カレコ・カーシェアリングクラブ 個人会員向け意識調査を実施~ 新型コロナウイルス感染症の影響によるカーシェア利用動向の変化 ~
緊急事態宣言発令中に落ち込んだカーシェア利用意向は回復基調に/ 4月以降入会の新規会員 入会のきっかけは5人に1人が「新型コロナウイルス感染症の流行」
その結果、カレコ会員のカーシェア利用については、【緊急事態宣言発令中】は「ドライブ」「日帰りレジャー」「宿泊を伴う旅行」などの利用が【新型コロナウイルス感染症の感染拡大前】と比べて大幅に減少したものの、【2020年6月~今後】においては、利用意向が回復していることが分かりました。また、「通勤・通学・送迎手段」「近隣での買い物」「仕事での移動手段」としての利用は、【緊急事態宣言発令中】においても「宿泊を伴う旅行」などと比較すると大きく減少することはありませんでした。
調査結果の詳細は以下の通りです。
「新型コロナウイルス感染症の影響によるカーシェア利用動向の変化」主な調査結果 1.【緊急事態宣言発令中】に減少したカーシェア利用意向は、2020年6月以降は回復基調 利用目的別では、【緊急事態宣言発令中】に「ドライブ」「日帰りレジャー」「宿泊を伴う旅行」は減ったものの、6月以降は回復 【緊急事態宣言発令中】においても「通勤・通学・送迎手段」「近隣での買い物」「仕事での移動手段」は大幅な減少はみられず 2.9割以上が、カーシェア/シェアカー利用にあたり何らかの感染予防対策を行っている 具体的な感染予防対策は、「運転時の換気(窓を開ける等)」が最も多く52.8%、続いて「ハンドルやドアノブなどの消毒・除菌」が49.5%、「運転時のマスク着用」が38.8%という結果になり、カレコ会員の9割以上が何らかの感染予防対策を自ら行っていることが明らかになりました。 3.カレコ会員の利用目的は「移動」が大多数。「休憩・仮眠」「オンライン会議や資料作成」を利用目的と回答する会員も カレコの移動以外の利用について尋ねたところ「移動以外の利用目的では利用しない」という回答が大多数(93.3%)でした。その一方で少ないながらも「休憩・仮眠(1.3%)」や「オンライン会議や資料作成(1.0%)」という回答もありました。 4.新規会員の入会のきっかけ、5人に1人が「新型コロナウイルス感染症の流行」と回答 新規会員の入会のきっかけは「近くにカレコのステーションができた(あった)ため(56.4%)」、「マイカーを手放したため(21.2%)」に続き、「新型コロナウイルス感染症の流行により、公共交通機関での移動を控えるため」が19.9%で3番目にランクインしました。 |
■アンケート調査実施概要
本調査では、カレコ個人会員を入会時期(2020年3月以前/4月以降)に分けて、それぞれ設問を用意し、その結果を集計しております。
実施期間:2020年7月7日~13日(7日間)
対象者:カレコ個人会員
サンプル数:6,437人
(内訳)
既存会員(2020年3月以前に入会された会員)5,622人
新規会員(2020年4月以降に入会された会員) 815人
調査内容:利用動向、利用時の感染予防対策など
■アンケート調査結果
<既存会員向け>
【新型コロナウイルス感染症の感染拡大前】と【緊急事態宣言発令中】、【2020年6月~今後】の3つの期間において、カーシェアの利用意向/目的について尋ねたところ、【緊急事態宣言発令中】に一時的に落ち込んだものの、【2020年6月~今後】の利用意向は、回復していることが分かりました。
また、【緊急事態宣言発令中】は「ドライブ」「日帰りレジャー」「宿泊を伴う旅行」などの長時間利用が大幅に減少した一方、「通勤・通学・送迎手段」「仕事での移動手段」としての利用は「宿泊を伴う旅行」などと比較すると大きく減少しなかったことが明らかになりました。
Q:以下(1)~(3)の期間のあなたのカレコの利用目的についてあてはまるものを全てお答えください。<複数回答>(n=5,622)
【2】9割以上が、カーシェア/シェアカー利用にあたり何らかの感染予防対策を行っている
カレコを利用する際にご自身で行っている感染予防対策を尋ねたところ、「運転時の換気(窓を開ける等)」が最も多く52.8%、続いて「ハンドルやドアノブなどの消毒・除菌」が49.5%、「運転時のマスク着用」が38.8%という結果になり、シェアカーを利用したカレコ会員の9割以上が何らかの感染予防対策を自ら行っていることが明らかになりました。このことから、カレコ会員の感染症予防に対する意識の高さがうかがえます。
Q:カレコを利用する際にご自身で行っている感染予防対策についてあてはまるものを全てお答えください。<複数回答/※単一回答> (n=5,622)
【3】カレコ会員の利用目的は「移動」が大多数。「休憩・仮眠」「オンライン会議や資料作成など、テレワークのスペース」を利用目的と回答する会員も
カレコの移動以外の利用について尋ねたところ「移動以外の利用目的では利用しない」という回答が大多数(93.3%)でした。その一方で、少ないながらも「休憩・仮眠(1.3%)」や「オンライン会議や資料作成など、テレワークのスペース(1.0%)」という回答もあり、「移動」以外のカーシェア利用方法も存在していることが明らかになりました。
Q:【2020年6月~今後】において、あなたのカレコにおける移動以外の利用目的についてあてはまるものを全てお答えください。<複数回答>(n=5,622)
<新規会員向け>
【1】新規会員入会のきっかけ、5人に1人が「新型コロナウイルス感染症の流行」と回答
2020年4月以降にカレコ・カーシェアクラブ個人会員に入会した方に、入会のきっかけを尋ねたところ、「近くにカレコのステーションができた(あった)ため(56.4%)」、「マイカーを手放したため(21.2%)」に続き、「新型コロナウイルス感染症の流行により、公共交通機関での移動を控えるため」が19.9%で3番目にランクインしました。新型コロナウイルス感染症の流行により、電車やバスといった公共交通機関の利用を避け、プライベート空間を保てる“シェアカー”での移動を選択する人が一定数存在していたことが明らかになりました。
Q:あなたの新規入会のきっかけにあてはまるものを全てお答えください。<複数回答>(n=815)
【2】新規会員のカーシェア利用目的は「日帰りレジャー」「ドライブ」「郊外の大型商業施設への買い物」
新規会員にカーシェアの利用目的を尋ねたところ、「日帰りレジャー」が51.7%で最も多く、次いで「ドライブ(46.4%)」、「郊外の大型商業施設への買い物(41.0%)」という結果になりました。新型コロナウイルス感染症の流行により外出控えが進むものの、新規会員は既存会員と同じような利用目的で入会している実態が明らかになりました。
Q:あなたがカレコを利用する目的にあてはまるものを全てお答えください。<複数回答>(n=815)
【3】新規会員入会後は利用頻度が増加する傾向に、約8割が「月1回以上」の利用を希望
新規会員に対して、カレコ入会前のクルマの利用頻度と入会後の利用頻度をそれぞれ尋ねたところ、入会前は「月1回以上」の利用と回答した人が59.7%であったのに対して、入会後は約20pt上昇し、78.7%となっていることが分かりました。カーシェアに入会後は車での移動に利便性を感じ、利用頻度が高まる傾向になるのかも知れません。
Q:カレコ入会前後のあなた自身のクルマを利用する頻度をお答えください。カレコ以外のクルマ(他社カーシェア、レンタカー、マイカーなど)も含めてお答えください。<単一回答>(n=815)
【4】新規会員の約4割がマイカー購入意欲あり、約6%はカーシェア利用後に購入を考えるように
新規会員にマイカーの所有状況と今後の所有意向を尋ねたところ、マイカーを所有している人は全体の15.7%で、それ以外の84.3%がマイカーを所有していないことが分かりました。今後マイカーの購入を検討している人は39.0%存在し、カーシェアを実際に利用してみてマイカーの購入を考え始めた人が5.9%ながら一定数存在していることが分かりました。
Q:マイカーの所有状況と今後の所有意向をお答えください。(*同一世帯で所有している場合も「所有している」に含む)<単一回答>(n=815)
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