【男性302名に調査】ED治療薬「シアリス」の市販化を良いと思う人は83.8%にのぼる一方、薬局での対面購入には75.2%が「抵抗あり」

シアリスの薬局・ドラッグストアでの先行販売開始を受け、20〜70代男性302名に調査。市販化は広く歓迎される一方、認知の低さ・対面購入への抵抗・価格とのギャップという3つの課題が明らかになりました

株式会社マーサリー

日本メディカルスキルアップのEDオンライン診療メディアは、2026年7月31日からED治療薬「シアリス」の薬局・ドラッグストアでの先行販売が始まったことを受けて、全国の20〜70代の男性302名を対象に「ED治療薬の市販化に関する意識調査」を実施しました。

調査からは、市販化そのものは広く歓迎されている一方で、認知の低さ、対面購入への心理的な抵抗、価格とのギャップという3つの課題が浮かび上がりました。


  • シアリスが薬局・ドラッグストアで購入できるようになったことを「知らなかった」人は67.5%。発売から約3週間時点での認知は32.5%にとどまりました

  • ED治療薬が薬局で購入できるようになったことは、83.8%が「良いと思う」と好意的に受け止めています

  • 一方で、薬局で薬剤師と対面で確認・指導を受けることには75.2%が「抵抗がある」と回答。オンライン診察は「抵抗はない」が61.9%と、3つの入手方法のなかで最も抵抗が少ない結果でした

  • 市販のシアリスの価格(1錠あたり約1,452円)については75.2%が「高い」と感じており、支払ってもよい金額は「1,000円未満」が62.9%を占めました

  • 薬局で買えるようになったことをきっかけに、ED治療への関心が高まった人は51.0%にのぼりました


男性の78.8%に勃起力・性機能の悩み経験。一方、医療機関の受診経験は20.2%にとどまる 

はじめに、勃起力や性機能に関する悩みの経験を尋ねました。「現在も感じている」が58.9%、「過去に感じたことがある」が19.9%で、あわせて78.8%が悩みを経験しています。

気になったことがある項目としては「途中で維持できない」が53.0%で最も多く、「硬さが十分でない」45.0%、「性欲そのものが落ちた」44.0%が続きました。勃起力が低下する原因や対策については、考えられる要因を個別に解説した記事もあります。

それに対して、医療機関の受診経験は「オンライン診療を受診した」16.6%と「対面のクリニックを受診した」3.6%をあわせて20.2%にとどまります。「受診を検討したが、受診はしていない」人が34.1%おり、悩みと受診のあいだに大きな溝があることが分かります。

受診をためらう理由の1位は「恥ずかしい・気まずい」の74.8%で、「費用が高そうだから」56.0%が続きました。費用よりもまず、羞恥心が受診の壁になっている実態がうかがえます。当メディアが2026年6月に実施した調査(勃起に関する悩みを感じたことがある男性248名対象)でも、通院のハードルの1位は「恥ずかしい」69.4%、2位は「費用が高そうで不安」61.3%であり、この2つの壁は一貫して確認されています。

シアリスの薬局販売、発売約3週間時点の認知は32.5% 

2026年7月31日から始まったシアリスの薬局・ドラッグストアでの先行販売について、「知らなかった」と答えた人は67.5%にのぼりました。「内容まで知っていた」はわずか5.6%で、発売から約3週間が経過した時点でも、当事者となりうる男性への浸透はまだ限定的です。シアリス市販化の経緯や価格・発売時期については、別記事で詳しくまとめています。

なお、ED治療がオンライン診療で受けられることの認知は69.9%(「内容まで知っていた」26.5%+「聞いたことはある」43.4%)で、市販化よりも先に「オンラインで治療できること」のほうが知られている状況でした。

市販化への評価は83.8%が好意的。理由の1位は「病院に行かずに済む」78.1% 

ED治療薬が薬局で購入できるようになったこと自体は、「とても良いと思う」37.1%と「やや良いと思う」46.7%をあわせて83.8%が肯定的に受け止めています。

市販化について感じることでは、「病院に行かずに済むのはありがたい」が78.1%で突出し、「恥ずかしさから治療できなかった人の助けになる」50.7%、「必要なときにすぐ手に入るのが良い」48.0%が続きました。一方で「副作用が起きたときの対応が不安」も47.7%と高く、歓迎と不安が同居しています。

自由記述でも、

「問診の簡易化やプライバシーに配慮した対応、偽造品を防ぐ正規ルートの明示を望みます」(50代・男性)

「急に予定が入った時なんかに近所の薬局でサッと買えるのは助かります。ただ、持病の薬との飲み合わせなんかは、顔馴染みの薬剤師さんにしっかり確認してもらいたい」(60代・男性)

と、利便性への期待と安全面の確認ニーズがセットで語られていました。

購入先の希望は「薬局」40.7%、「オンライン診療」32.5%。オンライン診療の経験者は70.0%がオンラインを選択 

もしED治療薬を購入するとしたら、どこで購入したいかを尋ねると、「薬局・ドラッグストア」が40.7%、「オンライン診療」が32.5%となり、「対面のクリニック」は6.0%にとどまりました。

特に目を引くのは、すでにオンライン診療でED治療を受けたことがある50名では、70.0%(35名)が今後も「オンライン診療で購入したい」と答えている点です。一度オンラインでの受診を経験すると、その利便性から市販薬より診療付きの入手を選ぶ傾向がうかがえます。

購入先を選ぶうえで重視することは「費用を抑えられること」57.0%、「誰にも知られずに購入できること」52.0%、「品質が信頼できること」50.7%が拮抗しており、価格・匿名性・品質の3点が購入先選びの軸になっています。

自由記述では、

「対面販売はハードルが高いので、最終的には完全オンラインで購入できるシステムを目指してほしい」(50代・男性)

という声もありました。

「対面」への抵抗は根強く7割超。オンライン診察のみ「抵抗はない」が6割を超える 

ED治療薬を手に入れる3つの方法について、それぞれ抵抗を感じるかを尋ねました。「薬局で薬剤師と対面で確認・指導を受ける」には75.2%、「泌尿器科などのクリニックで対面の診察を受ける」には75.8%が「抵抗がある」(とても+やや)と回答した一方、「自宅などからオンラインで医師の診察を受ける」に抵抗があるのは38.1%にとどまり、61.9%が「抵抗はない」と答えました。

薬局・ドラッグストアで購入する際の不安や抵抗の中身は、「ほかのお客さんに見られること」60.3%、「薬剤師や店員に用途を知られること」53.6%、「レジで商品名を口に出すこと」41.7%と、いずれも「人の目」に関するものが上位を占めました。

自由記述でも、

「女性店員や女性薬剤師にEDを知られるのが恥ずかしいです。できればオンラインで手続きをして、薬を送付してもらえると助かります」(40代・男性)

「レジで他の客に見られたり、薬剤師さんに色々聞かれたりするのはやっぱり少し気まずい。ネット注文してロッカー受取りができるような仕組みなど、プライバシーに配慮した買い方がもっと選べるようになると、さらに利用しやすくなる」(30代・男性)

と、具体的な要望が多く寄せられました。市販化によって「病院に行く」壁は下がったものの、「店頭で対面で買う」という新たな壁が意識されている構図です。

価格の壁:支払ってもよい金額は「1,000円未満」が62.9%。市販価格には75.2%が「高い」 

ED治療薬に1錠あたりいくらまで支払えるかを尋ねると、「500円未満」26.5%と「500円〜999円」36.4%をあわせて62.9%が1,000円未満と回答しました。

一方、市販のシアリスの価格は4錠入り5,808円(税込)、1錠あたり約1,452円です。この価格については「高いと感じる」32.8%と「やや高いと感じる」42.4%をあわせて75.2%が割高感を示し、「妥当だと感じる」は22.2%でした。

自由記述には、

「1錠あたり1,000円以下になると、試してみるかという感じで利用する人が増えるのではないか。お小遣い制で月3万円以下でやりくりしているお父さんもいるでしょうし」(50代・男性)

「ジェネリックのようなもう少し安価なお薬が出たらもう少し気軽に使えると思いました」(50代・男性)

といった声が寄せられ、支払意向と実売価格のあいだに約1.5倍のギャップがあることが利用のハードルになりそうです。

安全性の知識は浸透途上。注意点を「いずれも知らなかった」人が37.4% 

ED治療薬に関する注意点の認知を尋ねたところ、「いずれも知らなかった」が37.4%で最多でした。狭心症などの治療に使う硝酸薬との併用が危険であることを知っていた人は18.9%、EDが心臓や血管の病気のサインである場合があることを知っていた人は13.2%にとどまります。ED治療薬の効果や服用時の注意点は、バイアグラの効果と服用時の注意点を解説した記事でも詳しく紹介しています。

医師の診察を経ずに服用機会が広がりうる市販化の局面では、こうした知識の浸透が課題になります。自由記述でも、

「薬局で買えるのはありがたいが、効果がなかったり副作用が出た場合、どこに相談すればいいのかわからない」(30代・男性)

「『ちょっと勃ちにくいな』程度でも使っていいのかというような、治療薬を使ってもいい状態の目安がわからないのが不安」(30代・男性)

と、購入後のフォロー体制や使用判断の目安を求める声が目立ちました。

「ドラッグストアで買う場合であっても、ちょっとした診察はあったほうが安心できそう」(30代・男性)

という声もあり、手軽さと医療的な裏付けの両立が求められています。自分に合う薬選びに迷う方には、ED治療薬ごとの効果・持続時間の違いと選び方を整理した記事も参考になります。

なお、ED治療薬の個人輸入・輸入代行サイトでの購入経験は3.6%、「検討したことはある」は14.6%でした。個人輸入されたED治療薬には偽造品が多く報告されており、医師や薬剤師の関与する正規ルートでの入手が推奨されます。この偽造品リスクを知っていた人は36.1%でした。

市販化をきっかけに、ED治療への関心は51.0%が「高まった」 

最後に、薬局でED治療薬が買えるようになったことで気持ちに変化があったかを尋ねると、「以前より関心を持つようになった」が49.3%、「治療を始めたいと思うようになった」が1.7%で、あわせて51.0%に意識の変化が生まれていました。

シアリスを含むED治療薬を「使ってみたい」「やや興味がある」と答えた人も66.2%(「すでに使用している」7.0%を含めると73.2%)にのぼり、市販化がED治療全体への関心を押し上げるきっかけになっていることが分かります。

まとめ:市販化は「治療への入口」。対面の抵抗感を埋めるオンライン診療の役割 

今回の調査では、ED治療薬の市販化が83.8%に歓迎され、51.0%の関心を高めた一方で、

  1. 発売約3週間時点の認知が32.5%にとどまること

  2. 薬局での対面購入に75.2%が抵抗を感じていること

  3. 支払意向(1,000円未満が62.9%)と実売価格(1錠あたり約1,452円)のギャップ

という3つの課題が明らかになりました。

とりわけ、受診をためらう理由の1位が「恥ずかしい・気まずい」74.8%であり、薬局購入の不安の上位も「人の目」に関するものだったことを踏まえると、市販化が下げた壁の先に、なお対面ゆえの心理的ハードルが残っています。3つの入手方法のうちオンライン診察だけは61.9%が「抵抗はない」と答えており、オンライン診療の経験者の70.0%が引き続きオンラインでの入手を希望していることもあわせると、「誰にも会わずに、医師に相談したうえで正規の治療薬を入手できる」オンライン診療は、市販化で高まった治療への関心を実際の受療につなげる受け皿になりうると考えられます。EDのオンライン診療に対応するクリニックの診察の流れや料金については、別記事で紹介しています。

副作用や飲み合わせへの不安が自由記述で最も多く語られたように、ED治療薬は入手の手軽さだけでなく、医師・薬剤師に相談できる体制とあわせて利用することが大切です。EDの背景に心臓や血管の病気が隠れている場合もあるため、気になる症状がある方は、オンライン診療も含めて医療機関への相談を検討してみてください。


調査概要

  • 調査名:ED治療薬の市販化(シアリスの薬局販売)に関する意識調査

  • 調査方法:インターネットによるアンケート調査

  • 調査期間:2026年8月19日〜8月20日

  • 有効回答数:302名

  • 調査対象:全国の20〜70代の男性

  • 回答者属性:
    性別:男性100%(302名)
    年代:45〜49歳が最多層(56名)。40〜44歳55名、50〜54歳51名、35〜39歳44名、55〜59歳35名、30〜34歳29名ほか

※構成比(%)は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。 

※本調査結果を引用いただく際は、出典として「日本メディカルスキルアップのEDオンライン診療メディア調べ」と明記のうえ、当メディア(https://skillup-mt.jp/ed/)へのリンクをお願いいたします。


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出典:メディカルスキルアップのEDオンライン診療メディア「ED治療薬の市販化(シアリスの薬局販売)に関する意識調査

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設立
2012年06月