ラオス中央銀行とソラミツ、CBDC実証実験開始
ラオス中央銀行決済機構局とソラミツ株式会社(代表取締役社長:宮沢和正、本社:東京都渋谷区、以下ソラミツ)は、2023年2月6日にCBDC (Central Bank Digital Currency)の実証実験(PoC)を開始するための覚書(MOU)を締結しました。
ラオス中央銀行は、ソラミツが開発したシステムを使用して、2月7日からビエンチャン市内での店舗での支払いなどのCBDC実証実験を開始します。
ラオス中央銀行は、今回の実証実験の結果に基づき、CBDCの正式運用開始に向けてさらに研究を進めていきます。
ラオス中央銀行は、ソラミツが開発したシステムを使用して、2月7日からビエンチャン市内での店舗での支払いなどのCBDC実証実験を開始します。
ラオス中央銀行は、今回の実証実験の結果に基づき、CBDCの正式運用開始に向けてさらに研究を進めていきます。
ソラミツは、ラオスにおいて2021年12月から1年間、独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」)が開始したプロジェクトの下、ブロックチェーン・ベースの最先端の決済インフラに関する実現可能性調査を実施しました。その後、ラオス中央銀行とソラミツは共同でCBDCの研究を継続し、CBDC実証実験開始の合意に至りました。
CBDC実証実験のプロジェクト名は「DLAK」(Digital Lao Kip:デジタルラオスキープ)です。
2月6日の契約締結記念式典では、ラオス中央銀行とソラミツが実証実験開始に向けた覚書に署名し、ワッタナ・ダラロイ ラオス中央銀行副総裁、在ラオス日本国大使、経済産業省、 JICA、ソラミツの代表からのスピーチやCBDCを実際にビエンチャン市内の店舗で使っているシーンなどのビデオ放映が行われました。
2月7日からは、ラオス中央銀行、在ラオス日本大使館、JICAの関係者がラオスの首都ビエンチャン市内の店舗でのCBDC実証実験に参加する予定です。 今回の実証実験には、2020年10月からカンボジアでの正式運用を開始し、以降2年以上に渡り順調に稼働し実績のある「バコン」システムをベースに、ラオス向けに修正したシステムをソラミツが提供しています。
CBDC実証実験の運用の流れは、下図のように、ラオス中央銀行がCBDCを生成し、仮設の商業銀行に発行します。 その後、その商業銀行はCBDCを個人に送信し、個人がCDBCを使用して店舗で支払うことができます。店舗はCBDCを別の仮設の商業銀行に送金します。 最後に、ラオス中央銀行がその商業銀行からCBDCを回収します。
CBDC実証実験「DLAK」の運用の流れ
今回の実証実験から得られた結果は、CBDCの要件をさらに改善する為に活用され、ラオスの金融情勢の課題に対する最適な解決策を得るために使用されます。
さらに、実証実験の結果は、ラオス中央銀行によるラオスでのCBDC正式運用開始に向けての検討に活用されます。
ラオス中央銀行によるCBDCの実施の目的は次のとおりです。
1) 銀行口座にアクセスできない人々にデジタル金融サービスを提供するために、より広範な国民への金融包摂の提供。
2) 近隣諸国などの移民先からの国際送金の送金時間と送金コストの削減。
3) CBDCにより、他国に依存しない通貨を通じての経済安全保障を確保するなど、決済システムの高度化を促進。
CBDC実証実験アプリケーションの画面
ビエンチャン市内の店舗でのCBDC実証実験の様子
ソラミツは、経済産業省の「令和4年度 質の高いインフラ及びエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業」に採択され、内閣官房や外務省などの支援のもと、ラオス、フィジー、ベトナム、フィリピンなどでのCBDCに関する基礎調査を進めてまいりました。また、内閣官房のフィジー、トンガ、バヌアツ、ソロモン諸島などの太平洋島嶼国における金融システム調査事業にも参加しました。 ソラミツはASEAN諸国や太平洋島嶼国におけるブロックチェーン・ベースのCBDCを活用した決済システムの高度化に貢献することを目的としています。
■ ラオス中央銀行について
ラオス中央銀行(正式名称:ラオス人民民主共和国銀行)は、政府機構の構成要素である省に相当する国家機関です。
ラオス中央銀行は、国家の社会経済発展を支援するために、通貨管理、金融機関の監督、支払いシステムの効率的な開発において、ラオス政府の事務局としての役割を果たしています。
ウェブサイト: www.bol.gov.la
■ ソラミツ株式会社について
ソラミツは、ブロックチェーンの技術開発、デジタル資産管理、アイデンティティ、トレーサビリティなどに関するソリューションを提供する専門知識を持つ日本のフィンテック企業です。ブロックチェーン技術を活用し産業にイノベーションを起こし社会課題を解決する事をミッションとしています。
ソラミツは、民間及び公共部門におけるデジタル資産管理、アイデンテティ、トレーサビリティに最適な、オープンソースのコンソーシアム型ブロックチェーン・プラットフォーム「ハイパーレジャーいろは」の主要な開発貢献者です。The Linux FoundationのHyperledger Projectの一部となっている「ハイパーレジャーいろは」ブロックチェーンの柔軟なアクセス許可システムは、スケーラブルで高性能です。 そのアーキテクチャは、トラフィックの多いマルチステークホルダー環境でのデジタル資産管理、アイデンテティ、トレーサビリティなどに適しています。
ソラミツは、これまでにブロックチェーン技術を活用し、カンボジア国立銀行のデジタル通貨システム、福島県会津若松市の会津大学内の学内通貨システム、インドネシアBCA銀行の本人確認システムのプロトタイプなどを開発してまいりました。また、いくつかの主要な日本の企業とともに実証実験を実施しており、SORA 暗号資産エコシステム、 ポルカスワップDEX(分散型交換所)、DeFi(分散型金融)フィアレス・ウォレットなどのオープンソース・プロジェクトに積極的に貢献しています。
ソラミツは、これらの経験に基づいて最先端のテクノロジーをグローバル・レベルに展開し、金融包摂と人々の健康維持を促進し、経済の非効率性を緩和し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献することを目指しています。
ウェブサイト: https://soramitsu.co.jp
CBDC実証実験のプロジェクト名は「DLAK」(Digital Lao Kip:デジタルラオスキープ)です。
2月6日の契約締結記念式典では、ラオス中央銀行とソラミツが実証実験開始に向けた覚書に署名し、ワッタナ・ダラロイ ラオス中央銀行副総裁、在ラオス日本国大使、経済産業省、 JICA、ソラミツの代表からのスピーチやCBDCを実際にビエンチャン市内の店舗で使っているシーンなどのビデオ放映が行われました。
2月7日からは、ラオス中央銀行、在ラオス日本大使館、JICAの関係者がラオスの首都ビエンチャン市内の店舗でのCBDC実証実験に参加する予定です。 今回の実証実験には、2020年10月からカンボジアでの正式運用を開始し、以降2年以上に渡り順調に稼働し実績のある「バコン」システムをベースに、ラオス向けに修正したシステムをソラミツが提供しています。
CBDC実証実験の運用の流れは、下図のように、ラオス中央銀行がCBDCを生成し、仮設の商業銀行に発行します。 その後、その商業銀行はCBDCを個人に送信し、個人がCDBCを使用して店舗で支払うことができます。店舗はCBDCを別の仮設の商業銀行に送金します。 最後に、ラオス中央銀行がその商業銀行からCBDCを回収します。
CBDC実証実験「DLAK」の運用の流れ
今回の実証実験から得られた結果は、CBDCの要件をさらに改善する為に活用され、ラオスの金融情勢の課題に対する最適な解決策を得るために使用されます。
さらに、実証実験の結果は、ラオス中央銀行によるラオスでのCBDC正式運用開始に向けての検討に活用されます。
ラオス中央銀行によるCBDCの実施の目的は次のとおりです。
1) 銀行口座にアクセスできない人々にデジタル金融サービスを提供するために、より広範な国民への金融包摂の提供。
2) 近隣諸国などの移民先からの国際送金の送金時間と送金コストの削減。
3) CBDCにより、他国に依存しない通貨を通じての経済安全保障を確保するなど、決済システムの高度化を促進。
CBDC実証実験アプリケーションの画面
ビエンチャン市内の店舗でのCBDC実証実験の様子
ソラミツは、経済産業省の「令和4年度 質の高いインフラ及びエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業」に採択され、内閣官房や外務省などの支援のもと、ラオス、フィジー、ベトナム、フィリピンなどでのCBDCに関する基礎調査を進めてまいりました。また、内閣官房のフィジー、トンガ、バヌアツ、ソロモン諸島などの太平洋島嶼国における金融システム調査事業にも参加しました。 ソラミツはASEAN諸国や太平洋島嶼国におけるブロックチェーン・ベースのCBDCを活用した決済システムの高度化に貢献することを目的としています。
■ ラオス中央銀行について
ラオス中央銀行(正式名称:ラオス人民民主共和国銀行)は、政府機構の構成要素である省に相当する国家機関です。
ラオス中央銀行は、国家の社会経済発展を支援するために、通貨管理、金融機関の監督、支払いシステムの効率的な開発において、ラオス政府の事務局としての役割を果たしています。
ウェブサイト: www.bol.gov.la
■ ソラミツ株式会社について
ソラミツは、ブロックチェーンの技術開発、デジタル資産管理、アイデンティティ、トレーサビリティなどに関するソリューションを提供する専門知識を持つ日本のフィンテック企業です。ブロックチェーン技術を活用し産業にイノベーションを起こし社会課題を解決する事をミッションとしています。
ソラミツは、民間及び公共部門におけるデジタル資産管理、アイデンテティ、トレーサビリティに最適な、オープンソースのコンソーシアム型ブロックチェーン・プラットフォーム「ハイパーレジャーいろは」の主要な開発貢献者です。The Linux FoundationのHyperledger Projectの一部となっている「ハイパーレジャーいろは」ブロックチェーンの柔軟なアクセス許可システムは、スケーラブルで高性能です。 そのアーキテクチャは、トラフィックの多いマルチステークホルダー環境でのデジタル資産管理、アイデンテティ、トレーサビリティなどに適しています。
ソラミツは、これまでにブロックチェーン技術を活用し、カンボジア国立銀行のデジタル通貨システム、福島県会津若松市の会津大学内の学内通貨システム、インドネシアBCA銀行の本人確認システムのプロトタイプなどを開発してまいりました。また、いくつかの主要な日本の企業とともに実証実験を実施しており、SORA 暗号資産エコシステム、 ポルカスワップDEX(分散型交換所)、DeFi(分散型金融)フィアレス・ウォレットなどのオープンソース・プロジェクトに積極的に貢献しています。
ソラミツは、これらの経験に基づいて最先端のテクノロジーをグローバル・レベルに展開し、金融包摂と人々の健康維持を促進し、経済の非効率性を緩和し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献することを目指しています。
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