高島株式会社の資本提携先である株式会社DGキャピタルグループのデジタルグリッドルーターが九州電力送配電株式会社の系統連系適用認証を取得
高島株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:高島 幸一、以下「当社」)の資本提携先である株式会社DGキャピタルグループ(本社:愛知県名古屋市中村区、代表取締役兼CEO:阿部力也、代表取締役兼COO:新海優、以下「DGCG社」)が、慣性力を提供するグリッドフォーミングインバータの一種であるデジタルグリッドルーター*¹(以下、「DGR」)についての系統連系試験結果を九州電力送配電株式会社へ提出し、2025年3月に系統連系適用認証を取得しました。2025年7月にDGR 16台(計320kW)を鹿児島県沖永良部島に系統連系予定であり、これは国内初のグリッドフォーミングインバータの商用連系となります。
【ゼロカーボンアイランドおきのえらぶに関する当社取り組み】
環境省が支援する脱炭素先行地域のひとつである鹿児島県沖永良部島にて、九州電力送配電株式会社が運用している既存配電網を活用した地域マイクログリッド*²を構築し、再生可能エネルギーの地産地消と地域のレジリエンス向上に向けた取り組みを、当社及びDGCG社の子会社である株式会社えらぶゆり電力(代表取締役社長:新海 優)が地元自治体と連携して推進中です。DGCG社が総務省の地域活性化企業人の制度を活用し、再生可能エネルギーに関する知見を有する人材を沖永良部島へ派遣することで、地域のニーズを踏まえたゼロカーボンアイランドおきのえらぶの実現を目指しています。
地域マイクログリッドの要となるDGRは、令和9年度までにDGR計71台(計1,420kW)を段階的に導入予定で、当社とDGCG社が合弁で設立した株式会社DG Takashima(代表取締役副社長:南 貴之)にて製造し、当社が販売窓口として拡販してまいります。当社は、今後、脱炭素化社会の形成に寄与するためにも、この沖永良部島の地域マイクログリッド構築による脱炭素化モデルを日本国内並びに世界へむけて横展開をしていく所存です。
【鹿児島県大島郡知名町長 今井力夫氏コメント】
沖永良部島では、主⼒電源である⽕⼒発電所の出⼒調整制約により、豊富な再⽣可能エネルギーのポテンシャルを⼗分に活⽤できませんでした。このたび、デジタルグリッドルーター(DGR)が九州電⼒送配電株式会社の認証を取得し、世界で初めて沖永良部島に導⼊されることで、この課題を克服し、再⽣可能エネルギーの⼤量導⼊が可能になります。世界に先駆けた離島のエネルギーモデルとして、⼤きな期待を寄せています。

*¹ デジタルグリッドルーター(DGR)とは、慣性力を有した電圧同期型電力変換技術(Grid Forming)多数台統合型自律分散制御技術のインバータのことです。
*² 地域マイクログリッドとは、大規模な発電所に頼らず、地域の発電施設を有効活用し、エネルギーの自給自足を目指すエネルギーネットワークのことです。
当社は引き続き、「事業を通じて社会に貢献する」という企業使命のもと、再生可能エネルギー関連商材の拡販により、2050 年カーボンニュートラル社会の実現に向けて、更なる持続的成長を目指してまいります。

【本件に関する過去のリリース】
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
<高島株式会社>
IR・総務ユニット
電話: 03-5217-7248
メールアドレス: ir@ta.tak.co.jp
FAX: 03-5217-7601
<株式会社DGキャピタルグループ>
経営企画室(担当:執行役員CSO 藤井正輝)
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