オリックス・ホテルマネジメント株式会社とのコラボレーションで、株式会社REMAREが廃プラスチックをアップサイクルした時計を制作
株式会社REMARE(以下、REMARE)は、オリックス・ホテルマネジメント株式会社(以下、オリックス・ホテルマネジメント)の運営する「CROSS HOTEL」「CROSS Life」ブランドのホテル5館と共同で進めるサステナビリティプロジェクト「CROSS for the BLUE」において、アップサイクル時計の制作を手掛けました。
ホテル5館で集められた約51キロの廃プラスチックを使用し、REMAREのマテリアルリサイクル技術により、各ホテルの個性を活かしながらそれぞれに独自のデザインを施した、アート性の高い一点物の時計を製作しました。
このプロジェクトは、SDGsの「海の豊かさを守ろう」をテーマに、使用済みアメニティや海洋ゴミを再利用することで、海洋ゴミの削減および地域共生におけるサステナブルな未来を創造することを目的としています。
素材となった廃プラスチック
プロジェクトでは、以下の3つのカテゴリーの廃プラスチックが使用されました。
使用済みヘアブラシ・ペットボトルキャップ:合計8kg
2024年3月15日~4月30日まで、ホテルに設置されていた回収ボックスにて、宿泊客の協力によって収集された使用済みヘアブラシ(7kg)とペットボトルキャップ(1kg)。
水族館の社会活動によって集められた廃プラスチック:5.1kg
オリックス・ホテルマネジメントの2グループ施設により回収したもの。
◾️すみだ水族館:小笠原諸島でのビーチクリーン活動にて回収した海洋プラスチック。
◾️京都水族館:子どもたちへの啓蒙活動により回収したプラスチック。
ホテル施設で発生したプラスチック廃棄物:38kg
各ホテル施設から回収された、不要となった客室備品およびイベントで使用後に廃棄されたプラスチック。
各施設のアップサイクル時計
上記の廃プラスチックを集約後、REMAREのリサイクル技術により、粉砕・溶解・成形し、以下のような特徴的な時計が各施設のためにオーダーメイドで制作されました。
クロスホテル札幌
バックウォールにあわせた赤をアクセントにした壁掛け時計を2Fロビーに設置。
クロスホテル京都
木材を多く使っているインテリアに合わせ木製の針を使用した置時計をロビーに設置。
クロスホテル大阪
インテリアにも多く使われている赤の針の置時計をコンシェルジュデスクに設置。
クロスライフ博多天神
ブランドカラーのイエローをアクセントに、表面に凹凸を施し、陰影を表現。
クロスライフ博多柳橋
ナチュラルかつ柔らかなロビー空間になじむよう、ラウンド型に木目調の針を採用。
本プロジェクトは、オリックス・ホテルマネジメントが全国の運営施設を対象として、サステナブルな観光を目指し取り組む「つなぐはぐくむツーリズム」プロジェクトにおいて掲げている「100年後も旅が楽しめる未来のために」というビジョンと、REMAREのサステナブルなリサイクル技術が融合し実現しました。
廃棄物を価値ある製品へと再生することは、環境問題に対する解決策として、観光業においても新しい可能性をもたらしています。
今後もオリックス・ホテルマネジメントとREMAREは、地域社会と協力し、環境保全と持続可能な産業の発展に貢献してまいります。
お問い合わせ先
株式会社REMARE
設立 :2021年8月
代表者 :代表取締役 間瀬 雅介
所在地 :三重県鳥羽市鳥羽5-2-14
事業内容 :複合プラスチックを活用した板材製造・プラント開発・企業の廃棄プラスチック削減ソリューションの企画提案
URL :https://remare.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/remare_jp/
メールアドレス:info@remarematerial.com
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