低価格で便利な宇宙輸送サービス目指すインターステラテクノロジズの超小型人工衛星用ロケットZERO、打上げ対応の新射場が着工
北海道大樹町が整備する宇宙港「北海道スペースポート」内に
インターステラテクノロジズ株式会社(本社:北海道広尾郡⼤樹町、代表取締役社⻑:稲川貴⼤、以下インターステラテクノロジズ)は、初号機打上げを目指して開発を進めている超小型人工衛星用ロケット「ZERO」(以下ZERO)打上げに対応した新射場「Launch Complex-1(LC-1)」が、北海道大樹町の宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」内で着工しましたので、お知らせいたします。インターステラテクノロジズは、ロシアのウクライナ侵攻で世界的に宇宙輸送能力が落ち込む中、日本国内に自律的な宇宙輸送サービスを構築することを目指しています。低価格で便利な宇宙輸送サービスを通じ、宇宙利用を加速させ、地球の課題解決に貢献してまいります。
- 需要急拡大の一方、世界的に落ち込む宇宙輸送能力
- 工場近接の新射場、世界有数の好立地
- 新射場「Launch Complex-1(LC-1)」 概要
敷地面積:約26,800平方メートル
整備主体:北海道大樹町
建設事業者:日本工営株式会社、株式会社黒川紀章建築都市設計事務所、清水建設株式会社、宮坂建設工業株式会社による特定建設工事共同企業体
- 低価格で便利な、選ばれるロケットZERO
ZEROはインターステラテクノロジズが、観測ロケット「MOMO」に続くロケットとして開発を本格化させている、超小型人工衛星を宇宙空間(地球周回軌道上)に運ぶための小型ロケット(長さ25m、直径1.7m、総重量33t)です。小型ロケットは、衛星の小型化が進む中、大型衛星との相乗りとなる中~大型ロケットよりも、小型衛星が目的とする軌道に直接運べたり、打上げ時期やミッションへの自由度が高い点が特徴です。ZEROは、国内既存の人工衛星打上げロケットの価格が40~150億円であるのに対し、1機あたり6億円以下という圧倒的な低価格化を目指しています。一般的には複雑で高額となるエンジンシステムを独自設計するなどコア技術を自社で開発しているほか、設計から製造、試験・評価、打上げ運用までを自社で一気通貫させた国内唯一の開発体制、アビオニクス(電子装置)への民生品活用などにより、低価格で国際競争力のあるロケットを開発しています。
- インターステラテクノロジズ株式会社 会社概要
インターステラテクノロジズは、宇宙への圧倒的に低価格で便利な宇宙へのインフラを構築し、誰もが宇宙に手が届く未来の実現を目指すスタートアップ企業です。北海道大樹町に本社を置き、東京支社と福島支社、室蘭技術研究所(室蘭工業大学内)の4拠点で開発を進めています。観測ロケットMOMOは国内民間企業単独として初めて且つ唯一となる宇宙空間到達を達成、次世代機となる超小型人工衛星打上げロケットZEROの開発を本格化させています。人工衛星開発の100%子会社Our Starsも設立し、国内初のロケット×人工衛星の垂直統合サービスを目指しています。
所在地 : 北海道広尾郡大樹町字芽武149番地7
代表者 : 代表取締役社長 稲川 貴大
事業内容 : ロケットの開発・製造・打上げサービス
http://www.istellartech.com/
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