「給与即時アクセス」サービスを提供する株式会社ADVASA、米国IPwe Inc.と資本業務提携
労働者及び雇用者双方の課題を解決し、ウェルビーイング向上を実現する「給与即時アクセス(Earned Wage Access - EWA)」サービスのグローバル展開を加速
株式会社ADVASA(アドバサ、本店:東京都港区、代表取締役:小杉 朝光、以下「ADVASA」)は、IPwe Inc.(アイピーウィー、本社:デラウェア州、CEO:Erich Spangenberg、以下「IPwe」)が持つ強力なグローバル知的財産プラットフォームおよび世界各国での企業の特許マネタイズの豊富な知識・経験を活用して、「給与即時アクセス」サービスのグローバル展開を加速するため、IPweと資本業務提携を締結しました。
■資本業務提携の背景
IPweのSmart Intangible Asset Management(スマートな無形資産管理)プラットフォームは、ビジネスリーダーが知的財産ポートフォリオに関する理解しやすい財務指標にアクセスできるようにするために、ブロックチェーン技術と人工知能をベースに構築されたB2B SaaSプラットフォームであり、同プラットフォームは、ADVASAを「給与即時アクセス」技術におけるリーディングイノベーターであると特定しました。
ADVASAの保有する特許ポートフォリオは、従業員が給料日を選択し、最短で即日支払いを受けることができる給与即時アクセス(「On-Demand Pay」または「Earned Wage Access(EWA)」と呼ばれる)の重要な構成要素となっています。
EWAは、すでに世界的に成功している新興技術であり、2021年における米国のEWA市場規模は120億ドルと評価されています。
IPweのAIプラットフォームと特許マネタイゼーションの専門家がADVASAのポートフォリオを分析し、そこにある未知の企業価値の源泉、バリュードライバーを特定することに成功した後、両社はADVASAのビジネスをEWA市場全体でグローバルに拡大するため、資本業務提携を結びました。
IPweとの提携により、ADVASAは給与即時アクセスに関する特許ポートフォリオを迅速かつ低コストで取引することができ、世界中の企業がEWAシステムを効率的に構築することを可能にします。
ADVASAとIPweは、今後はEWAが給与受取り方法のスタンダードとなり、各勤務日やシフトの終わりに銀行口座、カード、電子ウォレットへ流れるように賃金が支払われ、従業員の負担を大幅に軽減するとともに、雇用者は厳しい市場において優れた人材をより多く引き付けることができ、雇用者、従業員、社会全体にとって良い循環が生まれることを確信しています。
また、EWA経済圏でフィアット通貨の流通に成功したADVASAは、暗号通貨を用いた価値移転手段の構築にも取り組んでいます。世界がWeb3時代に入り、暗号通貨が世界の金融インフラとつながり始めた今、EWAにおける暗号通貨とのつながりは社会的な意義があります。従って、ADVASAはIPweの知財分野におけるイノベーションの中核をなす、信頼と実績のあるCasperブロックチェーン技術とノウハウを活用したトークンを生成する予定です。IPweとのシナジー効果により、ADVASAが創業以来目指してきたファイナンシャル・インクルージョン、金融包摂の実現を大きく加速させることができると考えています。
■両社からのコメント
IPwe Inc. CEO Erich Spangenberg
ADVASAとのパートナーシップを発表できることを嬉しく思います。私たちは、当社のSmart Intangible Asset Managementプラットフォームを活用してADVASAのポートフォリオを分析し、ADVASAのグローバルなビジネス目標を拡大するための成長分野を特定しました。 ADVASAは日本市場においてIPweの強力なプラットフォームを採用したアーリーアダプターであり、私たちはADVASAの特許ポートフォリオをより良く管理するためのより良い洞察、指標、推奨を提供ができることを誇りに思います。今後数ヶ月のうちに、日本におけるさらなるパートナーシップの発表ができることを楽しみにしています。
株式会社ADVASA 代表取締役社長 小杉朝光
IPweは世界中の政府・学術機関、エンタープライズ企業と連携して知財分野におけるイノベーションを牽引し、世界の特許エコシステムのプラットフォームを構築しており、これまでADVASAが開発してきた「給与即時アクセス」ソリューションと、保有している特許ポートフォリオを世界に展開するためのベストパートナーです。「給与即時アクセス」が諸外国で急成長を続けている理由は明確となっており、給与の受取方法に対してパラダイムシフトが始まっています。日本においてもデジタル給与の解禁が2023年度に予定されており、給与の受取方法に変化が訪れるという気運が高まる中、ADVASAはIPweと共に世界中の労働者と雇用主、ひいては社会にとって良い効果を生み出すEWAソリューションを通じて、持続可能な社会創りに貢献できることを嬉しく思います。
■IPwe Inc. CEO Erich Spangenberg 氏について
同氏はブロックチェーンに対応したIP取引のプラットフォームであるIPweのCEOです。IPweは、知的財産の複雑性をAIおよびブロックチェーンと組み合わせることで、イノベーションの場に、より良い情報とより高い透明性をもたらします。同氏は、世界のトップ50のIPストラテジストの1人として定期的に認識されており、人々の考え方を変え、特許を利用して新興技術のイノベーションに拍車をかけたと評価されています。同氏とIPweのチームは、イノベーションのエコシステム全体の利益のために透明性を高め、コストを下げ、リターンを強化することで、雇用創出、ベンチャーの立ち上げ、問題解決などで測定するイノベーションROIの向上に尽力しています。
■IPwe Inc. President Leann Pinto 氏について
同氏は特許収益化のエキスパートで、IBM在職中は、IBMの特許ビジネスグループの最高意思決定者として、個人的に1億5000万ドル以上の収益を上げ、直近では特許ライセンシングのディレクターとして活躍していました。特許と収益化の経験は製薬業界から始まり、ジェネリック医薬品とブランド医薬品の両方の代理人を務め、特許訴訟では多数の国際的なブランド医薬品会社で顕著な勝利を収めました。薬学の学士号を取得後、法学博士号を取得。IBM以前は、新興の製薬会社で事業開発および規制関連業務の管理職を務めていました。IPweの社長として、会社の運営と新しい企業パートナーシップの構築を監督しています。
■IPwe
2018年に設立されたIPweは、Smart Intangible Asset Management(スマートな無形資産管理)を軸に人工知能とブロックチェーン技術の力を活用したグローバルプラットフォームです。IPweは、明確で検証可能な指標で透明性を高め、コストを下げ、価値とリターンを強化することで、従来の知財市場を拡大しています。IPweを通じて、スタートアップから大企業まで、ビジネスや財務の幹部から知財の専門家まで、誰もがビジネス、技術、法律、財務のレベルで協力し、効率、価値、機会、イノベーションを高め、無形資産をよりよく管理できるようになります。Innovation matters. Manage it better. IPwe.
報道関係お問い合わせ先: Mia Mixan
Eメール: mia@ipwe.com
ウェブサイト: https://ipwe.com/
■ADVASA
FintechベンチャーのADVASAは、従業員がいつでも働いた分の給与に即時アクセスすることができ、銀行口座は勿論、キャッシュレスであらゆるウォレットでの受取、決済まで一気通貫で提供し、様々な金融サービスのプラットフォームとなる福利厚生ペイメントサービス「FUKUPE(フクペ)」を展開しています。また、金融機関等へのOEM提供や、立替型給与即時アクセスに関する特許のライセンス許諾など、パートナーシップ戦略も展開しています。
グローバル市場においては、ブロックチェーン技術を活用したトークンエコノミクスを形成し、従来の給与受取手段や労働者へのインセンティブとして暗号通貨を取り入れたインフラ構築を進めています。この新しい仕組みによって生み出される便益を社会全体に還元することで、誰一人として取り残されない金融包摂の実現に向けたプラットフォームの開発をしています。
会社名:株式会社ADVASA
代表者:代表取締役 小杉 朝光
所在地:東京都港区元赤坂1-2-7 赤坂Kタワー4階
設 立:2017年4月
資本金:10億50,000,022円(資本準備金含む)
事業内容:
・労働者への資金提供システムの開発・OEM提供
・Fintech、AI、ブロックチェーン等のシステム開発
URL:https://www.advasa.co.jp
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