【速報】日本初開催、ボッシュCDRカンファレンス2018!自動運転時代を前に変わりゆく業界の“今”
オートアライアンス/メディアラボが現地レポートの一部を一般公開。
自動運転時代の到来によって大きく変わり始めた業界の未来像とは?次世代モビリティ社会実現のカギとなるEDRデータの活用にあたって、業界を牽引しているボッシュのカンファレンスの模様を、オートアライアンス/メディアラボが。
コネクティビティやAIなどデジタル化による待ったなしの変革が訪れるモビリティ産業において、2017年、過去最大となる売上高10兆5千億円を達成するなど、世界No.1自動車部品サプライヤーとして業界を牽引しているボッシュ株式会社(以下、ボッシュ)は、2018年10月10日、東京都渋谷区の本社で日本で初となる「BOSCH CDR ステークホルダー カンファレンス イン ジャパン 2018」を開催した。
クラッシュデータ・リトリーバル(以下、CDR)とは、ボッシュが2013年のフランクフルト・モーターショーにおいて成長を支える三本の柱として発表した「自動化、ネットワーク化、電動化」の自動化におけるメイン事業の一つで、イベントデータレコーダー(以下、EDR)からデータを取り出すためのツールとしては世界No.1のシェアを誇る。
トヨタ社がEDR取得のための内製ツールとして開発していたROT(Toyota Read Out Tool)からボッシュ製のCDRへの移管を2011年6月に決定し今では全世界をCDRで対応しているなど、カーメーカーからも高い信頼を得ている。現在、17社(日系5社、さらに2社が導入予定)、52ブランドに対応しており、EDRデータ取得の標準機とも言われている。
当カンファレンスには、CDR創成期から開発に携わっているボッシュ グローバルCDRプロダクトマネージャーのビル・ローズ氏やボッシュ・ジャパンのCDR第一人者 里廉太郎氏が登壇した他、CDRの運用関係者である、科警研、警視庁、トヨタ自動車をはじめとする各自動車メーカー、事故調査会社の技術者、損保会社、弁護士など、100名を超える参加となり、自動運転社会の実現に向け、CDR普及に対する関心の高さがうかがえた。
《記事写真:HIROSHI KINOSHITA - AUTO ALLIANCE》
「自動運転時代を前に変わりゆく業界の”今”」をテーマに、CDRに関連する情報を連載にて配信。
【速報】日本で初、ボッシュCDRカンファレンス2018が開催!
http://autoalliance.jp/update/1610/
【図解】 対応迫られる自動車整備業界
http://autoalliance.jp/update/1566/
2018年10月4日、ソフトバンクとトヨタによる新会社「モネ テクノロジーズ」設立という衝撃的な記者会見の会場で豊田社長は、今自動車業界が100年に1度の大変革期を迎えていることを強調し、トヨタも自動車メーカーからサービスを提供するモビリティ・カンパニーへ生まれ変わることを宣言した。
豊田社長が変革を急ぐ背景には、CASE(コネクティド:通信、オートノマス:自動運転、シェアリング:共有、エレクトリック:電動化)という技術革新の波が押し寄せていることと、移動手段をサービスとして展開するMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)企業の台頭という二つの大きな潮流がある。
かつて、PC産業の収益がハードウェアからソフトウェアのサービスに移っていったことと同様に、自動車そのものは交通機関という社会システムの中のサービスの一部品としてシェアされる時代が訪れるとも言われており、世界のライドシェア市場の9割を握り、一日の乗車回数が4,500万回にも達しているUBER、DiDi、Grab、OLAのグローバルライドシェア四社の筆頭株主になっているソフトバンクへのトヨタからの声かけによる新会社設立という事実は、時代の変化を如実に...
【特集】トヨタも採用、EDRデータ取得の標準機とも言われるボッシュCDRツールとは?
http://autoalliance.jp/update/1804/
CDR関連情報
◆ボッシュのクラッシュデータリトリーバル(CDR)一般向けセミナー in にしにほんツールショー◆
◆10月に開催される一般向けCDRセミナー◆
スピーカー:CDRジャパン株式会社 ブリッジ代表 藤田 隆之 氏
会場:グランメッセ熊本(くまもとツールショー2018:オートアライアンス主催)
セミナーのご予約・お問い合わせは下記より。
http://autoalliance.jp/update/1453/
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