摂南大学理工学部住環境デザイン学科が店舗デザインに協力 JA北河内新店舗の新築移転工事開始
摂南大学(大阪府寝屋川市、学長:荻田喜代一)理工学部住環境デザイン学科の岩田三千子教授と研究室の学生7人が店舗デザインに協力した、JA北河内二島支店(大阪府門真市)の新築移転工事が、2020年5月からスタートしました。
同学科では、建築学における「環境工学」分野と「計画・設計デザイン」分野の両面からの探究を中心とする教育プログラムを実践しています。「ECO技術×空間デザイン+IT」をテーマに、緑・光・水・熱・風などの自然の力を借りて豊かな「住環境」を創造するための技術と考え方を学びます。
今回、2018年から包括連携協定を結んでいるJA北河内より、新築移転工事が予定されている同支店の店舗デザインについて協力依頼がありました。それを受け、色彩工学や照明工学、ユニバーサルデザインなどを専門とする岩田教授と研究室の学生7人が、新店舗デザイン案を考えるプロジェクトを2019年7月より開始しました。
同支店は「花屋の中に金融機能を持つ支店」をコンセプトに、花の販売店舗と金融店舗を併設するJAの先進的な店舗として位置付けられています。本学プロジェクトメンバーはそのコンセプトを踏まえ、広く地域の方に来ていただける、‟カフェを持つ花屋さんを併設した親しみのあるJA店舗“を目指しました。その実現のために、店舗外観の色彩・色調、花の販売店舗と金融店舗との一体感のあるつながり、内装デザイン、照明や家具の選択・配置など、多岐にわたる提案を行いました。
本プロジェクトについて、岩田教授は、「デザイン提案をするとともに、できるだけ関係者の方に楽しく共同参加していただけるよう、学生が作った模型を使うなどの配慮を行いながら説明しました」と振り返ります。また、プロジェクトに参加した社会開発工学専攻博士前期課程1年(当時同学科4年)の山口浩太郎さんは、「利用者の目線に立って研究室内で意見を交わし考えた提案が、実際の建造物に取り入れられ、とてもうれしいです」と喜びを語りました。
摂南大学がデザイン提案をして新しくなるJA北河内二島支店は、今年12月の完成を目指し、2021年2月から営業開始の予定です。
■摂南大学理工学部住環境デザイン学科 岩田三千子教授
〈経歴〉
平成18年6月 照明学会関西支部賞受賞
平成19年11月 守口市表彰
平成22年3月 摂南大学工学部特別功労賞受賞
平成22年9月 平成22年度照明学会論文賞受賞
平成23年9月 第4回日中韓ライティングカンファレンス栄誉功績賞受賞発表
平成23年11月 全国建築審査会協議会表彰
平成30年4月 日本建築学会賞(論文)受賞
〈研究分野〉
建築環境工学/照明工学/色彩工学/環境心理生理学/ユニバーサルデザイン
【摂南大学 とは】 摂南大学は、学校法人 常翔学園が設置する大学で1975年に設立。 学長 :荻田喜代一 設立年度 :1975年 キャンパス :寝屋川キャンパス(大阪府寝屋川市池田中町17-8) 枚方キャンパス(大阪府枚方市長尾峠町45-1) 学部(学科) :法学部(法律学科)、外国語学部(外国語学科)、経済学部(経済学科)、 経営学部(経営学科・経営情報学科)、 理工学部(生命科学科・住環境デザイン学科・建築学科・都市環境工学科、 機械工学科・電気電子工学科)、薬学部(薬学科)、看護学部(看護学科)、 農学部[2020年4月開設] (農業生産学科、応用生物科学科、食品栄養学科、食農ビジネス学科) 学生数 :8,448人(2020年5月現在) |
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