旅と学びの協議会研究部が「旅と学び」のアンケート調査を実施、トレンド予測を発表
~「内省旅」が全世代で支持を得る。旅×本の新しい読書体験を提供する「読書旅」も人気~
丸善雄松堂株式会社(本社:東京都中央区/代表者:代表取締役 矢野正也/以下:丸善雄松堂)は、旅と学びの協議会(事務局:ANAホールディングス株式会社)の研究部長を務めており、新たな学びの旅の醸成に取り組んでおります。
同協議会研究部の主導で、第5期となる2024年度に、全国の10代~70代の男女(計741名)を対象とする“旅と学びに関する調査”を初めて実施いたしました。本調査においては、旅行者が旅における学びをどのように捉えているか、旅から何を学んでいるかを明らかにすることや、”学びの旅“のトレンドを明らかにすることを目的として、インターネット調査を行い、旅行者がこれまでの旅から学んだ経験や、旅における学びへ期待することなどから、学びの旅のトレンドを探り、その結果を公表しました。
■調査概要
【調査目的】
・旅行者が旅における学びをどのように捉えているか、旅で何を学んでいるかを明らかにすること
・学びの旅のトレンドを明らかにすること
【調査方法】
・インターネット調査(スクリーニング調査+本調査)
【本調査の対象者条件】
年齢:15~79歳
居住地:全国(海外居住者を除く)
旅行経験:過去2年間に国内or海外で1回以上の旅行経験あり
【サンプルサイズ】
スクリーニング調査: 1769s
本調査: 741s ※ウェイトバック前
【調査ボリューム】
スクリーニング調査: 5問
本調査: 20問
【集計方法】
本調査回答者を性年代別にウェイトバック補正。
※人口構成の元値は2020年度(令和2年度)実施の国勢調査データをベースに、
人口動態などを加味して2024年度版として、独自推計した値
【実施期間】
2024年12月4日(水)~12月9日(月)
■調査結果
対象者全員の回答のうち、4分の3が「旅でしか学べないことがある」と回答。さらに、過半数が「旅から学びたい」と、旅における学びに意欲的な回答を得ることができました。
調査の中では、どのような“学びの旅”に行きたいと考えているかを尋ねる質問を用意し、内省する旅やあえて計画を立てない旅など11の選択肢の中から、「地域の景観や空間を味わいながらゆっくり読書する旅」が、4番目に行きたい旅として選ばれました。年代別に見ると、20代が2番目、10代と40~60代が3番目に選んでおり、関心の高さが伺えます。なお、全世代において「ゆっくり過ごし、リラックスしながら自らと向き合い内省する旅」が圧倒的な支持を得ました。
最後に、本調査結果から読み取れる旅行者の志向をもとに、7つの”学びの旅”のトレンド予測を発表しました。
“学びの旅”トレンド一覧
1. 10・20代向け「初めての海外」や「遠い場所」など、未知の地域への旅
2. 地域の魅力をともに学び、記録と記憶に残る、親子の学び旅
3. 非日常の中でリラックスしながら、自らを見直し高める旅
4. あえて計画を立てずに出発!計画的無計画な旅
5. 日本や世界の魅力的な場所で、ゆっくり読書に浸る旅
6. 推しをきっかけに、楽しみながら、深く学ぶ旅
7. 短期間で、真にタイパが良い旅
調査結果の詳細は旅と学びの協議会による「[旅と学びの協議会]旅と学びに関する調査を実施し、“学びの旅”に関する7つのトレンドを予測 !」をご覧ください:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000088508.html

■おわりに
丸善雄松堂は、2024年にANAホールディングス株式会社との共同で「本と旅」プロジェクトを立上げ、これまでにあまり例のない、「本」と「読書」を中心に据えた新しい旅の企画を推進しています。プロジェクトでは、丸善雄松堂の「本」に関する専門性と、ANAホールディングスの「旅」に関する専門知を掛け合わせ、本が好きな人がともに旅し、地域の景色や本のある美しい空間、非日常を楽しみながら、読書に没頭する、新しい読書体験をご提案します。
この度の調査結果をもとに、当プロジェクトでは、今後も国内外での「本と旅」の企画をより良いものにするため、取り組んで参ります。
参考情報
● 丸善雄松堂について https://yushodo.maruzen.co.jp/
丸善雄松堂は、大学をはじめとする全国の教育・研究機関への学術資料の提供や学習空間・商空間のプロデュース、図書館など教育機関・文化施設の運営支援等の事業を通じ、150年以上にわたり、日本の教育・科学・文化の発展に貢献してきました。現在、こうした知見をもとに、地域や社会に広がる「まなびのつながり」を育み、人びとの持続的なまなびを促進する環境づくりを支援しています。
※2016年2月に丸善㈱(1869年1月創業)と(株)雄松堂書店は経営統合し、丸善雄松堂㈱になりました。
問い合わせ先
● 本件に関する問い合わせ
アカデミック・プロセス・ソリューション事業部
Mail : aps_bpd_contact@maruzen.co.jp
● 丸善雄松堂株式会社に関する問い合わせ
総務統制部 広報担当
Mail : ml-mycc@maruzen.co.jp
TEL : 03-6367-6006
FAX : 03-6367-6153
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