【菊川市が舞台の小説に】市の実在事業が小説執筆のきっかけに!
著者いぬじゅん「幸せの黄色いポスト それは十年前から届いた手紙でした」(集英社オレンジ文庫)
静岡県在住の小説家・いぬじゅんが菊川市役所前に実在する「幸せを届ける黄色いポスト」をモチーフに小説「幸せの黄色いポスト それは十年前から届いた手紙でした」(集英社オレンジ文庫)を執筆。菊川市を舞台に読者の涙を誘う心温まる小説を書き上げました。

小説「幸せの黄色いポスト それは十年前から届いた手紙でした」(発行:集英社オレンジ文庫)

大切な人からの言葉が沁みる、5つの感涙ストーリー。1
0年前に、「幸せの黄色いポスト」に投函された
手紙が、様々な境遇の男女5人に届くことに――。
・片思い中の高校2年生、優衣(十年後のラブレター)
・世界を広げたいのに、一歩踏み出せないOLの明日香(花火が消えるまでの永遠)
・仕事ひと筋45歳、サラリーマンの寛彦(長谷川家復活作戦)
・学校に行っていない中3、奈々実(茶畑に愛を叫ぶ)
・夫を亡くして一周忌を迎えたもうすぐ40歳になる美穂(明日からの十年を)
【発行日:2025年4月17日】
小説家・いぬじゅんプロフィール
奈良県出身、静岡県在住。2014年「いつか、眠りにつく日」で第8回日本ケータイ小説大賞を受賞しデビュー。2019年フジテレビFOD、地上波にて連続ドラマ化。「この冬、いなくなる君へ」(ポプラ社)で第8回静岡書店
大賞映像化したい文庫部門受賞。「今夜、きみの声が聴こえる」(スターツ出版)「君がオーロラを見る夜に」(KADOKAWA)など、生死をテーマにした作品を多く発表しています。

菊川市に実在する「幸せを届ける黄色いポスト」とは

2024年5月に誕生
幸せを届ける黄色いポストは、2024年5月に市が日本郵便と連携協定を締結したことを機に、市役所本庁舎前に誕生しました。従来からあったポストに市職員が、黄色いペンキを手作業で塗り、作り上げられた黄色いポスト。
完成後には、市制10周年記念の時に市民の皆さんからお預かりした「10年後へのメッセージ」を市制20周年記念事業として発送し、‶幸せ"を届けました。


菊川市×いぬじゅん
菊川市で幸せを届ける黄色いポストから10年後に手紙を発送する事業を行った際、菊川市長と交流のあったいぬじゅんさんは、市長から「大切な家族や友人に向けて幸せや夢のメッセージを届けられたら」というポストに込めた思いを聞き、小説の構想を練ったといいます。
小説の執筆が決まると、いぬじゅんさんは作品のイメージを膨らませるため実際に菊川市を探訪。市職員や関係者が公共施設や商店、棚田など市を象徴するスポットを案内しました。小説には、職員が紹介した実際に市内に存在するスポットが多く登場します。



発売を記念したイベントの開催
菊川市では、小説の発売を記念して多くの人に小説と菊川市の魅力を知ってもらおうとイベントを開催しました。
【トークイベント】
4月20日、菊川市役所庁舎東館プラザきくるでいぬじゅんさんをお招きし、トークイベントを開催。県内外から100名以上が参加しました。イベントでは長谷川市長といぬじゅんさんが本作誕生のエピソードや、作中に登場する市内スポットを語った他、イベント終了後には小説の販売会や、サイン会も行われました。



【茶畑の中心で愛を叫ぶ(菊川チャバチュー2025)】
4月26日、菊川中央公園で大切な人へ想いなどを大きな声で叫んで伝える「菊川チャバチュー2025」を開催。このイベントは、本作中にも登場します。今年で4回目となる今回は、作中に登場させてもらったご縁から、「ポストとチャバチューで、“幸せダブル発信”~思いは声に、そして手紙に。幸せは茶畑から広がる~」をテーマに開催しました。いぬじゅんさんには、出場者の叫びを受け止める“聞く側応援大使”として参加いただきました。



今後の展開
菊川市では、今後さらに多くの方に訪れていただける場所を目指して、「幸せを届ける黄色いポスト」に関連した事業展開を検討しています。聖地巡礼スポットとしての整備や、ツアーイベントの開催、SNSを活用した参加型企画など、より多くの人に菊川市の魅力を伝えられるような準備を進めていきます。
具体的な企画が決まり次第、随時ご案内しますので今後の展開にもぜひご期待ください。
問合せ先
静岡県菊川市役所市長公室営業戦略係(☎0537-35-0924 )
Email : s-koushitsu@city.kikugawa.shizuoka.jp
〒439 8650 静岡県菊川市堀之内 61 番 (市役所本庁舎2階)
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