「ポストイン広告配達管理アプリケーション」実証実験のお知らせ

ラストワンマイル配達業務のDXによる効率化と品質向上を実現！株式会社ゼンリンデータコムに開発委託

株式会社ディーエムエス

2025年11月26日 09時00分

株式会社ディーエムエス（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：山本克彦、東証スタンダード市場：証券コード9782、以下当社）は、ダイレクトメールをはじめとしたポストイン広告の配達先の確認や配達状況を一元管理できる「ポストイン広告配達管理アプリケーション」(以下当アプリケーション)のプロトタイプを開発し、実証実験を開始することといたしましたので、お知らせいたします。

1. 開始の背景

昨今、人件費や資材費の高騰により、ダイレクトメールをはじめとしたポストイン広告のコストが増加しています。また、宛名付きのポストイン広告の配達には、専門的なノウハウが求められる一方で、人手不足による配達能力低下や品質維持が今後の課題となっています。

当社は、これらの課題に向き合い、ポストイン広告の安定した配達体制を支援するため、配達先の確認や配達状況を一元管理できるシステム及びスマートフォン向けアプリケーションを開発しています。

2. 当アプリの機能

当アプリケーションは、事前にポストイン広告の情報を、ゼンリングループが保有している高精度な地図コンテンツ「ZENRIN Maps API」と連携します。

配達員は、あらかじめ宛名とともに印字された2次元コードを読み取り、スマートフォン上の地図にマーキングすることで、配達先を、視覚的に分かりやすく確認することができます。

これにより、配達員の大幅な作業効率向上を実現するとともに、配達業務の経験値が少ない場合でも、効率的に高い品質でポストイン広告を配達することができます。

また、配達に必要な管理用2次元コードの発行、配達状況のステータス管理、投函記録の実績集計等の管理機能も搭載する予定です。

3.開発スケジュール

今後、プロトタイプ版の開発を進め、2026年3月頃を目途に、複数の配送事業者において当アプリを活用した実証実験を行います。

その後、検証結果をふまえて本開発に進み、2026年10月頃の販売開始を予定しています。

4.今後の展望

ラストワンマイルの配達は、配達計画とポストイン広告の管理に多大な労力が掛かることが課題となっています。当アプリの普及によって、これらの課題を解決することで、ポストイン広告の利用拡大が期待できます。

また、当アプリケーションの販売によるストック型ビジネスや、配達前後工程のDXを支援するサービス開発等、新たなビジネスモデル構築に取り組むことで、当社が成長戦略に掲げる「次世代事業の創出」(※) の展開を目指してまいります。

(※)「次世代事業の創出」

当社は、従来の設備や人的役務をリソースとしたサービスに加え、ノウハウや情報システム

を駆使した新たな収益モデルを創出することにより、持続的な成長を目指してまいります。

当アプリケーションの開発は、この方針に基づきダイレクトメール事業との相乗効果を発揮

する新事業領域開発の一環として取り組んでいるものです。

5.開発委託先の概要

社名	株式会社ゼンリンデータコム
本社所在地	東京都港区芝浦三丁目1番1号　msb Tamachi　田町ステーションタワー N22階
代表者	代表取締役社長：清水辰彦
事業内容	ITS事業（高精度な地図データを活用したテレマティクス事業）、ネットサービス事業(地図をベースとした法人向け付加価値情報サービス)、コンシューマー向け事業 (「ゼンリン地図ナビ」「いつもNAVI」「GODOOR」をはじめとする地図・ナビゲーションサービス)、未来先進事業 (リアルタイムセンシング技術による高精度地図・3次元地図)
URL	https://www.zenrin-datacom.net/