ギフテッド傾向のある若者の孤立に向き合う 対面の居場所を活用したモデル事業を開始
日本教育再興連盟、内閣府による『孤独・孤立対策に関するNPO等の取組モデル調査』に採択。「ギフテッド傾向があり孤立・孤独状態への中高生へエンパワメント事業」を実施
2025年度、特定非営利活動法人日本教育再興連盟(ROJE)(本部:東京都渋谷区、代表:鈴木寛・陰山英男)は、内閣官房孤独・孤立対策推進室が実施する「令和7年度 地域における孤独・孤立対策に関するNPO等の取組モデル調査」に採択されました。
本調査は、孤独・孤立対策推進法に基づいて令和6年6月に決定された、「孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画」を踏まえ、地域における多様な孤独・孤立の実態に即した先駆的な取組を支援し、その成果を全国に展開することを目的としたものです。
採択された事業の概要
当法人が提案したのは、「ギフテッド傾向があり孤立・孤独状態への中高生へエンパワメント事業」です(活動地域:東京都渋谷区)。
この事業では、学校内外において周囲との違和感や孤立感を抱えることの多いギフテッド傾向のある高校生のうち数名を「インターン」として任命し、同じくギフテッド傾向のある中高生のための居場所において、大学生メンターとともにイベント企画・実行を担うプログラムを運営します。
高校生インターンが、自分と似た悩みを抱える中高生のためのイベント提供や発信を通じて、自らの成長と社会参画を実現するとともに、同様の背景をもつ中高生の孤独・孤立の予防にもつなげることを目的としています。
これまでの活動実績と今後の展望
ROJEでは、2022年度より、ギフテッド傾向があり学校に馴染みづらさを感じている子どもとその保護者への支援事業「ギフテッドプロジェクトsprinG」を立ち上げ、これまでに全国700家庭以上が参加しました。
本年4月には、公益財団法人東京都保健福祉財団「子どもが輝く東京・応援事業」の助成を受けて、ギフテッド傾向のある中高生のための常設型の対面支援拠点をオープンし、安心して自分らしく過ごせる居場所や仲間との出会いを提供しております。
本事業では、こうした実績をもとに、活動の主体として、居場所を訪れる高校生を巻き込む新たな挑戦を開始いたします。
伴走支援機関である株式会社NTTデータ経営研究所とも連携し、モデルの汎用化や知見の蓄積を目指してまいりますので、ぜひご注目ください。
関連リンク
・ギフテッドプロジェクトsprinG紹介ページ:https://kyouikusaikou.jp/gifted/
・常設型拠点「sparK」紹介ページ:https://kyouikusaikou.jp/lp/spring-spark/
・ROJE公式サイト:https://kyouikusaikou.jp/
特定非営利活動法人日本教育再興連盟(ROJE)について
「教育で未来をつくる」をビジョンに、主に大学生・大学院生が中心となって、様々な教育課題の解決に向けた活動を行っています。現在は教員・教員志望学生向けのウェブサイトを運営する「メディア・コンテンツ領域」、関東圏・関西圏の小中高等学校へのボランティア派遣や出前授業を実施する「学校ソリューション領域」、被災地の子ども支援および未災地の防災教育に取り組む「災害と教育領域」、教育の最新の知見を提供する「イベント・コミュニティ領域」、オンラインを活用した子ども・若者支援に取り組む「ピアサポート領域」、若手研究者の支援や教育に関する研究活動を実行する「教育シンクネット領域」の6領域で活動を展開しています。
【団体概要】
団体名:特定非営利活動法人日本教育再興連盟
本部所在地:151-0053 東京都渋谷区代々木5-62-1
代表:鈴木寛・陰山英男
事業内容: ウェブメディアの運営、学校ボランティアの派遣、出前授業の実施、災害支援など
設立: 2005年12月(法人登記:2007年10月)
【本件に関するお問合せ】
NPO 法人日本教育再興連盟(ROJE)ギフテッドプロジェクトsprinG
gifted.info★roje.or.jp
※お問い合わせの際は、★を@に変えていただくようお願いいたします。
メディア取材や自治体・教育関係者の方の視察等も可能な限りお受けできればと思っておりますので、ご関心のある方は、上記窓口までご連絡ください。
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