ブリスコラ、会津若松市のデジタル田園都市国家構想推進交付金(Type3)採択事業における、API標準化のコンサルティング推進とAPI開発者ポータル構築を受託

~AiCTコンソーシアムの一員として当事業に参画し、OSSのAPICEをベースとしたBAMs Catalog for Smart City を活用したAPI開発者ポータルの構築を推進~

株式会社ブリスコラ

株式会社ブリスコラ (本社:東京都港区、代表取締役:末貞 慶太郎、以下、ブリスコラ) は、内閣府のデジタル田園都市国家構想推進交付金(Type3)事業に採択された福島県会津若松市において、この実施主体として決定された一般社団法人AiCTコンソーシアム(以下、AiCTコンソーシアム)の一員としてAPI開発者ポータル構築事業を受託したことを発表します。ブリスコラは、APIを活用したビジネスを進める上で重要な要素のひとつであるインタフェース仕様の統一によるAPIの標準化をコンサルティングとして推進し、さらに都市OSを介しての他社間および都市間の連携に向けたAPI開発者ポータル構築を、OSSの「APICE(アピーチェ)」をベースに開発したBAMs Catalog for Smart Cityを活用し実施します。
【会津若松市の「複数分野データ連携の促進による共助型スマートシティ推進事業」について】
https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2013101500018/
会津若松市が取り組んでいるスマートシティ推進事業のうちのデジタル田園都市国家構想推進交付金(Type3)に採択された「複数分野データ連携の促進による共助型スマートシティ推進事業」は、データ連携基盤である都市 OS を活用して、ヘルスケア、行政、観光、防災、決済、食・農の 6 分野でデータ連携と付加価値の創出につながる市民向けデジタルサービスを実装するものです。

出典:会津若松市 |  会津若松市の「複数分野データ連携の促進による共助型スマートシティ推進事業」の全体像出典:会津若松市 | 会津若松市の「複数分野データ連携の促進による共助型スマートシティ推進事業」の全体像

【会津若松市における、AiCTコンソーシアムの役割】
会津若松市のデジタル田園都市国家構想交付金(Type3)事業の実施主体として決定を受けたAiCT コンソーシアムでは、市民生活に密着した14の分野にワーキンググループを設置し、会員企業が組織の枠を超えて、スマートシティを推進しています。今回の事業を通して、AiCT コンソーシアムはスマートシティ取り組みをさらに加速させ、地域産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)と、ウェルビーイングを向上する市民生活の DX を目指しています。

【ブリスコラの役割について】
ブリスコラは、AiCTコンソーシアムの「データ利活用ワーキンググループ」の一員として、会津若松プラス/都市OSを通じたオプトイン(市民の意思による明示的な事前承認)方式で、IDとデータを安心・安全に管理運用する仕組みを、システムとルール・規約の両側面から検討していく活動に参画しています。その中で、今回のデジタル田園都市国家構想想推進交付金(Type3)事業として、データ連携基盤となる都市OSの上で提供される各サービスとのデータ連携のためのAPIを実装するにあたり、各社のシステム開発状況を理解しOpenAPI仕様(OAS)※1に準拠したAPIの標準化の推進をコンサルティングすると同時に、BAMs Catalog for Smart Cityを活用しAPI提供者とサービス事業者が利用するAPIの共有といった具現的にAPIを表現するためのAPI開発者ポータル構築の役割を担います。
  • インタフェース仕様の統一によるAPI標準化に向けたコンサルティング
ブリスコラは、これまでの経験から得た知見により、好循環かつ理想とするAPIエコノミーを構築していくために、3つの要素(図1)をそれぞれ確立していくことが重要であることを訴求していきたいと考えています。この度受託した会津若松市のデジタル田園都市国家構想のAPI開発者ポータル構築を進める上でも、この3つの要素のうち「インタフェース仕様の標準化」に焦点をあてたコンサルティングを行い、最新のAPI動向やプロトコルの理解を踏まえたAPIの標準化推進、さらにRestful API※2 を用い他社間連携や都市間連携を実現するためのナレッジの提供を進めます。
この3つの要素のうち、「インタフェース仕様の標準化」を進めAPIを標準化していくことで、API提供者およびAPIを利用するサービス事業者の開発効率を向上、データ連携基盤上で立ち上げていく各サービスの品質や市民の利便性の向上、さらにそのためのオプトインデータの取得など、市民目線のより良質なサービス展開の実現に向けた具体的活動を進めていきたい考えです。

図1 APIビジネスを成功に導くために必要となる3つの要素図1 APIビジネスを成功に導くために必要となる3つの要素

  • API開発者ポータル 構築について
API提供者である各企業のAPIを具現的に表現していく場がAPIポータルになります。APIの提供者および利用者それぞれの開発者が利用するAPI開発者ポータルを、利用者目線でより高い利便性・操作性を備えたものにすることで、開発効率の向上に繋がります。この度ブリスコラが受託したAPI開発者ポータル構築は、ブリスコラの提供するBAMs Catalog for Smart Cityを活用し構築を進めます。BAMs Catalog for Smart Cityは、OSSの API 開発者ポータル「APICE」をベースに開発されており、さらに独自機能を追加し機能・性能を高めた製品です。API開発者ポータルの基本機能はAPICEが提供する機能を用い、さらにBAMs Catalog for Smart Cityの独自機能として、ガバンス強化として「API登録ワークフロー」の支援、運用の省力化となる「Git連携」、またAPIの利用推進を向上させるための「問合せフォーム」といった独自機能や「教育コンテンツ」を用いプロジェクトを迅速に進めていきたい考えです。
APICE               https://gitlab.com/compassione/apice
BAMs Catalog for Smart City      https://briscola-api.com/products/catalog/sc/

BAMs Catalog for Smart City 製品構成及び機能BAMs Catalog for Smart City 製品構成及び機能

※1 OpenAPI仕様(OAS):Open API Initiativeによって推進されているREST APIのインタフェース記述を標準化するための仕様。
※2 Restful API:REST(REpresentational State Transferの略:分散型システムにおける複数のソフトウェアを連携させるのに適した設計思想。統一インタフェース、アドレス可能性、接続性、ステートレス性の四原則からなる)に則ったAPIのこと。

【エンドースメント】
一般社団法人AiCTコンソーシアム  代表理事 兼
アクセンチュア イノベーションセンター福島 センター共同統括   海老原 城一氏

会津若松市がデジタル田園都市国家構想推進交付金(Type3)事業に採択され、会津地域でスマートシティ事業を推し進める一般社団法人AiCTコンソーシアムが実施主体として選定されました。分野間や都市間をつなぐスマートシティサービス実現にはAPI連携が不可欠です。ブリスコラのAPI連携に特化した事業モデルや豊富な実績が、地域住民データの有効かつセキュアな活用に生かされることを期待しています。AiCTコンソーシアム一丸となって、地域住民の皆様や地元企業、大学とのより密着した連携により、日々の生活で利便性の向上が感じられるスマートシティサービスを実現してまいります。
 
■   一般社団法人AiCTコンソーシアムについて
AiCTコンソーシアムは、オプトインによるデータ活用とパーソナライズによる市民中心のスマートシティ実現に向け、国内外の有力企業、会津地域の企業や団体など、約80の会員企業・団体で構成されているコンソーシアムです。2011年に会津若松市・会津大学・アクセンチュアの産学官連携で始まった、東日本大震災からの復興に向けた取り組みを端緒として、先進的なスマートシティの取り組みが進み、多数の企業が会津若松市に集積したことを受けて、2021年に設立されました。会員企業・団体は、スマートシティのデータ連携基盤となる都市OSを軸に、ヘルスケア、防災、データ利活用、ものづくり、エネルギー、教育、食・農、地域活性化、観光、行政、決済、モビリティインフラ、スマートホーム、サーキュラーエコノミー領域など、幅広い分野のスマートシティサービスを、組織の枠を超えて開発、運用しています。本コンソーシアムでは、会津地域で10年以上をかけて培われた知見、プラットフォーム、ネットワークをもとに、会津における地域DX(デジタル変革)を目指すとともに、日本のあるべきスマートシティのモデルとして全国に発信しています。
会員企業の詳細は、AiCTコンソーシアムのWebサイトをご覧ください。
https://www.aict.or.jp/company-lis

■   株式会社ブリスコラについて
株式会社ブリスコラは、デジタルテクノロジ(ビッグデータ、IoT/M2M、センサークラウド、AI等)を活用した幅広いアプリケーションやサービスを実現するために鍵となるAPIソリューションに特化した事業支援会社です。Kong製品の提供とともにAPI利活用に関わるコンサルテーションやAPIプラットフォームの構築支援についても多くの実績があります。
https://briscola-api.com/  (ブリスコラAPI事業専用サイト)
http://www.briscola.co.jp/  (企業サイト)

■   Briscola API Management Service (BAMs) について https://briscola-api.com/products/series/
BAMsは、Briscola API Management Serviceの略であり、ブリスコラが提供するAPI事業における製品・サービス・ソリューションからなる全ポートフォリオの総称です。特に世界で最も採用されているOSSのAPIゲートウェイである「Kong」を中心に、APIの設計開発から公開運用にいたるまでのフルライフサイクルAPI管理を実現した「BAMs Series」をサブスクリプションサービスとして提供しています。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。


【当製品に関するお問合わせ先】
株式会社ブリスコラ    
TEL:03-6441-2614     
https://briscola-api.com/contact/

 
 

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会社概要

株式会社ブリスコラ

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URL
https://www.briscola.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂二丁目20番5号 デニス赤坂
電話番号
03-6441-2614
代表者名
末貞慶太郎
上場
未上場
資本金
5060万円
設立
2010年06月