公益財団法人Soil、東京大学から学生社会起業家4名を採択し最大100万円を助成。非営利スタートアップ育成モデルの全国展開を加速へ
東京大学の学部生・大学院生に対して2日間のワークショップと「Soil 100」最終審査会を実施。大学・自治体との連携拡大を目指す
公益財団法人Soil(所在地:東京都渋谷区、代表理事:久田哲史)は、東京大学産学協創推進本部と連携し、2025年11月・12月に実施した学生向けワークショップ「Soil x Utokyo」を経て、最終審査会を開催しました。審査の結果、4名の学生起業家が「Soil 100」の支援対象として採択され、最大100万円の助成金と3ヶ月間のメンタリングを提供します。
本取り組みは3年目となり、Soil100での採択者総数も15名となりました。Soilは本取り組みをモデルケースとし、大学・自治体との連携や、法人・起業家との協働を通じて、社会課題解決に挑戦しやすい環境を育むエコシステムの構築を目指します。

Soil 100の支援対象となった起業家について
Soilはこれまで「Soil x UTokyo」、「Soil x KyotoUniversity」、「Soil x 大学連合」など、大学との連携を通じて社会課題解決を志す学生を支援してきました。今回3回目となる「Soil x UTokyo」では、2日間にわたるワークショップにて社会起業家の講義やワークショップを行い、社会課題解決のためのプラン策定に挑戦しました。その後、ブラッシュアップを経て、その成果を最終審査会で発表しました。
支援対象4組の紹介
最終審査会は、2026年1月16日(金)に東京大学 本郷キャンパス 産学連携プラザにて実施し、社会課題解決のインパクト、熱意やビジョン、実行力などを総合的に評価。以下の4名が採択されました(50音順、敬称略)。
・石橋亨祐
作業負担を軽減するための高出力ソフトグリッパを活用した食肉加工における重量物箱詰めの自動化ロボットの開発。身体的負担のかかる現場での負荷軽減と、労働力不足の解消に挑む。
・正林泰誠(一般社団法人まちあそびラボ)
遊休公共施設を活用する空間デザインコンペ「まきコンペ」を実施。住民を巻き込む実践型手法で行政主導から脱却し、地域の主体性を育成。全国の提案と地元の熱意を融合し、遊休地活用と地域活性化を同時に実現する。
webサイト:https://makicompe.com/
・福永莉奈
空気から水を集め、内蔵ろ過装置で安全な飲料水を作る、バックパック型携帯飲料水収集装置「HydroBeetle」の開発。インフラが不十分な遊牧民をはじめ、様々な地域の方が安定的に衛生的な飲料水にアクセスできるための支援を行う。
・若林颯
アフリカの重工業に対し、安価なセンサーとAI補正による大気測定サービスを提供。停電や盗難等の現地課題を克服しつつ、常時監視で汚染物質を早期検知。環境規制への対応と大気汚染の根本的解決を目指す。
2026年2月19日(木)キックオフを実施しました。採択された4組に対し、これから3ヶ月のメンタリングを通じて事業化を加速させます。
助成プログラム「Soil 100」と大学連携の意義
今回実施する助成プログラム「Soil 100」は、これから創業に挑戦する個人・チームを対象に、最大100万円の助成と伴走支援を提供することで、事業化を通じて社会課題解決へ挑戦するハードルを下げ、成功確率を高めるための取り組みです。
社会課題に対する問題意識は持ちながらも、「それを事業として成立させるイメージが描けない」「最初の一歩を踏み出す資金や支援が足りない」状況にある方々に対し、挑戦を現実的な選択肢として提示することを重視しています。

Soil設立の背景には、営利スタートアップの世界で培われてきた資本や事業開発の知見を、非営利スタートアップへと橋渡しすることで、社会課題解決に取り組む方々を支援したいという想いがあります。
これまでSoilが蓄積してきた、事業立ち上げ期における伴走支援のノウハウを「儲からないけど、意義がある」事業に取り組むチームに適用することで、持続可能な活動の芽を育ててきました。
そのなかで大学との連携は、社会課題への関心が芽生える初期段階にある若年層に対し、早い段階から「事業として社会に実装する視点」を届けられる重要な接点です。
多くの学生は社会課題への問題意識を持っている一方で、それを事業モデルへと落とし込むための思考の型や、社会起業家としての視座に触れる機会は限られています。大学との共同開催によるワークショップとフィードバックのプロセス、そして資金助成を通じて、アイデア段階にある構想を「社会に実装可能な事業プラン」へと磨き上げ、次のステップへ進むための土台をつくります。
今回で3回目となる「Soil × UTokyo」をはじめ、「Soil × Kyoto University」「Soil × 大学連合」など、大学と連携したプログラムを継続的に実施し、ワークショップ参加者は累計150名超、Soil 100 での採択も15件となりました。これらの実践を通じて、大学発の社会起業家育成における有効な支援設計や、若年層に適した事業化支援のモデルを磨き上げてきています。
今後の展開
今回の取り組みをモデルケースとし、他大学・自治体との連携を拡大し、社会課題解決の挑戦者が誕生するエコシステムの構築に注力いたします。資金面・伴走面の両輪から、次世代の社会起業家を支える基盤を整えてまいります。
「社会貢献と事業性を両立させる視点を学生に届けたい」「社会起業に挑戦する学生を、資金面・伴走面の両方から支援したい」など本取り組みの趣旨にご関心をいただける皆さまと、新たな連携の可能性を模索してまいりたいと考えております。プログラムの詳細や導入に関するご相談・ご質問は、下記までお気軽にお問い合わせください。
「社会起業家への支援」に関心をお持ちの大学・自治体の皆さま、本取り組みをご支援くださる法人や起業家の皆さまとの協働を積極的に広げ、活動をさらに推進してまいります。
■お問い合わせ先
info@soil-foundation.org(担当:坂本)
公益財団法人Soilについて

Soilは、非営利スタートアップに圧倒的に不足している創業期の資金を助成し、また成長のための支援をする財団です。「儲からない」けど、「意義がある」事業に取り組むチームを、あえて現時点では一般的でない「非営利スタートアップ」という言葉で定義しています。
これまで、複数の助成プログラムを通じて、社会課題解決を目指す65以上の団体・個人に総額2億円超の助成を行ってきました。
今回実施する助成プログラムSoil 100は、これから創業をするフェーズの方を対象に最大100万円を助成することで、非営利事業への挑戦のハードルを下げ、「挑戦する」という選択肢を自分ごと化し、良質な社会起業の裾野を広げていくことを目的としています
法人概要
名称 : 公益財団法人Soil (英語表記 Soil Foundation)
所在地 : 東京都渋谷区桜丘町7番3号-203
設立 : 2023年1月16日
代表理事 :久田 哲史
URL : https://soil-foundation.org
email : info@soil-foundation.org
事業内容 :非営利スタートアップに対する助成。その他この法人の目的を達成するために必要な事業
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