に動くボールが、リフトやターンテーブルを経由して縦横無尽に駆け巡る構成は、産業機器の性能を視覚的・体感的に伝えることを目的としています。SHIN-JIGENはこの展示において、体験全体の構想立案からデザイン、構造設計、製作までを一貫して担当。技術デモンストレーションでありながら、来場者が動作や制御を直感的に理解できるような、視覚的・体感的な展示空間としてデザインされています。

本展示では、「エプシロンチェーン」「ジップチェーンアクチュエータ」「TERVO」「ウルトラPXベルト＆ロックプーリ」「ケーブルベヤTKRB」など、椿本チエインの各種製品が持つ繊細な制御や高速・高精度な多段停止、安定した精密駆動といった要素を生かし、それぞれの機能を来場者が実際に体感できるように設計された、技術と体験が融合したコンセプト展示となっています。

これからもSHIN-JIGENは、ロボティクスとエッジAIの知見を活用しつつ、「未来実装」の立場から、みなさまの生活や社会のアップデートに取り組んでまいります。

■ 2025国際ロボット展

国内外の最先端のロボットや AI・ICT・要素技術などロボットに関わる最新技術が一堂に会する世界最大規模のロボット専門展。２年に一度開催され、今回で 26 回目。利用技術の向上と市場の開拓に貢献し、ロボットの市場創出と産業技術の振興に寄与する。

日時：2025年12月3日〜12月6日　10時00分～17時00分

場所：東京ビッグサイト　西 1～4 ホール／東 4～8 ホール／アトリウム

※12 月 6 日（土）のみ南 3 ホールを使用

主催：一般社団法人日本ロボット工業会、日刊工業新聞社

公式サイト：https://irex.nikkan.co.jp/

小間番号：東６ホール　E6-23（株式会社椿本チエイン）

■ つばき式ボールコースター『T-WARP』の概要

「エプシロンチェーン」によるロボットエンドエフェクタの繊細な制御、素早く高精度に多段停止を実現する「ジップチェーンアクチュエータ」、サーボモータと連結して精密駆動を可能にする減速機「TERVO」、ターンテーブルの精度維持に貢献している「ウルトラPXベルト＆ロックプーリ」、軽可搬重量の協働ロボットのケーブルを保護する「ケーブルベヤTKRB」など、これらを緊密に連携させることで実現した、斬新なコンセプト展示です。

椿本チエイン2025国際ロボット展特設サイト

※1：エッジAI……AIによる情報処理を、クラウド上ではなく、ネットワークのエッジ（端末やデバイス）側でおこなう技術。リアルタイム性やセキュリティ、通信コストの面で大きなメリットがあるほか、AIの力をより社会活動や実生活に即したかたちで実装できることから、“インフラの概念を変える技術”として注目されている。